@onefiveからのクリスマスプレゼント

@onefiveが12月22日に無観客配信ライブ「@onefiveオンラインライブ-Blue Winter2020-」を実施した。KANO、MOMO、SOYO、GUMI、全員現役高校1年生の4人からなる@onefiveはアミューズ所属のガールズユニットだ。

公演の幕開けは4人のデビュー曲、「Pinky Promise」。前回(2020年7月)の無観客配信ライブの最後にSOYOが言った「また、みなさんに会える日を願って、その日を約束できたら良いなと思います。」という言葉。彼女たちは約束を果たし、再び私たちに会いに来てくれたのである。

画像1

▲SOYO

青い光に包まれて真っ青な衣装を身にまとった4人の姿はまさに公演のタイトルBlue Winterを象徴していた。4人の揃ったダンスをカメラが上から映し出すなどオンラインならではの演出も多く見られた。

画像2

▲Pinky Promiseを披露する@onefive

最初のMCでは1人ずつの自己紹介のあとにチャットを使ってファンと交流し、公演が開催される喜びを分かち合った。また、今回の公演は18か国から見られているということで4人はさまざまな言語での挨拶を披露し、代表してGUMIが英語で感謝の気持ちを述べた。さらに前回の公演から本公演までの5か月間の活動を振り返り、話題は洋服ブランドのモデルとしてTikTokを撮影したときのことへ。するとKANOが突然「@onefiveでTikTokやらない?」と提案。画面越しのファンからもチャットを通じて「見たい!」との声が続き、この公演後にアカウントが開設されることが決定した。

画像3

ここで、前回ライブでダンスバージョンを披露した「雫」の歌入りバージョンを初披露。雨音とともに始まるこの曲は、大人に近づいていく彼女たちの等身大の姿を映し出していた。ファンからはチャット上で「かっこいい」「想像以上だった」との感想が寄せられた。

そして初披露となった「雫」に続き、KANOが「まだあるんですよ!クリスマスが近いということでクリスマスプレゼントを用意してます!」とライブを盛り上げた。なんと4人で初となるアンサンブルを披露するのだという。曲目は「メリクリ」。
SOYOの奏でるピアノの音色に乗せてKANOがまっすぐ歌い上げる。そこに次いでGUMIが透明感のある歌声を響かせる。MOMOの落ち着いた歌声とSOYOの高く響く歌声も合わさり、サビでは4人がハモリながら美しいハーモニーを届けた。そこには4人とファンが一緒になってこの幸せを噛みしめる、しっとりとした時間が流れていた。しかし彼女たちはまだ高校生。曲が終わると「緊張したー」「練習までもちょっと緊張してたけど比べ物にならない」とあどけなさも垣間見せた。

画像4

▲メリクリを披露する@onefive

続くMCでは、今回の公演のグッズをファンから送られた使用写真とともに紹介した。そして公演はまだまだ終わらない。事前にファンに募集した「大切な人に今伝えたいメッセージ」をいくつか紹介し、親友や家族、大切な人に思いを馳せたところで、そのままダンス曲へ。SOYOの「ぜひ大切な人を思って聴いてください。」という紹介によって披露されたのは「Snow white castle」。今回のためだけに振付がされた特別なステージだ。会場全体を使ったワンカットのパフォーマンスにはクリスマスツリーも登場し、照明も赤と緑のクリスマスカラーになった。

画像5

▲Snow white castleを披露する@onefive

ダンスが終わるとMOMOがこの公演への想いの丈を述べた。
「今年は@onefiveにとっては新しいことをやらせてもらえた楽しい1年でした。でも大きく見ると会いたい人に会えなかったり出かけられなかったり我慢しなきゃいけないことが多くて暗い気持ちになっていることが多かったと思います。そんななかでもクリスマスとかイベントごとはあるからそのイベントに背中を押してもらって普段は言えない気持ちを伝えられたら良いし、私たちのパフォーマンスがみなさんが思いを伝えるきっかけになっていたら嬉しいです。」

画像6

▲MOMO

そして来年2021年にシングルが発売されることが発表され、ライブは終盤へ。来年の目標として「コロナが収まったら全国ツアーをしたい!」と掲げた4人が披露した最後の曲は「まだ見ぬ世界」。GUMIは「今年1年本当にありがとうございました。来年もこの4人でまだ見ぬ世界を目指して頑張っていくので応援よろしくお願いします。」と語り、公演は幕を閉じた。

画像7

4人の少女たちが歩む未来はどんなものだろうか。平坦な道ばかりではないかもしれないが、どんなときでもファンやスタッフへの感謝を持ち続ける彼女たちにはきっと輝かしい世界が待っているだろう。これから先、日本を代表するアーティストへと成長していく彼女たちが今から待ちきれない。
なお、この公演は12月25日23:59まで視聴可能となっている。


ペンネーム:さくら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?