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フラッシュバックへの舞台化療法

個人的な療法を試してみる。いわゆる舞台療法のようなものだ。
フラッシュバックする過去の暗闇に対抗する手段として別の人生を作ってみる。
とても細かく。


しかし舞台療法にもあるようにデメリットも存在するだろう。
夢日記のようなデメリットが。
1度描き起こそうとして脳の混同を招いた。
しかしフラッシュバックの対抗手段として効くかやってみようと思う。
少しファンタジーよりで。

※案の定ストーリー化し別作品の魔術師持ってきたら偉い事になった

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私の名前はアーシャ・ストレンジャー。
兄のキール・ストレンジャーとバラの生垣に囲まれた叔父の屋敷に暮らしている。
そこには白いポーチが離れたところにあって、白いマグカップが放置されている。

両親は交通事故で死んだ。
私が4歳の頃だ。
兄とは2つ違いで6歳だった。
両親との記憶は薄い。
親族の話によると、私の家系は吸血鬼の分家らしい。
その証拠に、暗室にある顔の見えない両親の肖像画はあまりにも若いままだ。
まあ、私たち2人とも気には止めていない。
私と兄の外見もあまり変わらないのだが。
両親が亡くなったあと、
ヒソヒソした葬式の暗闇から、叔父が救い出してくれた。

ロニー・レイフロ。
彼は吸血鬼だという噂がある。
真偽はいかに。
ロニーおじさんは母の弟で
恋人がいて名前はクリス。
ちなみに男性だ。

兄とは大親友であり恋人のような存在。
ブラコンでありシスコンな関係だ。

繊細で多くを語らずとも伝わる兄。
兄と共にいれば寂しくないし、おじさんはあまり帰ってこないけど、メイドのメリサが世話してくれる。
猫の化身らしいけど本当かどうかは知らない。
従兄弟のギルバート・ハーヴィーは人狼。
こっちは狼になって遊んだことがあるから本物。
初恋で兄のような存在。
お調子者で誰よりも強い戦士。
キールとは仲が悪い。
私がギルバートの事が好きだからだろう。
銀髪に紫の瞳で筋肉質。
バイク愛好者で背中に星のついた革ジャンを着ている。
成人しており、フリーの配達員をしていて食料の配達を屋敷にしているが、それ以前からの友達。
兄には仄かに恋をしてただけだと伝えてはいるが、未だにギルバートにそっけない。
問題は魔術師イグニス・マークレイ。
彼は私の吸血鬼名を知っていた。
Анфиса(Anfisa) アンフィーサ ギリシャ語「花が咲く」"Anthousa"に由来
私の字名はアンフィーサ。
ギリシャ語で花が咲くという意味だ。
本来は9歳で教わるはずの事だが、9歳の誕生日、クリスマスにロニーおじさんのカードが教えてくれた。
兄の字名はアーダルベルト。
意味は気高く輝く。
兄にピッタリだと思う。
私の名前も良く似合うと言ってくれた。
不思議ね、冬生まれなのに。
家族以外は知らないはずの字名を魔術師イグニスは知っていた。
私の母と知り合いらしいと言っていたが本当かどうかとても怪しい。
以前、母が冬の日に腕と足を撃たれて死にかけた時、妊婦だった母は私を守ろうとしてイグニスと契約をした。
私の許嫁になるのを条件に母を助けたらしい。
そしてイグニスは私を花嫁にせんと付きまとっている。
しかし母も策略家で契約の際、条件付けをねじ込んだ。
”ただし17歳まで私を守りきる事。”
17歳になれば吸血鬼の力が完成し結界を張れるようになる。
イグニスは私の母を賞賛していたが、私はこの事で少々母を恨むこととなる。
イグニスは初め吸血鬼の血筋を狙ってのものだったようだが、生まれた私を見て一目惚れしてしまったらしい。触れるもの全てに術式をつけるいわゆるイリーガルな存在、disturb《ディスターブ》守る為と称して身体中に触れてくる変態だ。
兄は2つ違いの17歳なので守ってくれるが、私にはまだ術がない。
ちなみにイグニスも《他者》に含まれるので、私の唇までは触れられても、口の中、いわゆる体内へは入れない。
イグニスの容姿は黒髪に紫の目のひょろ長の美形で、私はミルクティー色に近いややピンクのかかった茶髪のような色で緑の目をしている。
兄は黒髪にブルーの瞳で私と同じ赤いルビーのピアスをしている。
イグニスは黄色だ。
あの変態は9歳の誕生日に現れた。
私の部屋に突然現れたかと思うと、こう言った。
『誕生日おめでとうアンフィーサ、僕の花嫁』
手を勝手に取って口ずけて顎を掴まれたあと、黒い空間へ連れてゆかれた。
『貴方は誰…』
『僕の名前はイグニス。イグニス・マークレイ。君の母親を助けた際母親のアーニア・ストレンジャーと契約した…17歳になるまで、君を守るのが僕の使命』
イグニスは私に近ずいて笑った。
たった9歳の娘に向かって恍惚と支配欲を剥き出しにした感情を向けた異常な光景に、私は必死に兄の名前を呼んだ。
『…安心しろ、僕は契約上、17歳まで君を襲うことは出来ない‪‪❤︎‬』
『ヒッ!変態よこの人っ!』
『でも守るためなら君に触れられる…嗚呼…いい匂い…大好きだよアンフィーサ…僕の花嫁…』
『きゃあ変質者よ!お兄ちゃん!助けて!』
『僕から逃げないでアンフィー、愛してるんだ』
『9歳よ!このロリコン!』
『妹に触れるなこの変態』
いつの間にか空間をねじ曲げて兄のキールが私を助けに来てくれた。
一悶着の後、イグニスは逃げたが、 ロニーおじさんの話によって裏付けがなされ、話は事実と解り、私の手の甲には印が浮かび上がっていた。
守りの印ではあるようだが明らかに予約の雰囲気を漂わせたこれは、最強の魔術師イグニスの使う魔法術の防護だった。
誰にも解けない事はその場の誰にでも痛感させるほどの力があった。
兄はより一層私と共にいるようになった。
兄は怒り狂っていたが、私は契約のお陰で兄を1人にせずに済んだ。兄と出会えたことは感謝している。

