配信ライブをやってます。さらけ出してます。

イベント制作・運営していますオフィス石川の石川です。

4月にせきしろさん、バッファロー吾郎A先生にご提案頂き配信ライブをいくつかのパターンで開催させて頂きました。

noteへのサポートやチケット購入頂いた皆さま、視聴下さった皆さまありがとうございます！

まだ劇場での運営・制作の名残を踏襲している部分があり試行錯誤の日々です。配信と相性が良さそうなのはお客さんを目の前にしていないからこそできる赤裸々なトーク。昔、雑誌を読み漁ったり深夜のラジオトークを聴いていたあの密室感があって楽しいですね。いまの時期にできる密室は貴重です。芸人さんの性である目の前のお客さんを楽しませるといったオモテの部分が、リモートという場所では少しリラックスした空間になるのか、それはイベント終わり打ち上げや打合せしているときに垣間見えるウラの部分に近いですね。つくり手側がよりみえていた側面がこの機を境に溢れ出てる感じがします。

ただこれは良くも悪くも全てをさらけ出しちゃうことになるので、無作為にそれがみられる環境は避けないとなとも思ってます。ニュアンスがあっているかは分かりませんが、好きな人には謎の部分も持っていて欲しい、芸人さんって結局何考えてるんだ？！楽しいことホント好きなんだなー、という距離感。このバランスが探り探りです。

4/11にLINE LIVEで画面を映しながら文字だけでの大喜利をやりました。文字でも面白かったのは、出演者の方の声を知ってるのが大きいですね。回答が頭の中でその人の声で再生されるから。想像力。余白が楽しめるものでした。

4/15にはZoomを使っての大喜利、最後の方は１つのお題で1時間くらいやってました（笑）これはYouTubeで無料配信してましたが、やってる出演者の方は閉鎖的なZoom内、もっというと個人宅でのやりとりなので本当に好きな人達が好きなことをしている空間でした。でもこれって結局は劇場でみていた景色なんですよね。お客さんの笑い声が聞きたいなと強く感じた日でもありました。

4/22はバッファロー吾郎Aさんとしずる村上さんがそれぞれnoteを定期的に更新されているので、その紐付け的なイベント「コントを語り合う」というライブ配信。すごく興味深い内容でした。このライブから有料とさせて頂きました。これだけ無料コンテンツがお笑いに限らずある中で有料という選択肢は適切なのか。こればっかりは正解は今の所無いと思っていたので、早めに舵をきらせてもらいました。有料に関しては近いうちにきちんとしておかないと(無料配信はいまの事業としてはプラットフォーム勝ちみたいな印象がありました。これはちょっと話が逸れるのでまた別に書くかもしれません)、無料と有料のメリット・デメリットをしっかり意識しておかないと、中長期戦に備えての判断でした。

有料でやる以上プレッシャーは当たり前についてきますが、劇場主催でやっていたことと変わりはないのでなるべく出演者・お客さま・主催者の関係性をそのまま引き継いだ形にしたかったんです。

あとはお世話になっている技術スタッフさんに対しても。ここに辿り着くにはもう少し時間がかかるかもしれませんが。。必ず来るその日のために踏ん張って地を固めるイメージです。基盤づくり。

A先生と村上さんだけの「コント」しか語らない贅沢な90分。とっても有意義な時間でした。より好きになる、先述しましたが深夜ラジオを聴いていた時間を思い出しました。自分の根底にある好きなものはコレなのかもしれません。リスペクトし合える関係性、つくりたいし、みたいし、携わりたい。

29日には初めてチケット販売をしての有料配信ライブを行いました。チケットを買って頂いて開場時間を迎えて開演する。何度も体験したことでしたが、緊張しました。内容は「ギャグラリー」というバッファロー吾郎A先生が2013年から主催されている人気ライブのひとつをMCである村上さんと、そのライブで優勝経験もあるオジンオズボーン篠宮さんに90分たっぷり語って頂きました。篠宮さんのギャガーとしてのキャリアやそのライブ前の心構えから目指しているもののストイックさ。間近で見続けていたA先生と村上さんだからこそ感じるその温度。ライブに対する皆さんの想いがバシバシと刺さりました。好評につきアーカイブも延長して販売してますのでよろしければ覗いてみてください。

【アーカイブ】バ吾A・しずる村上・オジンオズボーン篠宮トークライブ～限定ライブ配信～ 「篠宮とギャグラリーを語り合う」

今後も生配信ライブを開催していきます。正直いちばん最初に自粛していちばん最後に復帰できるかもわからないエンタメ業界。必要になる時に備えて準備をしっかりしておきます。

その日が来たらちゃんと笑っていられるように自分がいま守れるものをしっかり守っていきたいです。