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【解説】本当は怖い猫の水分不足!猫が水を飲まない時の対処法とは

猫が水を飲まないことで悩んでいる飼い主さんも多いのではないでしょうか?
病気なのか、食器が気に入らないのか、お水が美味しくないのか・・
心配になってしまいますよね。


猫はもともと水をあまり飲まない動物です。
体重1㎏に対して、20~45ml程度が目安。
ドライフードと合わせて、ウェットフードを与えていれば、十分だといわれています。


ただ、ウェットフードが苦手な子や、必要最低限の量の水も飲まない場合は対処が必要です。
愛猫の様子を見て水分補給が不足していると感じた時は、猫が水を飲めるように工夫してみましょう!

猫が水を飲まないとどうなる?

①脱水症状
人間と同じで、猫も水分不足になれば脱水症状になってしまいます。
脱水症状になっているかをチェックする方法は

・背中の皮ふをつまんでみる
→つまんだ皮ふが元に戻らず、弾力がない場合は脱水している可能性があります。
・口の中をみる
→よだれが粘っこい、歯茎を指で押してもなかなか赤色に戻らない場合は脱水している可能性があります。


②尿路結石
水分をとらないことで尿が濃くなり、それが習慣化してしまうと膀胱内に結石が出来てしまいます。
結石は尿道を傷つけ、血尿や排泄時の痛みに繋がります。

③膀胱炎
尿路結石を放置すると、膀胱が炎症を起こし、膀胱炎になることも。
無理やり尿を出そうとするため、トイレで苦しそうに鳴くこともあります。
正しい処置ができなければ、尿道閉鎖となり、最悪の場合は死に至ることも。

④慢性腎不全
猫が最もなりやすいといわれる病気です。慢性的に腎臓にダメージを受け、十分に機能しなくなる病気です。おう吐や下痢、便秘などの症状がでて元気がなくなります。

もちろん、水分不足だけが原因ではありませんが、
水を飲まないことが大きく影響していることは間違いありません。
未然に防ぐためにも、日ごろから予防することが大切です。

猫に水を飲ませるための工夫

①食器を変えてみる
陶器やステンレス、ガラスなどなど食器の材質を変えるだけでも、猫の反応が変わることがあります。
ひげに物が当たるのを嫌がる猫もいるので、浅くて広いお皿がおすすめ。


②食器を置く場所を変える
猫のお気に入りの場所に食器を移動させるのも手です。数カ所に分けて置くとさらに器に接触する機会増えて飲むことがあります。


③ウェットフードを与える
ウェットフードは75~80%が水分。好きな味のウェットフードを与えることで、食事とともに水分をとることが出来ます。


④ドライフードをふやかす
ウェットフードが気に入らない場合は、ドライフードに少し水を加えて与えてみましょう。
少し温めると風味が増して、より食いつきが良くなります。


⑤水の味を変える
基本的には水道水は問題ないのですが、カルキのにおいが嫌いな子もいます。一度沸かしてから与えたり、鶏や野菜のゆで汁を与えるのも◎
塩や醤油での味付けは塩分の過剰摂取になるため、NGです。


⑥またたび水を与える
水に溶けるタイプのまたたび水を与えます。0.5gを時々与える程度で、効果はあるので与えすぎないように注意しましょう。

食事の工夫も愛情表現

言葉が通じない愛猫が健康に過ごすために、飼い主さんが工夫してあげることでコミュニケーションにも繋がります。
愛猫がなるべく長く、健康で元気に過ごせるようにサポートしてあげてくださいね!

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