横須賀の中年国際結婚市場でフィリピーナが強い理由
本当は前回に続き横須賀基地の若者達の乱れた性について書こうと思ったのですが、ややくどくなるため箸休めにフィリピーナのことでも書こうかなと思います。あ、くどい?
さて、横須賀基地周辺では国際恋愛・結婚が多いわけですが、日本のドメスティックな市場と同様、ここ横須賀でも女性は35歳になったあたりからどんどん市場が狭くなってきます。市場が狭くなっていく様子を説明するためにSex and the Cityというドラマのあるワンシーンをご紹介すると、主人公のキャリー(劇中では38歳の設定)が50代のボーイフレンド、アレグザンダー・ペトロフスキを連れだって、VOGUEの編集長・イネド(40代後半~50代前半くらい)の自宅で開かれたパーティーに参加したのです。
イネドはキャリーにペトロフスキを紹介されると、雑談を始めました。そして社会的にも広く認知されていてお金持ちで、エレガントでセクシーな彼を「なんて素敵な男性なの!」と褒めちぎるのです。そしてキャリーにこう言いました。
「私の年代で成功している女が泳げるプールはね、とっても狭いの。なぜあなたが私のプールで泳いでいるの?」
たたでさえ狭いプールに自分よりも若い女性が入ってきてしまったら、もっと狭くなって競争は激化するだけでなく、50代の自分は不利になってしまう。イネドのそんな憤りが伝わって来ました。
マーケット感覚をちゃんと持っているのがフィリピーナ
だけどフィリピーナ達はこの狭い市場でも元気がよい!言い方は悪いのですが、見た目はただの若作りが痛々しい年増でもしっかり結婚相手を見つけています。贅沢を言わないからです。
トップ画像の女性はフィリピーナではなくMaria Conchita Alonsoというベネズエラ人の女優で,Desperate Housewivesのシーズン2エピソード15のスクリーンショットなのですが、横須賀の中年国際結婚市場で勝ち残るフィリピーナがまさにこんな感じ。役柄としてはもう51歳なのにVictoria's Secretで買ったような、下着にしか見えないてろてろした安っぽいキャミソールをデニムに合わせて若作り。義理の息子を誘惑する時は、お約束のようにヒョウ柄のタイトなドレスを身に着けて「ジッパーがあがらないのぉ~~。助けてぇ~」。フィリピーナ達もこのわかりやすい戦略で攻めていきます。そういう戦略で堕ちてくれる程度の男でもよいのです。結婚さえできればよいのですから。もちろんこういう戦略にひっかかる男性は、他のもっと若いフィリピーナに同じようなことをされたら、ころっとそっちに行ってしまう可能性も大変高いというリスクも承知の上でしょう。実際にそのようなケースは横須賀では珍しくありません。
自分が若く見える市場を選ぶフィリピーナ
男性と女性では、生物学的な理由もあり、人生におけるピークがかなりずれるのですが、このピークのずれを利用してモテそうもないおじさんと結婚しているのがフィリピーナで、ピークのずれを無視して(あるいは気にせず)‘”Age is just a number."と言って若く性的魅力にあふれるボーイフレンドに恋して、その年齢差を埋めようと努力するのが日本人女性。両方とも努力しているのに、結果がついてきているのはフィリピーナなのです。
男女でピークがどのくらいずれるのか図にしてみました。あくまでも筆者の主観に基づいて作成されたものなので「私は叶姉妹みたいに死ぬまでおっぱい晒して夏を謳歌するわ!」という方はどうぞそのまま常夏でいらしてください。
話を効率の良さに戻します。
秋、あるいは晩秋に属する日本人女性が初夏に属する男性のために現役の女であり続けようと努力しているのに対し、フィリピーナ達は同じ晩秋に属していてもはなっから冬に属するおっさん達しか狙っていません。
