原因は自分にある。が私の原因たる所以

※原因は自分にある。沼落ちのとりとめもない話です。長いです。
勢いで書いてあるので注釈もなく説明が足らない点も多いかもしれませんがご容赦ください。


はじめに


皆さんは 原因は自分にある。 というグループをご存知だろうか。
EBiDAN(エビダン)というスターダストプロモーション所属の新人・若手俳優のアーティスト集団の中に属する、7人組のボーカルダンスグループで、通称げんじぶと呼ばれている。

私は昨年原因は自分にある。(以下げんじぶ)に出会い、3年ぶりに在宅を脱しライブに足を運び、活力を取り戻し、労働を始め、20キロ痩せた。(宗教勧誘や進研ゼミでもこんな露骨なアピールなさそうだけど全て事実)
以下はげんじぶ沼落ちハピなる人生の始まりの記録である。

在宅ほぼオタ卒期

2019年8月まで、私は先述したEBiDANに所属する別のグループ、超特急のオタクとして東奔西走していた。しかし、8月のライブへの参加を最後に在宅になった。妊婦だったからだ。
翌年2月に出産し、コロナ禍での育児で手一杯になっているうちに、推しがグループを脱退した。
推しが抜けてもグループを応援したい気持ちは依然あったが、推しがいた時ほどの熱量はなくなっていた。熱量がないというか、日々の生活と育児でキャパオーバーだった。

コロナ禍でほぼ外に出られず、Twitter(現X)くらいしか楽しみもなく、産後15キロくらい太った。走ると膝と足首が悲鳴上げるくらい太っていた。近所しか歩かないし、人にも会わないし。別に困りはしなかった。
子どものことを優先していくうちに、オタクとしての私の姿…というか元の私の大半はオタクの形をしていたので、私のほぼ全てが消え掛かっていたのかもしれない。そのことを苦しいと思う時期ももちろんあったが、次第に今は仕方ないことと割り切り、負の感情も薄れていった。そのままオタ卒という未来もあったと思う。

エビライ配信視聴強要女こと姉

時は流れ、2022年8月。子が2歳半をすぎた頃、EBiDAN所属のグループが一堂に会するビッグイベント、EBiDAN THE LIVE (通称エビライ)2022が開催された。コロナ禍を経て、3年ぶりの開催であった。
興味がないわけではなかった。しかし行くという選択肢は未だなく、はなから諦めていた。私の姉は、どうやら友人と行ったらしい。
開催の翌日、姉からLINEがきた。

“超特急のセトリめちゃくちゃ良かったから、エビライの配信絶対見ろ”

この頃の私がライブ映像を落ち着いて見られる時間は、子どもを寝かしつけてから、夜泣きするまで。夜泣きしなければ夜中まで見続けられるが、そんなことは滅多になかった。
正直夜は早く寝たいし、新しく出たライブ映像の円盤等も姉がくれたものの、結局見ないパターンがお決まりだった。
しかしこの時は姉の強要の圧がまあ強かった。日中何度も見たか確認してくるのである。
ためしに再生時間を見たら長すぎてひっくり返ったが、これは見なかったら本当にうるさいやつだと観念し、見ることを決意した。
超特急を見ろと言われたのだからそこまで飛ばせばいいのだが、せっかく見るなら他のグループも…と思い始めた。(この思考、オタク人格死んでないね)
出演アーティストは見知った名前が並ぶが、特に観たいと思ったのは、ONE LOVE ONE HEART と原因は自分にある。 だった。が、なぜこの2組を観たいと思ったのか、記憶が全くない。SNSでの情報の刷り込みか? それまでまともに曲を聴いたこともないし、メンバーの名前も顔もろくに知らなかったのに、観てみたいと思ったのだ。これが今後の最高人生に繋がるとは予想だにしなかった。

8月22日、家族が寝静まった後、テレビの真ん前で音量をできる限り下げ、配信を再生する。オープニングアクトのONE LOVE ONE HEARTのパフォーマンスが良すぎてテンションが爆上がりした。めちゃめちゃいいじゃん。すぐにYouTubeでMV再生した。この時点でオタクスイッチが入っていた。
その後他のグループの視聴もそこそこに、原因は自分にある。の出番までたどり着いた。ここで私は運命の出会いを果たす。

