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【オフショア開発失敗事例】ドキュメント未作成による引き継ぎ困難

この失敗事例はオフショア開発請負型でドキュメントを作成していなかったため、次のオフショア開発会社に引き継ぎが困難になった事例です。
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失敗の解説

この事例では、システム開発で作成されるはずの開発ドキュメントが作成されていなかったため、開発会社の引き継ぎが困難になりました。

開発ドキュメントには、データベースの内容や使用しているライブラリ、リリース手順などのシステム開発を行っていくための情報やサーバーやセキュリティ情報などの重要な情報も記載することが必要です。

そのため、開発したオフショア開発以外の開発会社が引き継ぎを行う場合、開発ドキュメントがないとシステムを調べる必要があり、多くの手間がかかります。

プロジェクトの主な問題

この事例では、オフショア開発会社が開発ドキュメントを作成していなかった理由は、開発ドキュメント作成について契約内容に入っていなかったためです。

開発ドキュメントは、開発の中で作成されるものもあり、また開発を継続していくには必須の資料となることから作成されることが一般的です。

しかし、契約の時点で、どのような開発ドキュメントを作成し、納品する必要があるか明示していなかったことがこの事例の問題が大きくなった理由となりました。

具体的な対策方法

契約前の時点で、納品物の開発ドキュメントについて詳細を記載しておく必要があります。

具体的には、プログラミングコードに関する内容、サーバーに関する情報、データベースに関する情報、セキュリティに関する情報などを記載したドキュメントを作成することを記載しておくと良いでしょう。

その後のプロジェクトの経過

開発ドキュメントがなくても、システムを調べればわかる情報もありますが、セキュリティ情報などは、オフショア開発会社から教えてもらう必要があります。

オフラボとオフショア開発会社、お客様で協議をし、それらの必須の情報のみをオフショア開発会社から教えてもらい、残りの開発ドキュメントについてはオフラボの開発者が調査し、開発ドキュメントを作成しました。

その後、オフラボからプロジェクトにあった条件のオフショア開発会社を紹介させていただき、ドキュメントの作成が契約内容に入った形で引き継ぐことができました。

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