日本人の中年女性に言わせれば「別にきもいおっさんと結婚したくない」でしょう。そう、日本人女性はちゃんと恋愛がしたいのです。だからどきどきさせてくれる男性=肉体的魅力がある程度ある男性達が集まる市場に留まって無理ゲーを繰り返します。
対するフィリピーナ達は恋愛にはこだわっていません。フィリピンに帰ったら食べていけないので結婚して海外にいたいだけ。恋愛感情という贅沢品を最初から求めていません。だから婚活もすごく効率が良い。
◆筆者のブログ内の関連記事 :「どうしてもアメリカ人と結婚したかった」日本人女性とフィリピン人女性ではその理由が違う
コンプレックスを抱えていじいじしている暇はないからブスでも明るいフィリピーナ
彼女達は40歳を過ぎても胸は押して!上げて!ブスでも気にしない!強気です。悪趣味な若作りをする自分を「きれいだね」と言ってくれる、10歳以上歳の離れた男性を狙います。いい歳して女しか武器がないの?と言われても全然気にしないでしょう。これはご存じの方も多いと思いますが、被害者・・・じゃなくてターゲットは白人男性が多いですね。
だからセックスも、日本人女性は「魅力的な男性と楽しむセックスは最高の美容液!」と言って綺麗であり続けようとするけど、フィリピーナ達は「結婚に持ち込むためのお勤め」として割り切っていますから、魅力的な男性には行きませんし、結婚するまではものすごく尽くしてくれるらしいです。これは私がツイッターでフォローしている仁科友里さんが提唱するちんころじーにあてはまります。
結婚となるとセックスは重要な要素の一つになるけど、アメリカ人男性の場合、それが日本人男性に比べてさらに大きな比重をしめることは間違えありません。こうして40歳を超えても、フィリピーナ達は10歳、あるいは20歳以上を狙ってどんどん結婚しています。外見的にハンデがあっても結婚しています。ここ1,2年で気が付いたことなのですが、フィリピーナはしゃくれている人が多い!そのしゃくれ方が大きくて花王のマークみたいな人もいるけど、日本人女性ならコンプレックスになってしまうような部分に構うことはなく、結婚まではいかなくともシュガーダディをつかまえて明るく生きています。
性的に魅力的な男性にこだわる日本人女性達
ではなぜ日本人女性は結婚に持ち込めないかというと、ずばり、自分の魅力を過大評価しすぎているからだと思います。
例えば年下のイケメンアメリカ人とおつきあいしているとしましょう。女が36歳で男が26歳。結婚にこだわらなければ何の問題もありません。ところが結婚を考えている場合、この10歳差、今はまだなんとかなりますが、10年後はどうでしょう?女性は外見面では一気にダウンヒルなのに、男性はまだまだ男盛り。さらにその10年後は彼が46歳で渋い色気を醸し出しモテ続ける頃、女性は56歳で異性から性的な対象としてみられなくなってくる。一緒にいるだけで自分が追い詰められていくのですから、精神的にかなりきついでしょう。
この将来が最終的にはどうなってしまうのか、自分もボーイフレンドも透けて見えているのに、「私ならなんとかなる」と思ってしまう。そして「こんなに努力しているのに、自分よりも若くてきれいな女性が世の中には多すぎるから、彼は浮気をするかもしれない」という不安が常につきまとい、気が付けば眉間に皺が深く刻まれてしまうことでしょう。フランソワ1世とその息子アンリ2世という、二代に渡りフランス国王の寵姫の座にいたディアヌ・ド・ポワティエのような離れ業はそうそうできるものではありません。
もちろん歳をとった女性から逃げない男もいます。それは恋愛関係や結婚にセックスよりも精神性のつながりを求める男性。母親の愛情に恵まれなかった男性あたりでしょうか。あるいは女性がお金持ちの場合。セックスの相手としては魅力がなくなっても、ともに暮らしていくには十分魅力的です。
横須賀の中年国際恋愛市場で奮闘する日本人女性達については、また他の記事で書きたいと思います。以上、2019年現在秋に属する女・アベマリアでした。