【断る時の罪悪感】自分から自分へのアンチコメント
断った後に、罪悪感を感じていませんか?断ってもソワソワして、落ち着きがなくなることは有りませんか?
罪悪感を感じて生きるのはとても、生きづらいものですよね。
常に、自分の中に自分を監視する人がいて、その人が許可する自分でしかいることが許されない感覚です。
今日はそんな罪悪感のお話
その時の心理状態をそっと眺めてみましょう
罪悪感が出てくるとき
例えば 行きたくない集まりに出なければいけない…
そんな時 口から出てくる言葉は
「その日は忙しくて行けないんだよね」
こんな風に。
その時、誰に言い訳をしているのでしょうか??
もちろん周りの人に言い訳をしています。
誘ってくれたお友達が不快にならないように…率直な気持ちを伝えたら角が立つから
だから 相手が納得するような理由を探して伝えます
これは大切な処世術 です。
大人であれば、このような処世術は誰でも使います。
でも、罪悪感の強い人はこの後が違うのです。
断った後に、なんだか悪いことをしたような感覚が拭えず…
誰にも責められてないのですが、正当な理由を何度も頭の中で見えない相手にプレゼンします。
家族やパートナーにもそれとなく話してみて、自分が間違ってなかったと無意識に確認していたり。
罪悪感がじわじわと出てきたとき、私達が理解してほしいと思っているのは、誘ってくれた相手の他に、もう一人…自分の中にいるもう一人の自分です。
この自分は、まるで検閲者のように、自分の行動思考を検閲していて、なにか自分のルールに反したとき、厳しく自分を咎めてきます。
罪悪感の強い人は、この検閲者の追及が厳しくて、気がつくと自分自身に責められている事がよくあります。
自分のすぐ後ろで、自分へ「お前最悪だ!」「みんなから嫌われてる」とか言われてみてください。
誰だって生きるのがつらくなってしまいますよね。
それが頭の中で、特に、断る場面、相手の要求を拒絶する場面では、敏感に作動します。
この検閲者が認めてくれる理由がないと、自分の中で厳しい追及攻撃が始まります。
あれは何でしょうね?
まるでアンチコメントを自分から自分に出しているような状態です。
勝手に届くセルフアンチコメントに苦しくて、つらくなります。
断る時のセルフアンチコメント
例えば、あなたが何かの会合に誘われたとします。飲み会とか、友達からお茶に誘われたとか。
あなたは、あまり行きたくないなぁと思って、断ろうとします。
次の瞬間、心の検閲者は厳しく自分の思考をチェックします。
行きたくないなあ なんて思った自分に対して、「薄情だな」
行きたくないなあ なんていう 自分、 友達としてノリが悪い。嫌われるぞ…。
検閲官は自分に宛てて、大量のアンチコメントを出してきます。
これでは周りがいくら良い人たちでも、生きづらくなってしまいますよね。
最大のアンチが我が頭の中にいるという…。
セルフアンチコメントへの対処法
当然ですが、行きたくないや…と思ってもいいのです。
大切な友達だけど、なんかその集まりは嫌だなぁ…と感じたときは、行きたくないと思ってもいいのです。
人間ですから、様々なことで行きたくない日もありますよね。
もし、セルフアンチコメントに苦しめられていたら、
気がついた段階で、この様に「人間だもの」と、自分の感覚にOKを出せるように意識してみてくださいね。
でも、そのようには、なかなか自分だけでは割り切れない。
こんな時は、ちょっと立ち止まって、ゆっくりと呼吸してみましょう。
「行きたくないな」と思うことは、本当のあなたの声ですから
それに耳を傾けてあげていいのです。あなたはどんな願いを持ってもいいのです。
ゆっくり呼吸して、行きたくないという思いがあるんだな…と認識だけするようにしましょう。
良い悪いはジャッジしない。
この瞬間だけは良い悪いをジャッジせず、行きたくない気持ちが存在していた事実だけ認めます。
その上で、「とはいえ、行く」という行動をとってもいいし、「行かない」という行動をとってもいい。
行かないときに、率直に行かないと言ってもいいし、処世術として何か理由をつけてもいい。
あなたは色々と感じて良い
後ろめたい気持ちにならなくていい。あなたはあなたの気持ちを感じて良くて、それは悪いことではないのです。
「行きたくないんだね。そう思っていいよ」
「行かない選択肢も一緒に考えよう」
そうやって、自分に優しく問いかけます。
いろんなことを思う自分を許してみたら、何が起こるでしょうか?
小さなことから、自分の感覚にOKを出してみてください。
小さなことから。
例えば、ちょっとしたお誘いの話を断ったとき、断った自分を許してみる
例えば、断った後に「仕方ないよね?私悪くないよね??」と必死に問いかけているのに気づいたら、そっと、その思考から手を離してみます。
行きたくないなと思ったから行かなかった。
心の中はそのくらいシンプルで大丈夫。
自分を責めないで、「そんなこともあるよね」と検閲をストップしてみる。
もしできたら、心の検閲者をこの瞬間だけでも、OFFにしてみてください。
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