原因は自分にある。

私の原因は自分にある。に対する知識は、グループ名改名時にネットニュースで記事を読んだが、平均年齢が低くてそっ閉じしたという記憶程度。デビュー曲も少し聴いたことがある。でもその時は刺さらなかった。なんならその出来事すら、映像を見るまで忘れていた。

画面の中で6人の男の子達が歌い、踊る。好みの衣装だ。なんか…思っていたよりずっと歌が上手い。まずそこにびっくりした。めちゃくちゃ歌の安定感すごい人がいる。そしてなにより、この子!と思う子が居た。顔が好き。 ていうか、このグループ自体がすごくキラキラして見える。
1曲目が終わり、2曲目で顔タイプの人がメンバー紹介のフリをしてくれた。紹介といっても、後ろのモニターに名前が出て、アップになるだけだが。そこで初めて吉澤要人という顔タイプの人の個人名が判明した。要人(かなめ)が読めず、吉澤という苗字だけ把握した。あと、6人グループじゃなくて7人グループだということもわかった。1人お休みらしい。
とにかく吉澤の顔が好みだったので個人名で即検索をかけると、、トビー?!あんたトビー?言われてみりゃ、こんな名前だったかも。トビーだ。トビーって誰やねんて人向けに解説すると、エビダンの顔がいい男達が次から次へと出てくるトンチキドラマ、『FAKEMOTION-卓球の王将-』で主人公が所属する卓球部の後輩ポジションでまあまあ目立ってたのがトビーだった。かわいい。
その後個人のInstagramのアカウントにたどり着いた。わー!もっとよく顔が見られる?!と思ったが、顔がまともに映ってる写真はあまりなかった。でも、やっぱり好みの顔だ。しかも見た目通り(?)読書とかするタイプなんだ。すきかも。いやいや、まだ慌てる時間じゃないし。まだあわあわあわ…慌てる…時間じゃない…推すには、早い。グループのこともよく知りませんし。とスカした態度で予防線を張っていた。

並行して、姉に逐一求められてもいないげんじぶ及び吉澤の感想を送って平静を保っていたのだが、私のLINEはTwitterじゃないと窘められ、吉澤についての言及はスルーされた。なぜスルーするのかという私の問いへの姉の返答には驚いた。

“私も吉澤の顔良いと思ってた”

後の推し被りである。
結局24時頃まで配信を視聴し、シャッフルユニットのメンバーを決めるスロットが吉澤要人に止まったのをニヤニヤ見届けて就寝した。
今思うと、この日早い時間に子どもが夜泣きしていたら、配信を見続けられなかった。かなり幸運だった。

翌23日、日中に時間を見つけてはげんじぶと吉澤要人関連のSNSを漁り始めた。

↓その時の様子

ご丁寧にフルネームにくん付けで呼ぶようになっているのに、ずいぶんと公式フォローまで抗っていたようである。愚かなり。公式tiktokの動画を見て、大きなネコチャン!!!!!!!!と叫んだくせに。

↓大きなネコチャンの動画

公式のものだけでは飽き足らず、ファンの方が上げているtiktokの動画まで見漁った。もうメロメロ、ほぼ完全降伏である。
子を寝かしつけた後は、前日と同様に1日目の続きと2日目の配信を見た。2日のラストでげんじぶ7人揃い、これがフルメンバーか。と嬉しくなったがやはり吉澤要人ばかり見ていた。(ちゃんと超特急も見て姉に感想を送った)

ライブに行かなければ(使命感)

翌日も翌々日も、暇さえあればTwitterでファンの方の布教シートやYouTubeのMVや昔のライブ映像等見ていた。そしてふと、成長速度半端じゃなくない?の感情が襲ってきた。この子達、すぐ大人になっちまうよ…。
何を持って大人と定義するのかはわからない。でも漠然と “ライブに行かねば” その感情が湧いた。

生でこの子達のパフォーマンスを。生で吉澤要人の顔面を。存在を。この目で確かめたかった。

いやいや、子供もいるし無理やろ…そもそもライブ直近であるんかな…調べてみるか…

ある。9月10日、Zepp DiverCityで。しかも昼公演ある。それなら夜には帰って来られる。
9月10日て!すぐだ。チケットは?チケトレあるの?デブだからスタンディングは無理なんだけど。2階席2枚1組だけ出てる。2階席FC会員のみ?え?じゃあFC入る?

