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【世界一わかりやすい】VCT「LOCK//IN」の全て!

どうもみなさんこんにちは。
万年シルバー帯さわでぃです。ʕ •́؈•̀ ₎

さて、VCT 2023シーズンの最初の国際イベント「LOCK//IN」の大会詳細情報が発表されました。
世界一わかりやすく説明するので、詳細みていきましょう!

目次はこんな感じです。
気になったところから読んでみそ〜


参加チームの話

参加チームは、インターナショナルチーム30チームと、インビテーショナル(招待を受けた)チーム2チームの計32チームによって争われます

追加参戦となるのは、中国の2チームです。
後述しますが、今大会はシードなどの偏りのない綺麗なトーナメントなので、Riotも32チームにしたかったのかもしれません。

出場チームはこちらです!


LOCL//IN出場チーム一覧

中国の招待チームは「EDWARD GAMING」と「FPX」の2チームです。

なぜこの2チームなんだ・・・

個人的に思うところがあるので、
ちょっと深ぼってみましょう(興味ない人は飛ばしてね)


なぜ中国チームが「LOCL//IN」に?

さてさて今回参加の中国のにチームですが、

特にFPX(Fan Plus Phenix)については、2022シーズン、Mastersを制した超強豪なのでかなり有名なチームです。

また、両チームとも2022シーズンはChampionsまで出場しており、実力十分とみえます。

しかし、FPXに関しては、2022シーズンオフにメンバーが総替えになっており、もはや全くの別チームです。
っていうか、中国外のプレイヤーが誰も所属していないので、僕はどの選手も初見でした。


新生FPXチームメンバー

前のメンツは鬼豪華だっただけに、ギャップにびっくりです。
以前は拠点のみ中国で、活動はEMEAだったこともあり選手もEMEA全域から集めていましたが、新生FPXは完全に中国チームになりましたね。別チームです。

また、こんなことを言うのもなんですがEDWARD GAMINGに関しては
Championsでもいい成績を残せているわけではないですし(最下位)、
正直いってムチャクチャ惹きのある選手が揃っているわけでもないと思います
(ファンの方すいません、個人的な感想です)

ではなぜ、この2チームが追加招集なんでしょう。

ここからは僕の推測ですが、

2チームが中国チームだからです。推測と言いましたが、ほぼ確実だと思います。

さて、どういうことかと言いますと

2023年ついに、中国政府に販売を認められたゲームコンテンツリストにValorantが名を連ねることになりました。習近平のお墨付きゲームになるわけです。

あれ、あんまり名前出さない方がよかったのかな。まあいいか。続けます。

現状、中国に住むプレイヤーは、香港サーバーや韓国サーバーなどに接続してプレイする必要がありました。(これは全然調べてないので憶測ですが、旧FPXがEMEAで人を集めてってことしかできなかったのも、こういう環境問題も一因かなあと思ってます)

また、プロチームの運営に関しても、中国の大企業(テンセントとか有名ですよね)は、目立った投資ができない環境でした。変なことして、彼に目を付けられたくないんですよね、きっと。

そんなValorantを楽しみにくい環境が続いていた中国国内で、
今回公式に中国政府のお墨付きがValorantに与えられました。

きっと、すぐにでも自国内サーバーがバンバン作られて、

金になると踏んだ大企業もバンバン、チーム運営に投資を始めるでしょう。

そうすると世界一の人口を有する中国の中で、Valorant旋風が巻き起こるのは火を見るより明らか!

この一連の流れを想定したriotは、すぐにでも中国チームを巻き込んで盛り上げておきたいわけですね。中国で盛り上がれば、Valorantの地位は安泰も安泰です。

そこで、今回のLOCK//IN。

どこかの地域で、2チーム捻出しなければならないとなって、白羽の矢が立ったのが中国産チームだった・・・

こんなところでしょう。確信に近い推測です。

我ながら明分析ですね。探偵に転職した方がいいかもしれません。

世界中の難事件を解決してしまうかもしれません。

これは、確信に近くない推測です。

トーナメントの仕組みの話

さて、閑話休題

LOCK //INのトーナメント形式を見ていきます。

正直、このパートはしっかり解ってなくても全く問題なく楽しめるとは思いますが、
僕はこういう、大会運営のメタ的なところが好きなんだ!付き合ってください!!

