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アクセサリーブランド「アイマイナナメ」山田七生さん インタビュー 4/4

 アイマイナナメの山田七生さんのインタビュー、最終回です。
 今回は、聞き手がどうしても気になってしまったアイマイナナメの「アイマイ」(曖昧)の部分についてのお話と、ブランド・アイマイナナメの今後についてお聞きしました。

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山田七生(やまだ-ななみ)
https://www.aimainaname.com/
https://twitter.com/aimainaname

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「アイマイ」について

ーお話を聞けば聞くほど気になっていた、「曖昧」という部分について聞かせてください。「個性」と、「曖昧」というのは、一見、反対の座標にいる2つなのかなとわたしは思ったりするんですよね。「個性的」であったり「人とは違うもの」を目指す山田さんが、一方で「曖昧」という言葉や、考え方を大切にしたいと思う、その気持ちはどういうところから生まれたんでしょうか。

私、本当にいろんなものが好きで。大体、人ってこの系統、とかあるじゃないですか。

ーカテゴリーに入れるならここだな、みたいな。

はいはい。自分の中でのカテゴリーとかジャンル分けがなかなか定まらなくて、すっごく大きい範囲だったら、ここかな、っていうのはあるんですけど、その中でも、本当にいろいろなブランドが好きで、ひとつに定められない。以前は1こに絞れない自分は本当に駄目だなって思っていたんですけど、ある時、まあそれでいっか、って受け入れたら、それが自分の世界になった。それから「曖昧」とかそういうものを大事にしていくようになりました。

ーそうか、好きなものが多すぎたんですね。

そう。定められなくて。定まりたいっていう気持ちはあるんですけど、例えばすごいシンプルな格好も好きだし、派手な格好も好きで、どっちか一本にしたいなていう気持ちもありつつ、「でも、色々好きでいいじゃん!」で肯定していこうっていう、そんな思いを「曖昧」だとか「アイマイ」という言葉にして、言い聞かせている部分はあります。

ー 一本に定まりたいと、悩んだ時期があるんですね。

普段の私だとやっぱり服ですよね。色々な服が欲しくて困っちゃうことは未だにすごくあります。1つに絞れた方が楽かもな、と。アイマイナナメの作風について関して言うと、やっぱり最初はすごい悩みましたね。色々なものに手を出しすぎると、この人何作ってる人なんだろうと思われちゃうだろうし、ひとつのものを一貫して作ることのできる人に対しての憧れもありました。悩みながら、悩みながら、今の形にたどり着いた感じです。

見つけてくれて、お金を出してくれてありがとう

ーわたしも含め、アイマイナナメというブランドのファンのみなさんに、メッセージがあればどうぞ。

はい(笑)。こういう風につけて欲しいというのは全くないです。自由につけて遊んでください。もう、あとはただただ、見つけてくれて、お金を出して払ってくれて、ありがとうございます、と伝えたいです。本当にありがとうございます。

ーこういう風につけましたとか、こういうコーディネートでつけましたって言う写真が送られてきたりすることってありますか。

そうですね。最近だとタグを付けて投稿してくれたり。そういうのが一番嬉しいですよね。

ー「Negicco」のなおさんが「アイマイナナメ」のアクセサリーをつけてPV撮影をされていたようですが、おふたりはお知り合いなんですか?

Nao☆(Negicco) 「菜の花」(https://www.youtube.com/watch?v=ItfHeT1BrDg

いや、全然です! 多分、ラフォーレに売っていたわたしのアクセサリーを買ってくださったんですね。つけてくださっているというのも、わたしがたまたまPVを見て気がついたんです。あれれ、って(笑)。

ー私が作ったものだ! って。それは嬉しい。

はい。がっつり見えてるわけじゃなかったから、たぶん、そうだよな……? って。そしたら、ご本人様からコメントをいただいて。やっぱりそうだったんだ、って。それからライブも行かせていただいて、すごいいいなあ、 と。その時はやっぱり驚いたし、嬉しかったですね。

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今後の目標は?

ー「アイマイナナメ」というブランドについてでも、山田さん自身のことでもいいのですが、今後の目標や、活動計画があればお聞かせください。

ごめんなさい、本当に、目標が特にないんです(笑)。もう、その時自分のしたいように進んでいきたいなと。あ、でも、ひとつだけありました。目標。10年前に今とは違う名前で活動してた当初から、ずっと心にあることなんですけど、「いつか街中で自分のアクセサリーをつけてる人とすれ違いたい」。それが叶うまでは頑張りたいなと思ってます。

ーめちゃくちゃ素敵な目標。お話聞かせていただき、ありがとうございました。今後も応援しています。

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 ここまで読んでいただき、ありがとうございました。アイマイナナメというブランドと、作家・山田七生さんの魅力が少しでも読者の方に伝わったら嬉しいです。

 わたしとしては、まだまだ聞き足りなかったことが多く(インタビューがへたっぴでごめんなさい……)、これからも、アイマイナナメというぶらんどと山田七生さんという人に注目して、曖昧な世界観を言葉にする挑戦をしていけたらと思っています。

そして……

 これでインタビューは終わりになりますが、もうひとつおまけがあります。山田さんの新作「noctiluca」をイメージしてわたし荒田が短い物語を書かせていただきました。よろしければ、こちらも合わせて読んでみてください。公開は、数日後になります。




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