ちょっと待って、落ち着こう。
家族に確認してからにしよう。きっと許可が出ない。そう思っていたのに、夫からは二つ返事でOKがでた。いいんかい!!!
嬉しすぎて姉に即打診した。ライブ一緒に行かん? 普通に仕事で断られた。
ダメ元でフッ軽の友人(非オタク)を誘うと、イケメンじゃん!行く!と乗り気で大助かり。
返事が来たのが夜だったため、翌朝FCに入会してチケトレを申し込むことにした。必死である。
しかしこんなに翌日を楽しみにワクワクする気持ちが、私にもまだあったのか。オタクって、めちゃくちゃ楽しいね!!!!!!!

こうしてこの日、3年閉じ込め続けたオタクとしての自我が完全に息を吹き返した。
(翌日正午の抽選で無事チケトレ当選しました。あの時チケトレ出してくれてた方本当にありがとうございました。あなたのおかげで私は今健康で観測者にもなれて最高happyです。)

ライブ当日

なんとなく曲は聞いて予習してきたが、ペンライトの振り方も知らない。現場は年齢層が若い。
現着してから不安になってきた。
しかしまあ、始まったら不安とか消し飛んだ。
衣装スタイリッシュでパリコレみた〜い!(パリコレのこと何も知らん) 2着目(ジャケット脱いだ下)のシャツ、ジャイアンの色味!!めっちゃ好き!! 曲はもちろん良い。声出しの解禁前ということもあって、余計にげんじぶの世界観に浸れた気がする。
でも1番印象的だったのは、吉澤要人さん、めちゃくちゃ2階を見てくれる。2階というか、隅々まで目を配っている。 一緒に行った友達も2階めっちゃ見るやんて言ってた。
そして笑顔がso cute.首が長いね。 ダンスが滑らか…。かわいい、かっこいい、美しい、好き が脳内を埋め尽くしていた。
ライブのMC中コワキャラをやっていたのと、エビライでのメンバー紹介のフリとかシャッフルユニットでの振舞いで、こういう感じ(比較的明るい、茶目っけがある)の人なのかな?とも思った。
仮面ライダーの撮影でお休みしていると判明したメンバー(杢代和人)のうちわを持って踊る吉澤要人さんの笑顔かわいすぎて、家に連れて帰りたかった。ジュトゥブを踊る吉澤要人さんを見て、友人も“要人推し”になっていた。
げんじぶ全員実物綺麗。特に実物の桜木雅哉SUNかわいかった。大倉空人さんはMCをまとめてくれるし小泉光咲さんは思ったよりしゃべるんだなと思った(もっと省エネかと思ってた)。長野凌大さんは顔かわいいけどダンスかっこいい。武藤潤くんは歌が上手くて声が大きい。
終わった後、友達に感想を話そうにも胸がいっぱいで、よかったね…とため息ばかりになった。
6人で、これなんだ。7人になったらもっとすごいってこと?? なんだそれ。見てみたすぎる。

入場時に翌年1月のパシフィコ公演の申込みができるQRが付いてるステッカーがもらえたのだが、帰ってすぐ夫に行かせてくれと頼んで申し込んだ。(以降毎回申し込む時は確認してるが断られたことは一度もない。感謝。)

今思うと、げんじぶを見た時に一番感じたのは希望かもしれない。若いし、これから成長して何にでもなれるんじゃないかっていう希望。それを見届けたいって思った。大きな会場に立つなら、客席を埋めるたくさんのファンのうちの1人でありたい。紫のペンライトを振りたい。

こうして無事に、原因は自分にある。と吉澤要人の沼に落ちた。
書き出してみると、エビライの配信視聴強要された以外は自ら嬉々として沼に踏み込んでいる。

おわりに

今年もまた、エビライの季節がきた。
私が昨年そうであったように、今年もまた 原因は自分にある。が出会った誰かの原因となりますように!!

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