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円山登山日記~神聖さを汚す行為について

午前4時少し前、円山に向けて出発。
本当は3時20分に家を出たかったのだが、なかなか仕事の区切りがつかず。
4時になると暗闇が本当にうっすらとしか残らないのだ。
それでもまあキレイな、出来立ての朝であった。
山の真ん中あたりで、みたことがない、背の高いおばさんが下りてきた。
超早朝組の新人である。

登って下りて、かなり下のほうで静かなおじさんとすれ違う。
違法リス餌付けおじさんは出勤。
すると、また別のおじさんが、遊歩道に自転車に乗って現れた。
遊歩道では自転車を押して歩けと注意してやろうと思ったら、そのおじさんは自転車を降りて、違法リス餌付けおじさんがいるベンチに向かった。
違法リス餌付けおじさんも自転車で来ているので、こんな時間にこんな場所にクローンのようなじいさんが2人いるという、なかなかみられない風景をつくっていった。

私は登山口近くに自転車を置いている。
公園エリア内は自転車を押して歩く。
公園エリアが終わって舗装された歩道が始まると自転車に乗るのだが、まさにその場所に自動車が1台違法駐車してあった。
私はこの車を知っていた。
4人組のものだ。
4人組とは、今は3人になってしまったが、前は4人で超早朝に円山に登っているグループ。
メンバーは、いい年齢のおじさん2人に、いい年齢のおばさん1人。
この車はいつも、登山口から600mほど離れた有料駐車場に置かれていた。
4人組はもう何年もそうしてきた。

だから、円山の公園エリアの、この入口付近に違法駐車しているところをみつけたのは今日が初めてである。
4人組がここに違法駐車したのは、600mを歩くのが面倒だったからだろう。
もしかしたら、よんどころのない事情があって、やむをえずここに停めたのかもしれない。
しかし、どれだけ事情を想像してみても、ここに停めることを正当化できる事情は思い浮かばなかった。
つまり、仮に、どうしてもここに停めなければならない事情が発生したのなら、円山登山なんかやめて帰宅すべきなのだ。

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