「無人駅で君を待っている」終演

キミに贈る朗読会
「無人駅で君を待っている」

全公演無事に終演しました。
ご来場頂いた方
配信で観てくれた方
陰ながら応援してくれた方

ありがとうございました。

今回は、キミに贈る朗読会シリーズの初めてのシリーズでした。
原作者であるいぬじゅんさんにも観ていただけて大変光栄でした。素敵な作品を朗読劇にさせてくださり、ありがとうございました。(きっと見てらっしゃらないかと思うけど、想いは届くという信念で)

原作に出てくる無人駅の「寸座駅」は、実在する駅で、お話しをいただいた時に「必ず一度は現地の空気を感じに行こう」と決め、一人でこっそり伺いました。




(現地は曇りでした)



実際にあの“たまるベンチ”に腰掛けて
「きっといぬじゅんさんはこの景色を眺めながらこの素敵な作品を創られたのだろうな」と考えを巡らせたりしました。

またやりたいですし、
いつか静岡で上演したい!そう思える作品になりました。(キャストからも声が上がってました!)

そんな素敵な作品になったのも、原作のパワーは元よりキャスト全員の力であることは間違いないな!と思えた5日間(稽古3日、本番2日)でした。


堀江一眞さん
何度もご一緒させていただいている堀江さん。
今回も最高でした。
冒頭とラストは堀江さんに引き締めてもらいたい!という想いで今回の構成にしました。冒頭にBGM入れないのはアカペラで始まるカッコいいライブのようなイメージでした。小さなこだわり。

笹翼くん
3度目の笹くんはまだまだ進化していました。
達者だから本当に頼りになる。今回の企画に笹くんがいると聞いた瞬間に5話(君が残した宿題)は絶対やると決めてました。結果は見た人全員がわかっていると思います。最高だよきみは。


吉宮瑠織さん
初めましてでしたが、沢山のセリフ量そして負荷のかかる主役を堂々演じきってくださいました。短い稽古期間で繊細な役作りのディスカッションを重ねて、そのたびに細かい部分がどんどん磨かれていき最後のシーンは毎回感動でした。


藤井彩加さん
去年の12月「サトラレ」以来2度目のご一緒でした。サトラレの時にも芝居心があって素敵な方だなと感じてましたが、今回はさらに役者としての側面をガッツリ見せつけられました。
ああいう役を悲劇のヒロインにせず前向きなパワーを宿しながらやるってすごく難しい。リスペクトです!


松岡ななせさん
初めましての松岡さん。なんと3役(!)をやっていただきました。でも堂々とした居ずまいで落ち着きあるなあさすがだなぁと思ってたら「初めてです」と。度胸に驚きましたし、実は面白いこと好きなのかなぁと感じるネコの芝居でした。あの演出つけてよかったですうますぎて笑いました。


田中音緒さん
もう何度目ましてかわからない(笑)ねおさん。
ほんとにね。音緒さんがいると安心して任せられる。
何度もお仕事させてもらったおかげで、相互の方向性を理解しあえているので稽古での仕上がりもすごく早くて助かっています。
次はどんな役をやってもらおうかなぁ?と考えるのが毎回楽しいです。笑


小坂井祐莉絵さん
小坂井さんも初めまして。読み合わせから一番変化した役で、大橋に関しては原作以上の大橋になったと感じます。担当医との振れ幅があったからこそ、大橋のシーンでホッとして見れる安心感がありました。作戦会議して生み出したアドリブセリフ、どれも最高でした!笑


大野柚布子さん
初めましての大野さん。ダブルキャストだったためどうしても他のキャストより限られた時間の練習になってしまったけど、それを微塵にも感じさせないのはさすがでした。大野さんなりの朋子さんがとても素敵だったな。本番もすごく楽しんでいただけたのでよかったです。

中根もにゃさん
STARMARIEさんの朗読劇も含め何度もご一緒させていただいているもにゃさん。今回はさらに細かい部分まで一緒にこだわって作ることができたのも、もにゃさんの前のめりな姿勢あってこそ。スタマリの活動しながら女優活動もするエネルギーにリスペクト。

鷲見友美ジェナさん
初めましてのジェナさん。
読み合わせの瞬間から「ああ、彩夏だ」と感じました。本番前日に親友2人でハグをする描写を入れたのは、ジェナさん演じる彩夏は絶対あそこで歩未を抱きしめて気持ちを前に向かせてくれる、と感じたからでした。

結木梢さん
初めましての結木さん。有川さんのキャラ感を何度か探り、あの形が完成しました。実在するモデルさんがいることは知らなかった!そしてゴローの動きは最後のシーンとの繋がりを意識しました。直接あのシーンで伝わることはなくとも、きっと最後に見終わった時に感じてもらえたはず。



大千秋楽のダブルコールは想定外なくらい本当に拍手が鳴りやまなくて、後ろから見てて驚きました。

2年近くキミに贈る朗読会をしてますが、たぶん初めて?のことだったのかな?

嬉しかったと同時に、このカンパニーに関われたことがとても誇らしかったです。


准の最後のモノローグの中の言葉がとても好きです。


「ここに来てよかった」


劇場を出る時に、お客様にもそう感じていただけていたら幸せです。



また出会える日を信じて、前を向いて生きていきます。


本当にありがとうございました!


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