見出し画像

ナムジュンには恋愛を謳歌してほしいが、高木紗友希の脱退は仕方ない

ナムジュンには恋愛を謳歌していてほしい。ナムジュンに特定のパートナーがいると考えただけでキツイものがあるが、彼らに散々なプレッシャーを負わせている罪悪感から、せめて、プライベートで充実した時間を過ごしていてほしい。

ああ、綺麗事です、本当はそんなことを考えただけで「無理」だ。
2020年9月12日、スーツを着た私は麹町のベローチェで最終面接を控えていた。そこに現れた「ナムジュン薬指事件」。動揺した。
「ナムジュン薬指事件」とは、ナムジュンがテレビ収録が始まる直前に薬指にあった指輪を人差し指に移動させた事件のことである。よりにもよって、BTSのみなさんのテレビ局入りから生放送で中継するという異例の日だった。その様子がしっかり収められた動画がtwitterで流れてきた時、一旦頭を停止させた。

ナムジュンが…結婚している…?
実は…結婚していた…?
一切熱愛報道が出ないのは…、もはや妻(女性に限定してごめんなさい、咄嗟だったもので)が家にずっといるから出歩く様子が撮られないだけ…?
ナムジュンが既婚…?
全部…嘘…?

実際にナムジュンが既婚がどうかはどうでもいい。私が「ナムジュンが既婚」という新事実を知ったところで、世界で変化が現れているのは動揺している私の心だけ、今まで見てきたナムジュンという人間も、その周りの人々も何も変わらない。私だけだ。ちなみに最終面接は落ちた。


事務所が設定したプロファイル以外、私たちはアイドルのことを何も知らない。アイドルである彼らと、実際の彼らは切り離されていいはずだ。それなのに、どこか裏切られたような、深い失望感に陥る。人気商売で儲けるためには、いかに大衆の心を掴むか、離さないか。他にもたくさん商売の方法はある中で、そういう世界だと知っていて入ったんだから、私生活を犠牲にするそれなりの覚悟は必要だろう。ただの一般人に心を寄せ、大金を貢ぎ、熱狂する人など普通はいない。

アイドルの恋愛は難しい。それはもうファンの心の感じ、世間の感じ、アイドルの感じ、それらの感じが全てうまく行くようなタイミングの感じで進めていかないと、うまくいかない。どれか一つでも遅かったり欠けていたり早すぎたりするだけで、結果は全く変わってくる。


アイドルが恋愛するだけで脱退だなんて人権侵害だ、という意見は理解できる。そもそも私のような世界に何の影響も与えないような雑草のような人間にも「人を好きになり、あわよくば付き合える権利」が与えられているのに、世界中の人々を熱狂させるような魅力を持った彼らに与えられないなんて、そんな可哀想な話はないだろう。私も冷静に冷静に冷静に見れば、それが当然だと思う。でも、「アイドルを推す」時には、必ず冷静さを欠いた心の動きがある。だってそういう世界だ。それを利用したビジネスだ。だから、私にはその意見に100%同調する冷静さはない。

juice=juiceの高木紗友希の話をしている。
紗友希推しとして、「Wonderful World」のリリイベ握手会が開催される渋谷タワレコに意気揚々と向かった6年前のある日。
初めて会った紗友希とは上手く会話が噛み合わなくて、隣にいた神対応のゆかにゃに推し変をした。それでも高い歌唱力、ハロプロエッグ時代から積み重ねたハロプロパフォーマンス、メンバーとの絆、全部知っている。デビューシングルの「ロマンスの途中」をテレビで披露していた時から全部見ていた。私と紗友希は、実感としては、近所でよく見かける野良猫くらいの親しさだ(は?)。
それでも、今回のことは仕方ないと思う。残留しても全く構わないが、脱退も仕方ないことだと思ってしまう。
その「仕方なさ」は、私が勝手に「高木紗友希」像に対して積み重ねてきた親しみの裏返しである。


アップフロントの方針云々には昔から多くの問題があるだろう。
アイドル自身にも多くの問題があり、オタク自身にも多くの問題がある。
その三者が意見をぶつけ合って、少しでも前に、前に進んで行くしかないんだろう。

でもさ〜、スキルメンだとこんなに擁護してもらえるんだね、とは思ったよね

やっぱ小田プロの安心感は格別だな

タイトル「仕方ない」とか言ってますが、普通にめちゃくちゃ悲しいです
いや、高木紗友希が恋してたのなんてみんな知ってたよ すごく可愛くなったじゃん 突然 ガッテン!って感じだよ これからも歌い続けてくれ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?