なぜ人は「可愛い生き物」を救いたがるのか? おださぶコラム
「大きな黒い犬」という概念がある。捨てられた大きな黒い犬は小さくて可愛い犬よりも引き取り手がなかなか現れないということ。これは容易に想像がつく現象だと思う。
小柄な家出少女と大柄のホームレス男性ならどちらが早く救済されるのか?これも答えは簡単で前者が救済される。
命の価値には序列がある。
生命の価値はみんな同じ。頭ではわかってることだけど、それはただの建前であり本質とは程遠い。生命の価値には差がある。その差は外見の「可愛さ」という実に曖昧な主観で決められている。
なぜ「可愛い」で救済される順番が決められているのか?その不条理な現象を言語化してみようと思う。
ここから先は
2,054字
¥ 300
おださぶの創作のモチベーションになりますのでサポートよろしくお願いします!