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教養のエチュード賞、第2回受賞に寄せて

嶋津さんが開催されていた、第2回教養のエチュード賞で特別賞のプリマドンナ賞をいただきました。

プリマドンナというか実際はアラフォー妻子持ちのプリマダンナなのですが、光栄なことになんとインタビューしてもらえる権利です!

そして、応募したnoteへのコメントが的確で、まさしく僕は嶋津さんへの手紙としての意味も込めて応募したのです。


実は僕は以前「今月のイチオシnoteクリエーター」として嶋津さんを取り上げているんです。まだnote書き始めの頃、2018年の秋です。

はじめてみたのは嶋津さんのこのnoteでした。たしかnote内検索で「現代アート」と検索して見つけました。

そして読んで衝撃を受けました。なんだ、この知性と品性と感性の融合は...と。かなり老練な書き手を想像し、プロフィールなどを拝見して驚いたのです。

これだけのことを書くには、広い教養が必要です。地理や歴史や民族文化などの文化人類学的な知見と、洋の東西とわず美術史や芸術史を好奇心をもって紐解いている方だなと。

当時まだnoteは今ほどユーザーもいませんでした。そんな中で、こんな書き手がいるのか!と嬉しく、またこんなレベルのものを無料で読んでいのか?と感じたものです。


ほどなくして、嶋津さんは調子を崩されます。メンタル面の不調は僕も体験しているからこそ、遠く力及ばずながらも心配はしていました。

上のnoteを読んで彼が希死念慮に悩まされていたことを知り、そしてなんとか立ち直ってくれたことに心から安堵したものです。


それから半年後...人の心配をしておきながら、僕はnoteの毎日更新を挫折し、私生活でも仕事上のあれこれに忙殺されてメンタルを崩しました。

毎日更新が途絶えて、2ヶ月間ほどSNSから離れて、私生活でも行き詰まり、苦しい日々を過ごしていました。


そんな時、何名かの方から励ましのDMをいただきました。自分も同じような時期があったから無理しないで、また元気が出るのを待ってるよ、と。

なかなかお返事もできない中、春先のある日、嶋津さんからもDMがきました。あれはたしか4月1日だった気がします。

たった数行、お元気ですか?という内容だったかと思います。


ちょうど4月1日になり、気持ちも少しずつ上向いてきていて、浮上するきっかけとしてその一言が大きかったんです。

深海に一筋の光がさすように、その一言にお返事を打ちました。そして、なかなかお返事ができなかった人たちにもその勢いでお返事を書きました。

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動き出せれば戻れるんです。動かなかった日々が嘘のように、溜まっていた返事をして、仕事の計画をたてなおして、そして数日後の4月6日に数カ月ぶりのnoteを書いたのです。

あれからもう1年近くたちますが、嶋津さんは僕にとっては恩人の1人です。

そんな方からまたエールをもらえたこと、そして年始に今年会いたい10人に選んでいた嶋津さんの方からインタビューという受賞特典をいただけたことは本当に嬉しいです。

賞をいただいたnoteに込めた嶋津さんへのお手紙の気持ちは、インタビューの際にお話ししようと思います。ご応募された他の方々の作品もどれも力作揃いの中、選んでいただけて光栄です。

この受賞が次の何かのきっかけになるように、また新しい気持ちで創作へ向かい合っていきたいと思います。(インタビューへ続く)

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