riotのプレスリリースに詳細は書いてありますが理解するのに二年ぐらいかかりました。
わけわかんなすぎ。

名探偵の僕はなんとか理解できたので、名探偵でもなんでもないみなさんに噛み砕いて説明します。

トーナメント表完成までの流れは、こんな感じ。

  1. 地域間の対戦カード数を設定

  2. トーナメントを2分して、対戦カードを割り振り

  3. 各対戦カードの対戦チームに、地域名と1〜10の番号を振っておく(中国は1と2)

  4. 3つの地域の各チームに1~10の数字を割り振り(中国チームは1,2を振る)、対戦カードに組み込む


我ながらわかりやすいですね。

少し補足していきます。

地域間の対戦カード数を設定

32チームで、敗者復活のないトーナメントなので
試合数は31です。(中学の入試問題とかでありそうですね。ウケる)

その31試合を、できるだけ同一地域で戦わなくてもいいように割り振ります。

そうすると

  • EMEA vs PACIFIC:5試合

  • AMERICAS vs PACIFIC:5試合

  • AMERICAS vs EMEA:4試合

  • 中国 vs AMERICAS:1試合

  • 中国 vs EMEA:1試合

と言う割り振りになるわけどすな


トーナメントを2分して、対戦カードを割り振り


AlphaとOmegaに二分(ポケモンかな?)

はい、割り振りました

各対戦カードの対戦チームに、地域名と1〜10の番号を振っておく(中国は1と2)

若干ここが複雑ですが、

例えば・・・ Alphaブロックの「AMERICAS vs PACIFIC」の対戦カード3種類を

AMERICAS 1vs PACIFIC2
AMERICAS 3vs PACIFIC1
AMERICAS 2vs PACIFIC3
と、ラベル付しておくってことです。
これを31試合分行うと、
AMERICAS PACIFIC EMEA には 1〜10が割り振られ
中国には1と2が割り振られます
3つの地域の各チームに1~10の数字を割り振り(中国チームは1,2を振る)、対戦カードに組み込む

あとは、出場チームにさっき決めた、地域+数字のラベルを割り振っていくだけです。

例えば、

FNATIC が EMEA6
ZETAが PACIFIC4

みたいな感じです。

そうすると、全チームの割り振りが完了するわけですね。

こうしてできたトーナメント表がこちらです!!

脅威のメガネトーナメント

・・・

・・・・・

・・・・・・・😄

どう言うセンスしてたらこんなことになるんでしょう。
すごくないですか、UIとして。
伝える気一ミリもないですよね。

僕なんか、メガネに見えてきました。

メガネだとしたらだいぶ派手ですよね。

念の為、わかりやすい方も載せておきます。



注目の対戦カード

さて、今大会のマッチングで注目を集めているのは、なんと言っても

FNATIC VS Sentinels

でしょう!

Tenzのファンボである僕は、大興奮のマッチングです。
日本のValorant視聴者の中でも、人気海外チームトップの2チームだと思います

この対戦カード、鮮明に覚えているのが
「2021 VALORANT Champions Tour – Masters Stage 2」の決勝戦です。

あまりの興奮に鼻血を出しながら観戦していました。
いや、拝見させていただいておりました。感謝します(©︎関)

優勝した時のやつ。Tenz様神々しい

この試合は、確か初めてのオフライン大会で、今後のValorant競技シーンの先駆けとなる大会でした。

結果は

Sentinels 3-0 Fnatic

と、Sentinelsのストレート勝ちでしたが、

  1. スプリット:14-12

  2. バインド:16-14

  3. ヘイヴン:13-11

と、内容はとても濃密で常にどちらが勝ってもおかしくない、拮抗した試合展開でした。
Tenz様を中心にオリジナルな強さ・個の強さが光るSentinelsに対して、チームとしての戦略で挑んだFNATIC
AMERICAS と EMEA の地域差を表した一戦は、まさに地域代表の一騎打ちという感じがして、さらに興奮させました。
この大会以降、なかなか成績が出ない中で大きなメンバー変更があったSentinels
この大会以降も順当に成績を出し続るも、未だ無冠の帝王 Fnatic
両者の直接対決。全人類必見


