英G1ジュライカップ展望について

本日はとても悲しいニュースで世間が埋め尽くされています。
ですが、こんなときこそ普段どおりの日常を意識して日々を紡いでいきたいものです。

さて、タイトルをごらんになられた方からは、2回目でいきなり海外競馬の話かよ!ということをお思いになるかもしれませんが、これには深いワケが・・・

そう、きいはキングエルメスの出資者なのです。(マジです)

せっかく出資馬が初の海外遠征をしているわけですから、これはまあ語っておきたいなと思います。
なお、本レースはグリーンチャンネルで無料生中継されますが、JRAでの勝馬投票券の販売はございませんので、馬券買えないならええわって方はブラウザバックお願いします。

ジュライカップはイギリスのニューマーケット競馬場で開催される上半期の欧州スプリント路線の頂上決戦ともいえるレースのひとつです。 
今年で開催回数が142回を数えることからその歴史の深さがうかがえますね。

距離は6ハロン(約1207メートル)。「ジュライコース」とよばれるこの時期しか使用されない専用の直線コースで施行されています。
まあ、専用とはいえジュライカップだけでなく同じコースで条件戦も施行されているのですが。(2歳戦のジュライステークス等)

直線競馬といえば、日本ではアイビスサマーダッシュなどが施行されている新潟競馬場の芝1000メートル戦がなじみ深いですね。
ただ、新潟競馬場はかなり平坦なコースであるのに比べて、ジュライコースは道中かなり大きな独特のうねりがあり最後の1ハロンで過酷な急坂があらわれるコース設定となっています。

キングエルメスは今週の火曜日に本番と同じコースで追い切りをこなしましたが、レース経験でいうとこれまで直線競馬はもちろん、坂という坂も阪神でしか経験がありませんから、ジュライコースにどう対応するかがカギとなりますね。

さて、歴史ある一戦だけに出走馬も力のあるメンツが揃うジュライカップ。今回の出走馬のなかで注目を集めるのはパーフェクトパワー。先日のロイヤルアスコット開催のG1コモンウェルスカップで日本でもおなじみスミヨン騎手を背に完勝を収めた3歳の実力馬です。

ほかにも同じくロイヤルアスコット開催のG1プラチナジュビリーステークスを優勝したネイヴァルクラウン、同2着クリエイティブフォース同3着のアルトーリアスらが人気を集めています。
ブックメーカーオッズでは、前走3着ながら前が空かず展開の向かない中3着に突っ込んできたアルトーリアスが、人気ではネイヴァルクラウンとクリエイティブフォースを逆転しているのに要注目です。

では、肝心の展開予想(データがないのでほぼ勘&キングエルメス中心です)にいきましょう。
まず、今回は14頭立てとなっています。
枠順でいうと人気の4頭は外目の枠にあつまっており、キングエルメスはほぼ真ん中、6枠からの出走となります。

コモンウェルスカップでは中段から残り3ハロンで先団に進出してそのまま伸び続けて他の馬をちぎったパーフェクトパワー、プラチナジュビリー組は前走で番手~中段後方からの競馬でした。
対してキングエルメスはここ2戦は番手からの競馬をしていますが、前々走では馬群に囲まれたとき嫌がる仕草をしていましたので、基本的には積極的にハナをとりに行くものと思われます。

英国の直線競馬だと、基本的に道中は縦に2つの馬群に分かれてすすみますが、この場合、人気の4頭とキングエルメスは別の馬群となる可能性が高いでしょう。
人気薄のメンツの馬群となると、スタートダッシュで差を付けられる可能性が高い反面、他馬も序盤に脚をつかって積極的に前を主張してくるでしょうからかえって厳しい競り合いになるかもしれません。
ここでどういう駆け引きをするかが最初の楽しみですね。

3ハロンを過ぎたあたり~残り2ハロンで今度は差し馬があがってきますからここでいかに抜かせないような立ち回りをできるかが次の難関です。

最後の1ハロンで最大の敵である急坂が現れます。追い切りでもこの地点でペースが落ちましたから、ここを技術と根性でできるだけ失速しないよう凌ぎきらなければなりません。

つまり、序盤、中盤、終盤を意地と根性とプライドで先頭を駆け抜けるしかないわけだねキングエルメス!!!
日本から応援しているぞーーーーーーー!!!!!

きいの叫びはさておき、キングエルメス、私が思うに今回の出走は新馬戦以来の万全の態勢での出走になると思われます。(クローバーSはソエ発症、京王杯は療養空けで仕上げ不十分&レース中に剥離骨折発症、アーリントンは骨折休養空けで仕上げ不十分、マイルCは間隔が詰まって疲労残り)

そういう意味では面白いレースをしてくれるのではないかなと期待をしております。

というところで、展望にもなっていないキングエルメス応援記事を終わりたいと思います。
長文にここまでつきあってくださった読者のみなさまには最大限の謝辞を。

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