まだ見ぬ世界に何かを伝えたい

2度目の配信LIVEとなる【@onefive オンラインライブ -Blue Winter 2020-】が始まり、青い衣装のメンバー、SOYO・MOMO・GUMI・KANOの4人が登場したかと思えば早速デビュー曲【Pinky Promise】を披露。
生歌に加えピタリと息の合ったダンスフォーメーションを交え、楽しそうに踊る彼女達を見逃すまいと、全ての感覚を使って追いかけます。
コロナ禍中の制限された期間にも関わらずここまでスキルアップしてくるのかと言う衝撃の幕開けとなりました。
今回、アーティスト写真でも使われた衣装を着ての初パフォーマンスとなるのですが、暗いステージに青や紫の照明が合わさると、時に濃紺、時に青紫へと、じつに配色豊かな衣装へと変化していくのも美しいです。
(ちなみに屋外撮影した際、衣装はロイヤルブルーに近い配色となり個人的に大変好みです)

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1曲目が終わると、ゆるふわ雰囲気の中チャット機能を使い視聴者とのコミュニケーションを取る姿は(小等部時代から変わらない)いつもの穏やかな空気感の4人。これはネット配信の楽しみの1つでもありました。
世界18か国から視聴されている海外のファンの為にGUMIが英語で『Thank you so much for taking the time. to watch hour performance. Let’s have fun !』とご挨拶。
緊張が和らいだ所で2曲目【雫(しずく)】を早いタイミングで披露します。
この曲は今年の10月に配信リリースされたのですが7月のオンラインのベントでInstrumental Dance Ver.が先行配信されました。歌唱の無いダンスに特化したものですが、これがまた圧巻のハイクオリティ。そのDance Ver.とは振り付けも変化し歌唱も加わった【雫】は、淡く切ない気持ちと揺れながらも前を向く気持ちを歌い上げ、時に激しいダンスと相まって極上の時間へと引き込みます。@onefiveの名前の由来の1つでもある作詞を担当する同い年のYURAが素直な気持ちを歌詞に込め、それを4人が見事に表現しています。

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こんなに早く最新の曲を披露して、ひょっとして今回の配信はもう終わってしまうの?
なんて不安も想定していたかの様に、彼女達はしてやったりとLIVEを進行していきます。

次の曲が何か?をチャット機能を使い視聴者に問いかけ、軽くカラオケ状態になりながらも発表された曲は、なんとBoAさんの【メリクリ】。
意表を突かれた視聴者をよそにSOYOのキーボード伴奏でしっとりと曲が始まります。
アンサンブルと言う表現を使ってはいましたが、彼女達は小等部時代に「合唱部」と言う舞台を経験しており、歌い始めの4人の姿を重ねた人も多かったのでないかと。
それぞれ帽子やカーディガンなどの白のワンポイントを身に着け、本当に息の合ったリズム感で歌い上げる。まさに至福の時間です。
彼女達は決して歌手を目指してこの世界に飛び込んだ訳では無いと思うのですが、ストレートに歌う彼女達にしか出来ないハーモニーを、クリスマスプレゼントとして視聴者の為に歌い上げました。

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『キーが高い』と言っていたKANOは見事にハイトーンを歌い上げます。 上手い。
ソロで歌い上げるMOMOは生粋の努力家として明るく表現豊かに、弾き語りするSOYOは聴いているこちらにも分かるほど気持ち良さそうに、GUMIはマイクを両手で持ち素晴らしく丁寧に熱唱。それは短期間でどれだけの努力と高い目標を設定し、この日の為に準備して来たかを存分に味わえる素敵な素敵なアンサンブルでした。

でも、披露し終えた瞬間 フニャフニャになって『緊張したぁ~~(*´Д`)=3』と4人で脱力する姿は、少し面白くて、少し頼もしい、いつもの4人だったのが視聴者にとっては1番のプレゼントだったと思います。

この後、配信LIVEに合わせて製作されたグッズ紹介を行い、事前にSNS上で募集していたグッズの使用写真を紹介したりと、ファンとの交流を大切にした時間も設けられました。
同じく募集していた【今、大切な人に伝えたいメッセージ】紹介の終りには、MOMOが『チョットした事で不貞腐れちゃったりとか、ホントにちっちゃな事かも知れないけど色々あり過ぎていつも申し訳ないと思うけど、やっぱり照れくさくて…』とメンバーに打ち明け『がんばろう!4人で。大好きだよ( ˘ ³˘)♡』と感謝を伝える一幕も。

次にサウンドクリエイターで@onefiveの楽曲も手掛ける辻村有記氏の楽曲【Snow White Castle】を、ELEVENPLAYでも活躍する振付担当のMARU氏がこの日の為に振付けたダンスに合わせて4人が披露する事に。会場を所狭しと使って表現し、たった1台のカメラで彼女達を追いかけながらも絶妙のカメラワークと息の合ったコンビネーションダンスで魅了されていると、新しい配信LIVEの可能性が見え隠れもしましたね。シンプル且つ最大限に楽曲と彼女達の魅力を表現する映像として最高の形だったのではないでしょうか。

そして最後に1stシングル曲【まだ見ぬ世界】をGUMIの『来年もこの4人でまだ見ぬ世界を目指してがんばって行くので、是非応援よろしくお願いします!』と言うまっすぐな言葉とともに披露しました。
明るく前向きで、誰も見た事がない世界を目指して大海原を泳ぐイルカの様に、疾走感と透明感のあるこの曲を4人が斉唱し、激しくも優雅に踊り、抜群の一体感で歌い上げます。
1度の呼吸で長く歌い続けながらダンスする場面もあるのですが、後半のラップ部分が入ってきてからのパフォーマンスには鳥肌が立つ事態に。この曲を最後に選曲してくる4人の体力と、ラップの後半部分を歌い踊りきるKANOの身体能力の高さ、そして決して笑顔を無くさない4人の表情。
前回、初披露した頃よりも一回り大きく、さらに表現力が増した、進化していく楽曲に感じました。SOYOの指先まで美しい表現もさらに洗礼されていましたね。

全てを終え『Happy Holidays~♪』と言う言葉で配信LIVEは無事に終了。

今までの可愛い、ゆるふわっとした4人から『相当にかっこいいぞ』と思えたLIVEでした。これは人生の中でもそう多くはない経験です。

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この瞬間の彼女達の事をどう伝えればいいのか。まだ見ぬ未来のファンの為に何かを伝えたいという視聴者としての思い。
そしてデビューしてから1年が過ぎ、本当に『まだ見ぬ世界』に私達を連れて行ってくれるのでは無いか?と思わずにはいられない。そんな可能性を大いに見せつけた、スタッフ一同チーム@onefiveの素晴らしい配信LIVEでした。 おしまい。


ペンネーム:HAM

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