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北海道新聞はクマ・ニュース一色。

ヒグマ襲撃現場は近接か 消防署員と死亡の北大生 福島・大千軒岳、2023年11月9日

【福島】渡島管内福島町の大千軒岳で登山中だった消防署員3人と北大生(22)は、極めて近い場所で相次いでヒグマに襲われた可能性が高まった。道などが9日に行った現地調査や、消防署員の証言から、現場の状況が明らかになった。消防署員が襲われた際はクマから向かってきたという。道内で登山者がクマに襲われ死亡する事故は、1970年以来起きていなかった。道は「クマの生息数が増える中、登山中も遭遇に警戒して」と呼び掛ける。

クマの喉付近に刺し傷 消防署員の反撃で死んだか 大千軒岳現地調査、2023年11月9日

【福島】渡島管内福島町の大千軒岳(だいせんげんだけ)(1072メートル)で登山中にヒグマに襲われたとみられる北大生の男性(22)の遺体が見つかったことを受け、道や道立総合研究機構(道総研)などは9日、同岳中腹で現地調査した。遺体近くで発見されたクマの死骸を現場で調べ、クマの喉付近に深い刺し傷があることを確認した。道などは、10月31日に同岳中腹で同管内の消防署員3人がクマに襲われた際、反撃してナイフで喉付近を刺したことが致命傷になったとみている。道は同じ個体が3人の襲撃前、北大生を襲ったとみて調べている。

ヒグマ目撃過去5年で最多ペース 道内1~10月 前年比1579件増、2023年11月9日

道内で今年1~10月に道警に通報があったヒグマの目撃件数(速報値)が3720件に上り、2019年からの過去5年間で最多ペースとなっていることが9日、道警のまとめで分かった。今年は札幌市西区や室蘭市など各地の市街地で出没が相次いでいるほか、クマによる人身事故が複数発生しており、クマに対する道民の不安や警戒心も通報件数の増加につながったとみられる。

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