【陰陽五行】火の話

さて今回は、陰陽五行の木・火・土・金・水の
『火』のお話をしたいと思います。

火にもやはり陽と陰がありまして、

火の陽は「丙」（へい）
火の陰は「丁」

丙と丁は火のグループですが、性質が全く異なります。

なぜかと言うと、
丙・丁を自然物で表現した場合、

（写真参照）

丙は太陽
丁は火なので、

太陽は上に、
火は地上にありますので、
木のように絡み合うこともなく、
親和性は無いと言ってもいいでしょう。

そもそも性質が違うので
太陽の人と火の人が並ぶと
全然様子が違います。

ただ、丙も丁も明るく照らすと言う意味で
性質は同じです。

各々照らし方が違い、
丙は上から全体に公平に照らし、
丁は自分の周辺だけを照らす。

両者とも人々に明るさや温かさを届ける役割なので伝達能力が高いというのが特徴です。

では、それぞれの性質を見ていきます。

■丙（太陽）

太陽は前述の通り、地球よりも遥か遠い上から
光と温もりも私達に与えてくれています。

なので、太陽の人がそばにいるとポカポカ。
明るいし、朗らかだし、表情に温かみを感じます。

太陽の人が一人いるだけで、雰囲氣は温かく和やか。場が笑顔に包まれます。

そして、太陽は夜になると日が沈んでいなくなってしまいますよね。
このことから、夜はビックリするくらい大人しく静かになる人もいます。

また、太陽は上からみんなを見ているからこそ、全体を捉えるのが得意で、かつ、太陽の中心は温度が低いことから、顔はにこやかにしていても、非常に冷静にモノを見ています。

公平に照らしているので忖度しません。
公平な評論をしてくれます。

時にそれが相手の心をグサリッとする時もあるのですが、正論すぎて納得せざるを得なくなり、
何も言えなくなります。

あと、太陽だから伝達力がある
と、言いたいところですが、何言っても伝わるとは限りません。

どう言うことかというと、
太陽の伝達能力が発揮される時と言うのは、
自分が心から楽しめて、笑えている時です。

太陽だって人間なので、
落ち込んだり、自信を失ったりすることもあります。
そういうマイナスな状態の時には、伝達能力があっても伝わりません。
太陽に雲がかかっている状態だから。

■丁（灯火）

さて、灯火さん！
あなたはね、木が無いと存在できないんですよね。
燃やす材料があってのあなた。

火って、点火しないと存在できないモノじゃないですか。
そういう意味では、儚さがついてまわるんです。
見た目は情熱的で、周りの人を温めるし、明るく灯すので、周りからの人氣も高いです。

ですが、本人の心の中では、その儚さが
葛藤となっていつもあるような状態。
めちゃくちゃ熱い時もあれば、もう消えてしまいそうな火の時もある。
ゆらゆら揺らめいています。

一言で言ってしまえばデリケートで激しい心の持ち主と言えるけど、灯火をその一言で言ってしまうのは、なんか違う氣がしています。
周りからは見えない複雑な回路が本人の根底にあるように私は見えるのです。

やはり、灯火の人のデリケートな部分を分析すると、感性のアンテナが非常に、非常に鋭いとも言えます。
何でも受け取ってしまうので、傷つきやすい。

そのため、クリエイティビティも高いので、
伝達能力は『創作』することで、周りに思いを伝えていくんですね。

例えば、シンガーソングライターとか、
作家、画家、料理、クラフト製作など
モノを介して伝えていく。

灯火が伝達能力を発揮する時は、
火が盛んに燃えている時なのかもしれません。
人によっては、めちゃくちゃ情熱パワー満点の時かもしれないし、逆に怒りというパワーを使って表現しているかもしれない。

多分、穏やかな火の時は、本人の心は安定しているけど、伝達の観点から見ると能力は使えていないのかもしれませんね。

灯火の火を絶やさないよう、灯火さんは常に
燃えるための自分なりの材料を見つけて、消えないように火を焚べてあげてくださいね。

あ、もう一つ。
灯火は人をよく見ているので、
灯火の前で嘘ついたり、誤魔化したりしても見抜かれてますから。
素直な思いで向き合うのが灯火さんへの優しさです。

焚き火を前にすると心がオープンになるのは、
灯火パワーかもですね。

火のグループは味覚が鋭い人が多いです。
これは五感（味覚、触覚、視覚、嗅覚、聴覚）を五行に当てはめた時に、火は味覚に分類されており、グルメな人が多いです。

美味しいものにお金使う。とか
お茶の味の違いがわかる。とか
チーズケーキならこの店が美味しいと言って
わざわざそこまで買いに行く。とか

以上、『火』の巻でした。

私の個人的なことですが、
私の持ってる日干と丁は干合するので、
私は丁の人とは、氣が合います。
っていうか、丁（灯火）の人好きです💕

それでは、次回は『土』の話へ移ってまいります(^o^)