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Lighthouse(ライトハウス)以外のおすすめサイトチェック・ツール


GoogleはLighthouse以外にもWebページを分析するサイトチェック・ツールを提供しています。
ここでは以下の3つの機能を紹介します。いずれも無料です。

・PageSpeed Insights
・モバイルフレンドリー・テスト
・構造化データ・テスト(リッチリザルト・テスト)

PageSpeed Insights

PageSpeed InsightsはWebページの読み込み速度の分析を得意にしています。スマホなどのモバイルにもパソコンにも対応しています。
PageSpeed Insightsの使い方ですが、サイト(https://pagespeed.web.dev/)を開くと入力窓が現れるので、そこに分析したいWebページのURLを入力します。次に「分析」ボタンを押すと、すぐに分析結果が出ます。

PageSpeed Insightsの優れている点は、読み込み速度を細かく分析していることです。次の内容がわかります。

PageSpeed Insightsでわかること

Largest Contentful Paint(LCP、メインのコンテンツの読み込み時間)
Webサイトに含まれる複数のページのうち、メインのページ(=メインのコンテンツ)が表示されるまでの時間がわかります。

First Input Delay(FID、Webページの応答性)


「応答性」とは、閲覧者のクリックやタップに対するWebページの反応のこと。FIDはクリックやタップをしてからWebページが応答するまでの時間を測定します。

Cumulative Layout Shift(CLS、視覚的な安定性)


視覚的な安定性を数値化したものです。
閲覧者が自分の意図とおりにWebページを閲覧できているとき「Webページが視覚的に安定している」といいます。
視覚的に安定していないWebページとは例えば、Webページは開かれているのに画像が遅れて表示されたりする現象を指します。

First Contentful Paint(FCP、最初のコンテンツ表示にかかる時間)


閲覧者がWebページのURLをクリックしてから最初のページが表示されるまでの時間がわかります。

Interaction to Next Paint(INP、入力に対する応答の遅延時間)


閲覧者がWebページ上でクリックやタップをしたときの応答の遅延時間を測定します。

Time to First Byte(TTFB、最初の1バイトを受信するまでの時間)


ブラウザがWebページのサーバーからのデータの最初の1バイトを受け取るまでの時間がわかります。

PageSpeed Insightsで自社Webページの読み込み速度が遅いことが判明したら、速やかに対策を講じることをおすすめします。
読み込み速度が遅いと閲覧者の離脱率が上がってしまうからです。

モバイルフレンドリー・テスト


モバイルフレンドリー・テストを使うとWebページがスマホなどのモバイル・デバイスに対応できているかどうかがわかります。
最近はパソコンよりもモバイルでWebページを閲覧する人が増えているので、モバイル閲覧のしやすさ(=モバイルフレンドリーかどうか)が重要になってきます。

モバイルフレンドリー・テストの使い方ですが、まずはサイト(https://search.google.com/test/mobile-friendly?hl=JA)を開くと入力窓が現れるので、そこに分析したWebページのURLを入力します。
するとしばらくして画面に分析結果が表示されます。
分析結果は「ページはモバイルで利用できます」や「ページはモバイルで利用できません」といったように日本語で出てきます。

さらにWebページの「ユーザーエージェント」「クロールの許可」「ページの取得」「インデックス登録の許可」の状態がわかります。

構造化データ・テスト(リッチリザルト・テスト)


現在は、構造化データ・テストはリッチリザルト・テストに変わっていますが、こちらも無料です。
Googleの検索エンジンは、構造化データでつくられたWebページを高く評価します。つまりより上位検索されやすくなります。

使い方はモバイルフレンドリー・テストと同じで、リッチリザルト・テストのサイト(https://search.google.com/test/rich-results?hl=ja)に分析したいWebページのURLを入力するだけです。
これにより分析対象Webページが構造化データでつくられているかどうかや、リッチリザルトになっているかどうかがわかります。

構造化データとは、検索エンジンが認識しやすいHTMLコードと理解してください。検索エンジンはHTMLコードを読み込んでWebページの内容を把握しています。
例えば、飲食店のWebページにメニューの価格、食材内容、レシピ、割引期間が表示されている場合、検索エンジンはHTMLコードでその内容を理解します。
そしてWebページが適切な構造化データでつくられていると、検索エンジンはWebサイトの内容を正しく理解できるようになります。

リッチリザルトとは、Webページに掲載されているコンテンツや記事や情報の豊富さ(リッチさ)のことです。

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