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SEO対策はまず18個から~プロ向け解説だから有料

企業が自社サイトにSEO対策を実施するとき、最低でも18項目はチェックしたほうがよいでしょう。この18項目はプロのSEO会社が顧客企業のサイトに対して行っているもので高い効果が期待できます。

検索上位表示を狙うための「最初の18ステップ」を紹介します。

 


近年求められているSEO対策とは

 グーグルなどの検索エンジンは日進月歩で進化しています。したがって検索エンジンの上位表示を狙う企業も、SEO対策を進化させていかなければならないでしょう。

「なぜ18項目を実行しなければならないか」を知るには、近年求められているSEO対策について知っておいたほうがよいので、まずはこちらを解説します。 

SEO対策は大きく3種類ある 

SEO対策には大きく、1)コンテンツSEO、2)外部対策、3)内部対策があります。

グーグルなどの検索エンジンを運営している会社は、クローラーというロボットを使って世界中のサイトをチェックして「価値あるサイトかどうか」=「SEO評価基準を満たしているかどうか」=「SEO対策を施しているかどうか」を調べています。

つまり1)、2)、3)の対策を講じることで価値あるサイトとみなされるようになり、検索上位表示が実現する、という流れになります。 

1)コンテンツSEOは自社サイトのコンテンツを充実させる手法です。良質なコンテンツや価値ある情報を掲載していると、検索エンジンは「これは閲覧者の役に立つサイトである」と認識して検索順位の上位に持っていこうとします。そのためコンテンツ対策がSEO対策になるのです。 

2)外部対策は自社サイトのリンクを他のサイトに貼る手法です。被リンクが増えることで検索エンジンは「必要とされているサイト」と認識し、やはり検索順位を上げます。また企業がSNSを使って自社サイトの拡散を図れば、それも被リンクを増やすことと似た効果が得られるので、これも外部対策に数えられます。 

最後に3)内部対策ですが、これはサイトの内部構造を改善し最適化する方法です。内部構造を適切にすると検索エンジンが「しっかりしたサイト」と認識し、上位表示がかないます。

あとで紹介する18項目は原則、内部対策に属します。

内部対策は近年重要性が増しているので、さらに詳しく解説していきます。 

内部対策が近年重視されている理由  

なぜ内部対策が重要視されるのか。それは作業が定型化されていて、なおかつ効果がわかりやすい形で出てくるからです。作業が定型化されている、とは、やることがある程度決まっている、という意味です。すなわち内部対策は「やればやっただけ効果が出る」ことになります。 

内部対策と比較すると外部対策は、他者の要素が絡んでくるので、自社だけではどうしようもない部分が出てきます。もちろん外部対策も成功すると高い効果を示すのですが、先に内部対策を試して早く効果を出したほうがよいでしょう。 

そしてコンテンツSEOですが、よいコンテンツをつくっても内部構造が不適切だと検索エンジンの評価が上がりにくいという傾向がみられます。コンテンツSEOも重要なのですが、「先に内部対策をして、あとからコンテンツSEOに取り組む」のほうが「先にコンテンツSEOをして、あとから内部対策に取り組む」より、早く効果が得られます。

内部対策は、以下で紹介する18項目のチェックリストを使って、対策漏れを出さないように進めていくとよいでしょう。 

内部対策の考え方 

18個の内部対策は、次の3つのグループにわけることができます。 

【クローラーに作用するSEO対策】1~7(7個)

検索エンジンの巡回を促すクローラーへの作用を考える 

【インデックスに作用するSEO対策】8~12(5個)

検索エンジンにコンテンツの内容を正しく伝えるために、インデックスへの作用を考える 

【ユーザビリティ向上によるSEO対策】13~18(6個)

サイト訪問者が閲覧しやすいようユーザビリティを考える

 1つずつ確認していきます。 

SEOチェックリスト18項目 

以下は18項目のSEO対策チェックリストです。この順に解説していきます。 

■チェック内容 

★クローラーに作用するSEO対策のチェックリスト

●XMLサイトマップを作る

●内部リンクを最適化する

●構造化データをマークアップする

●パンくずリストを設置する

●SSLを適用する

●URLの構成を見直す

●クロールエラーを解消する

 

★インデックスに作用するSEO対策のチェックリスト

●タイトルとディスクリプションを適切に書く

●見出しの書き方を整える

●画像を正しく使う

●適切にリンクを張る

●インデックス登録エラーを解消する

 

★ユーザビリティ向上によるSEO対策のチェックリスト

●文字サイズを適切にする

●「404エラーページ」を設定する

●ページ表示速度を高速化する

●モバイルファーストインデックスに対応する

●広告の表示を適正にする

●インタースティシャルの利用を限定する 

クローラーに作用するSEO対策のチェックリスト 

クローラーは世界中のサイトを巡回して情報を集めるロボットです。這いまわるという意味のcrawlが語源です。クローラーが集める情報は、HTMLやテキストファイル、画像、PDFなどです。

クローラーに作用するSEO対策は以下のとおり。 

・XMLサイトマップを作る

・内部リンクを最適化する

・構造化データをマークアップする

・パンくずリストを設置する

・SSLを適用する

・URLの構成を見直す

・クロールエラーを解消する

 1つずつ解説します。 

1)XMLサイトマップをつくる 

XMLサイトマップは、サイト内の全ページをリスト形式で表記したものです。

サイトにXMLサイトマップがあると、閲覧者はどこに自分が求めるコンテンツがあるのかが一目でわかります。そのためXMLサイトマップがあるサイトは検索エンジンに評価されます。 

2)内部リンクを最適化する 

内部リンクとは、サイト内の複数のページどうしをつなぐ手法です。

例えばAというページでaについて解説していて、そのなかでbについて触れたとします。そして同じサイトのなかに別にBというページがあり、そこでbについてさらに詳しく解説していたら、ページAにページBのリンクを貼っておくと、閲覧者は簡単に遷移してbについて知ることができます。

これも閲覧者の利便性を高めているので、検索エンジンは評価します。 

3)構造化データをマークアップする

構造化データとは、検索エンジンにHTMLで書かれた文字情報を認識させるためのデータのことです。そして「構造化データをマークアップする」とは、構造化データをHTMLのタグを使って実装することをさします。

検索エンジンはコンテンツに書かれてある「言葉そのもの」は理解できないので、検索エンジンに正しく認識させるには構造化データが必要になります。 

4)パンくずリストを設置する 

ユニークな名称ですが、これはグリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」に、森のなかで道に迷わないように歩きながらパンくずを残していったというシーンがあり、それになぞらえています。

パンくずリストは、サイト内の複数のページの階層構造を示したものです。例えば以下のような表記になります。 

衣食住>食>主食>パン>クロワッサン 

サイト内のあるページでクロワッサンさんについて解説したとします。このページは、パン・グループに属し、パン・グループは主食グループに属し、主食グループは食のグループに属しているとします。そして食のグループは衣食住グループに属しています。

 クロワッサンのページに「衣食住>食>主食>パン>クロワッサン」と記載されていれば、ページの階層構造が一目で理解できます。

この階層構造の表記を、パンくずリストといいます。

サイト内にパンくずリストが表示されていると、閲覧者は次に訪問したいページをすぐにみつけることができます。 

5)SSLを適用する 

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