初期画・ラフ


アーシャ・ストレンジャー
現在15歳
4歳で両親が交通事故死。
その死の真相にも疑惑が存在する。
9歳の誕生日に吸血鬼名”アンフィーサ”を授かり、イグニスが現れた。
後2年で、イグニスの花嫁になる契約がなされている。
アーシャ:目覚めた女性
(アナスタシア(Анастасия)から
*イグニスにはアンフィーと愛称で呼ばれる。

初期画・ラフ


キール・ストレンジャー
現在17歳
6歳で両親が事故死。
9歳の誕生日に密かにカードで吸血鬼名を貰う。”アーダルベルト”
意味は気高く輝く。

キール:輝くこと,純粋なことを表す
船の竜骨の事でもある。

*アーダルベルトから、ダルベルと呼ばれる事も。

ロニー・レイフロ
仕事で飛び回っていて滅多に屋敷には帰らないが、いつも電話を残してゆくので寂しかったことは無い。
兄も私も、このイケてる髭のおじさんが大好きでいつもゴツイ指輪をつけている。
恋人のクリスはぶっきらぼうだが、優しくしてくれる。

イグニス・マークレイ
出生は謎で何歳なのか誰も知らない。
恐れられている大魔術師で気まぐれで予測不可能な為、おべっかすら気分次第で激情して殺される事も。目的は謎。

ラフ

続、その他日記を更新する予定。

8歳の頃にアーシャを見にきたらしい。
イメージ画

モデルはロシア美少女クリスティーナ・ピネノーヴァ
若干8歳にしてこの美貌…すごい…(小並感)

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