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オダワラブレイク×小田原ツーリズムコラボ企画第一弾!「おちゃピク」

オダワラブレイクと小田原ツーリズムとのコラボ体験企画第一弾!
解放感日本イチのティーブレイク 【おちゃピク】
についてご紹介します。

2020年夏、小田原ツーリズムより「新たな体験企画を監修して欲しい」という依頼を受け、まずは僕たち自身が既にある小田原体験をやってみることに。
そして「ちょうちん」「お茶」「農業」「海」「坐禅」「寄木」の合計6つを体験し、話し合った結果「解放感日本イチのティーブレイク おちゃピク」の制作が第一弾体験企画として決定しました。

小田原のまちを、茶室に開放。

野外で抹茶体験ができる「おちゃピクキット」のレンタルサービス。
提携拠点でキットを受け取り、お気にいりの場所でティーブレイクを愉しめる新体験です。

かつて千利休がお茶を点てた天正庵跡「麦焼処 麦踏」

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海の目の前で「ケントスコーヒー」

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森の中で「小田原フォレストベース」

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抹茶スティックをお茶碗に入れお湯を注ぎ、点てるだけのシンプルなお茶ピクセット。
お茶の点て方がわかる動画やマニュアルをみながら点ててみましょう。
実際の様子は #おちゃピク で投稿&検索!

おちゃピクキット

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お茶の専門的な知識については小田原を中心に「ごゆるり茶会」を主宰している天利宗昌先生に監修いただきました。


屋外でお茶を点てる事を野点といいます。その野点のためのセットはおちゃピクキットと名付けました。先生セレクトで小田原ゆかりのもので揃えています。かわいい籠はsent.で、風呂敷は日和さんで購入したものをgamin&gamineさんで仕立てていただきました。お茶碗はラ・ルースさんのひきよせを使用しています。
野点を行うためのマニュアルも作りました。とてもかわいい仕上がりになりました!

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そんなおちゃピクが作られるまでを紐解いていきたいと思います。

小田原のお茶の歴史

小田原でお茶の体験...確かに足柄茶は地元で作られていることは知ってはいたもののしっくり来るほど知識がありませんでした。まずは小田原とお茶の文化について調べてみることからはじめました。するととても小田原のお茶の歴史は切ってもきれないほど深く興味深い歴史があることがわかりました。小田原三茶人と言われる方々がいたことを知りました。

小田原三茶人とは

小田原三茶人(おだわらさんちゃじん)とは、小田原で近代茶道を究めた、益田鈍翁(益田孝)(号は、どんのう)、野崎幻庵(野崎廣太)、松永耳庵(松永安左エ門)の3名を指す。
出典:小田原三茶人フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

明治20年ごろ、新橋、国府津間の鉄道が開通すると小田原は別荘地として注目を集め、多くの政財界人や文人が小田原に茶室のある別荘をかまえたそうです。その中でも『利休以来の大茶人』と評された三井物産社長 益田孝、高名、鈍翁に注目しました。

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益田 孝(ますだ たかし、嘉永元年10月17日(1848年11月12日) - 昭和13年(1938年)12月28日)は、日本の実業家。草創期の日本経済を動かし、三井財閥を支えた実業家である。明治維新後世界初の総合商社・三井物産の設立に関わり、日本経済新聞の前身である中外物価新報を創刊した。茶人としても高名で鈍翁と号し、「千利休以来の大茶人」と称された。男爵。三井合名理事長。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

鈍翁は箱根板橋の周辺に別荘を構え、茶の湯ざんまいの晩年を過ごしたそうです。箱根や小田原への企業誘致も行い小田原の発展には欠かせない人物です。小田原市の初代市長は鈍翁の次男、信世が務めています。

お茶目な鈍翁

そんな鈍翁は従来のお茶の作法に拘らずに自由にお茶を楽しんでいたといいます。そんなお茶目な鈍翁のストーリーも見つけました。

茶道にまだ興味のなかった鈍翁23才の頃、お菓子での失敗談があります。知人宅にて友人と談笑していた折、甘い物好きの鈍翁の視界に羊羹が入りました。羊羹を切るのによいものはないかと辺りを見回すと、部屋の隅に据えられた風炉の近くにあった棗と茶杓に目が留まります。この茶杓で羊羹を切って食べているところを、知人のお茶の先生に見つかり怒られたということです。
近代数寄者として名高い鈍翁からは信じ難いような話ですが、茶目っ気の多かったといわれる彼ならではの逸話かもしれません
出典:益田鈍翁とお菓子 とらやの和菓子HPより


おちゃピクはそんなお茶目な鈍翁からヒントを得ました
かつての小田原の自然豊かな環境の中で多くの政財界人や文化人たちが自由に楽しんでいたように、海や山そして歴史ある場所で気軽にそしてお茶目にお茶を楽しめる。そんなきっかけを作りたい!そう思うようになりました。

海でお茶をやってみた!

しかしお茶の知識の無いオダワラブレイクメンバーだけでは実現が難しく、天利宗昌先生にご協力をお願いしました。
一度やってみないとわからない!ということで試しに海でお茶を点ててみることにしました。

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これが本当に最高の体験でした!
今まで体験したことの無いような開放感。こんなところでやっていいのだろうかという背徳感。初めての感覚にお茶の魅力に翻弄された時間でした。

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以上の体験を通して、小田原だからこそできるお茶の体験とはなんだろう?と考えました。

小田原×お茶

海もあり、山もあり、歴史もある。そして自由な取り組みをおもしろい!と受け入れてくれる地域柄を最大限に生かしたい。そして格式高い「お茶」のイメージを良い意味でブレイクし、お茶目に楽しめる体験が良いと考えました。
「おちゃピク」
お茶を点てるのがはじめてのあなたにこそ、やってみて欲しい。
思っていたより簡単で、思っていたより新しい時間のすごしかたを手に入れられるはず。

ご予約はこちらから!

#オダワラブレイク
#小田原 #西湘 #ローカルプロジェクト
#地元を旅しよう



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