#Classicを踊る シリーズ R.Schumann作曲「森の情景 op.82」③

第三弾です。今日はシューマンの「森の情景」から③「寂しい花」をお送りいたします。ロマン派の作品は「想像力」と思っています。どんな情景を「想像」するか。。。それに尽きると思います。

たまに音楽が、色に見えたり、模様に見えたり。。。
または、絵が音楽に聞こえてきたり。。。
いわゆる「共感覚」ってものは、その想像力のたまものだと思うんです。
もちろん僕はその感覚を持ち合わせてませんが、、、w

本日もシューマンの一節を聞きながら、いろいろ想像、妄想していきましょう。
(なんだこの冒頭)

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【第三曲】寂しい花 (Einsame Blumen)
2/4拍子、変ロ長調。
「単純に(Einfach)」と指示された曲。タイトルの「Blumen」は複数形であることから、対話風の書法を織り込んだ優雅な趣をもっている。
(Wikipediaからの引用)

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【私的曲解説】
さみしい、とは?
なんで長調で書かれているんだろう。。。

そんな疑問から始まる。この曲。森という場所においての草花の集まり(ドイツ語訳ではBlume(単数)ではなく、Blumen(複数)で書かれている)は、こじんまりと「寂しげ」に見えるのかもしれません。
そして冒頭から重なるように出てくる「♫♫♩♩」のリズム音型は、今後の作品でも登場するフレーズで、この「森の情景」の作品を構成する大切な要素の一つです
もしよかったら探してみてください。

0:34~に急に登場する「寂しさ」「暗さ」の後の
冒頭部回帰…これがなんとも美しくて素敵なメロディです。

僕は「寂しさ」よりも、「愛情」や「やさしさ」をこの曲から感じるんですよね。「寂しい生い立ちではあるけれども容姿端麗な美しい女性」への愛情。そんな恋人と森の中でひっそり戯れるみたいな情景を想像します。
あ、これは僕の完全独りよがりな妄想なので気にしないでください。w


踊りは、風に揺れる草花をイメージして、
スタート地点から一歩も踏み出さず揺らいでみました。遠からず近からず「フラワーロック」に見えたら僕の勝ちです。



さて、今回も読んでいただいてありがとうございました。
また次回、楽しみにしていただけたら幸いです。

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