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【オフショア開発失敗事例】日本語での情報共有の誤解

この失敗事例はオフショア開発ラボ型での、口頭での指示での誤解が原因で、機能の作り直しなどが発生した失敗事例です。

オフラボの紹介
1人1ヶ月から始めるオフショア開発ラボ型【オフラボ】

失敗の解説

オフショア開発だけでなく、システム開発では、情報のやり取りが多くなることから、口頭での情報共有は、忘れてしまうことや認識違いが起こることからトラブルの原因になります。

特にオフショア開発の場合は、言語が違うことから誤解が発生しやすい状況と言えます。

プロジェクトの主な問題

オフショア開発ラボ型の特に初期には、依頼側も情報共有の方法がうまく分かっていません。

日本人エンジニアが間に入る場合であれば、それほど注意をする必要はありませんが、ベトナム人ブリッジエンジニアや通訳が入る場合は、特に初期は誤解が生じやすくなります。

この失敗事例でも、オフショア開発ラボ型の初期に発生した事例でした。

通常、オフショア開発ラボ型の初期に、情報共有方法について、オフショア開発側から説明やトレーニングがあることが一般的です。

この説明やトレーンングがなかったことが主な原因になりました。

具体的な対策方法

オフショア開発では、情報共有について特に注意が必要です。

特にオフショア開発ラボ型では、誤解が生じて、作り直しになった場合も、期間が経過しますので、無駄な開発も費用がかかっていることになります。

対策が必須となるでしょう。

具体的な対策として、依頼側とオフショア開発会社側で情報共有方法の共通認識を持つことが大切です。

方法の1つ目は、口頭ではなくテキストなどの情報共有のルール化です。

手間はかかりますが、口頭での指示は極力避けて、テキストやメッセージでの情報共有を行います。

次に、日本語のルール化です。

通訳にも、得意な日本語があります。そのため、どのような日本語や単語を使うかルール化しておくと誤解が少なくなります。

その後のプロジェクトの経過

お客様がオフラボに相談して、サポートを行いました。

まず、オフショア開発会社とお客様のヒアリングを行い、状況を確認しました。

その後、メッセージでの情報共有のルール化、議事録の保存方法、ドキュメントのルール化などを整備させていただき、情報共有のルール化を行いました。

また、ベトナム人通訳のスキルチェックを行い、専門用語のリスト化、日本語のリスト化を行い、お客様に共有させていただきました。

新しい日本語の追加ルールなども設定し、誤解が生じずらいルール化をしました。

その後は、日本語による誤解は減少し、開発効率が改善されました。

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