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お絵描きのメカニズム関連

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絵の練習の記録です。過去の練習でも学びを蓄積し、仮説を立て、解決方法を調査し、実践して結果を考察し、次に繋げることを目的としています。
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#絵の練習

お絵描きのメカニズム 第4巻 〜「知識の検索」と「気分の高揚」〜

TOPICS|必要なタイミングで知識を思い出す「記憶の活性化」と、絵を描くモチベーションを高める「高揚」| 前回の記事の「お絵描きのメカニズム第3巻 〜知識のカテゴライズ〜」に引き続き「お絵描きのメカニズムver1.0」の最後のシリーズとなります。ver2.0にアップデートする考察はすでに開始されていますが、まずは土台となるver1.0の完成となります。 今回で下図の目次は一通り網羅されました。第2部の表現内容については未定です。 第4章 練習タイプ4(思いつき・機械的

お絵描きのメカニズム 第3巻 〜知識のカテゴライズ〜

TOPICS|絵の記号をカテゴライズして知識体系を整理し、好きな絵の分析方法、絵を描くときの思考過程を理論化| 前回の記事の「お絵描きのメカニズム 第2巻 〜感覚で描く絵、理屈で描く絵〜」に引き続き、お絵描きのメカニズムの第三弾になります。記事を描くのに半年単位のスパンを空けてしまってるのでかなり考え方が変わってきてはいますが、ある程度は一貫性を保っていると思います。ただ、今回の文章化のための勉強で大きく改善すべき点が見つかったので、部分的にフローチャートの順序の入れ替えが

お絵描きのメカニズム 第2巻 〜感覚で描く絵、理屈で描く絵〜

TOPICS|模写練習とは何か。確実に知識を身につける方法は。漠然と数をこなす練習をしない上達方法| 前回の記事の「お絵描きのメカニズム 第1巻 〜絵は才能でなく根気で描ける〜」では主に「具象領域」について解説しましたが、今回からは「抽象領域」に突入です。ぜひ言語と記憶だけの曖昧な世界を堪能してください。 抽象領域 緒言|~感覚に頼らざるを得ない~ 練習タイプ1(転写)は外部記録をしっかりと観察しながら描けるので、手本という模範解答がある中で練習が行えていました。しかし、

お絵描きのメカニズム 第1巻 〜絵は才能でなく根気で描ける〜

TOPICS|これは「理屈で絵が描けることを証明する」第一歩。言語化の重要さ、練習のステップ、上手い絵の定義とは| 以前からTwitterの方で結構考察してた「お絵描きのメカニズム」をそろそろまとめないといけないということで、自分で実験してたどり着いた地点までを文章にしました。今回の記事ではお絵描きのメカニズムを部分的に解説しています。残りは数回に分けて文章化していくつもりですが、今回の掲載範囲がお絵描きの基本だと思うので十分役立つと思います。 ところで、文章化するにあた

うろ覚えポケモンかけるかな? 〜第2フェイズ「脳内イメージの再現」〜

TOPICS|「うろ覚えポケモンかけるかな?」実験記録。脳内イメージの制御とデッサンの精度向上の思考過程を観察| ポケモン描けるかな?の続きを書かねば。前回の「うろ覚えポケモン描けるかな? 〜第1フェイズ「うろ覚え」〜」の記事からかなりの時間が空いたが、実験自体は着実に進展しているのでその記録として実験中に考えた事を細かく文章として残しておく、というかほぼTwitter原文の連結。今回はうろ覚えスケッチの第2フェイズ「脳内イメージの再現」について書くが、このフェイズでほぼお

うろ覚えポケモン描けるかな? 〜第1フェイズ「うろ覚え」〜

TOPICS|上手く絵が描けずに悩むより、誰でも簡単にできる「たぶんこんな感じだったはず」レベルから始める練習方法| 絵を描くのが下手だということの多くは、上手く描けないという以前に、何をどう描いていいのかが分からないのがほとんどだと思う。人体デッサンの狂いも、関節などの立体感を表現する際の線の描き方が曖昧だからおかしなことになってしまう。キャラの顔のパーツならある程度見慣れているから自然な感じに描けるが、関節や細かい凹凸はうろ覚えなので自信を持って描けない。 だからと言