非難殺到の現状。シングルエリミネーション制の採用について


さて、ワクワクが止まらない今大会ですが

めちゃくちゃ物議を醸している点があります。

それが、

シングルエリミネーション制(single elimination)の採用です

シングルエリミネーション制とは、簡単に言えば「1回負けたら終わりのトーナメント」です。

まあ、フツ〜のトーナメントなんですけど、実はこれまでのVCTでは採用されていない形式だったんです。

これまでのVCTで採用されていたのは、ダブルエリミネーショントーナメントです。

ダブルエリミネーショントーナメントは、簡単に言えば「1回なら負けられるトーナメント」ですね。

これまでVCTを見ていたみなさんはこんな表、見たことあると思います。


ダブルエリミネーショントーナメント表

いわゆる アッパーブラケット(upper bracket)と、ロウアーブラケット(lower bracket)という2つのトーナメント表が存在していて

全チーム、アッパーブラケットから参戦し、負ければロウアーブラケットに移る仕組みになっています。

アッパーブラケットで一度負けても、ロウアーブラケットで勝ち残れば、アッパーブラケットの覇者との決勝戦になるという仕組みです。

正直、ダブルエリミネーショントーナメントにも問題視されているポイントはありますが、
一度負けても優勝の可能性があるので、実力が反映されやすいというのは事実だと思います。

基本的にこのダブルエリミネーショントーナメントを採用していたVCTが、初めてシングルエリミネーションのトーナメントを開催することにしたわけです。

多くの有名配信者やプレイヤーも、今回のトーナメントには苦言を呈しています。

敵チームの感じもわからんのに、シングルじゃ無理よ!的な意見


BO3一回で半数が帰国するのやってなさ杉内俊哉


いろんな意見を見ましたが、多い意見としては

  • BO3(2マップ先取の1試合)1回で帰国するチームが16チームあるのは、割に合わないンゴ

  • ロスター(チームメンバー)が変わったチームが多いのに、ちょろっとやっても実力通りの成績でないだろ!!

の2つですね。

共にもっともだと思います。

ただ個人的には、


  • 「LOCK//IN」の大会としての位置付けは低い

  • 他のスポーツではシングルエリミネーションは普通

というところで、特に文句はないです。

ちょっと解説します。

「LOCK//IN」の大会としての位置付けは低い

これは、意外と言ってる人がいなかった意見です。

具体的にいうと、

「LOCK//IN」はエキシビションマッチ(お祭り)です。

こう思う理由は2つあって

1つは、なんの成果も上げていない中国チームが2チーム普通に参加している点です。

大会としての格を上げるのであれば、その大会への出場資格も厳格であるべきだと考えます。
少なくとも、招待という仕組みは取らないですよね

2つ目の理由は、優勝報酬がショボめだという点です。

今大会、優勝すると2023Mastersへ出場できます。
確かにこれは嬉しいんですが、しれてます。

リーグ戦を勝ち抜けば、普通に出れるわけですし、
何より優勝チームが所属するリーグ戦から、Mastersへ出場するチームが実質1チーム増えるので
むしろ、別に優勝しなくても、ご利益に預かることができるパターンが多いです。

この2つの理由から、僕はriotが今大会を
エキシビションマッチと捉えてるんだろうな〜と思っています。

エキシビションマッチなら、「真の実力が〜」っていうことより、
サクサクいろんな地域の名門チームが見れる方がいいって感じもします。

他のスポーツではシングルエリミネーションは普通
これは、言ってる人もちらほらいる意見です。

例えば高校野球の甲子園なんて典型ですよね。
サッカーのワールドカップもそうですが、スポーツにおいて
泣きの一回が認められる方が珍しいと思います。

あくまでもe-sportsと考えるなら、シングルエリミネーショントーナメントも
あってもいいかな〜と思えるはずです。

まとめ

さて、いろいろ書きましたが、そろそろお別れです。

まとめると

今大会、参加チームはインターナショナルチーム30チーム+中国の2チーム
初戦からFNATIC vs Sentinelsの戦いが見れる、激アツマッチング
ただ、シングルエリミネーション制の導入についてはさまざまな意見がある様子

こんだけですね。

ダラダラ書いてきましたが、なんとあっけない。

これからは、「LOCK//IN」出場チームのロースターやポイントをまとめていこうと思いまつ!

ここまでお読みいただきありがとうございました!!

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