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初めての遠征、久方ぶりの名古屋、初めての月旅行の話

一笠一杖なこんばんは。おだンゴです。
本日6/10(土)は、静かの海さん主催の「メリヱス」にお邪魔させていただきました。
大喜利のために遠征に行くという人生初の行為をしましたが、それだけのことをした価値のある、本当に素晴らしい会でした。
というわけで、早速振り返って参りましょう。
以下は諸注意となります。
・お題や回答について、一部ニュアンスが異なる場合がございます。また、お名前を間違えて記載している場合があるかもしれませんので、その際はご指摘ください。
・私が参加したお題については、他の方のツボ上げはなく、私個人の振り返りとなります。ご承知おきください。
・イベントの詳細については下記ご参照ください。また、後日ログが上がると伺っておりますので、そちらも併せてご確認ください。

参加表明〜開場まで

「メリヱス」という単語は大喜利をちゃんと始める前からTLに流れて来ていたのですが、無学なもので『月世界旅行』の作者とは気付かず「オシャレな名前のイベントだな〜」という印象で終わってました。
そこから大喜利を始めて少し経ち、どうやら名古屋の大喜利会であるということを知りました。

実は名古屋は大学4年間を過ごした思い出の地です。本当に、いろんなことがありました。
・最初に来た時JRから地下鉄への行き方が分からず、桜通口と太閤通口を行ったり来たりしていた
・遊びに来た地元の友だちに案内するところがなく、弾丸で京都に行った
地下鉄が妙に高い
とまあ、ざっくりと良い思い出があったりなかったりですが、でもご飯は美味しい(ただし、基本味がまあ濃い)のでとっても好きな場所です。

そんな名古屋での大喜利会で、さらに一度行ったことのある埼玉県民さんから「本当に会の雰囲気が良いのでオススメ」と猛プッシュを受け、参加を決意しました。

前日までは仕事だったので、当日の朝から新幹線を使って移動。お金のことそこまで気にしなくて良いのは独り身の社会人の特権ですね。
名古屋駅では埼玉県民さんと合流し、一緒に昼食。埼玉県民さんは早朝から不幸の連続だったようで(詳細はご本人のTwitterをご確認ください)、メンタル的にはかなりのハンデを背負っていたと言っても過言ではないでしょう。
早めに会場に到着し、周りを見れば初めましての方がほとんど。今回は総勢28名もの参加者がおり、中部〜西日本の方が多いですからね。別のイベントでご一緒した方や、別界隈で繋がった方なんかもいらっしゃいました。
このときは旅の疲れもあり、のんびり〜と近くの方とお話させていただいてました。後、なかなか部屋のエアコンを操作するリモコン等が見つからず、全員で脱出ゲームみたいに部屋の捜索をしていました。(廊下にありました)
そしてとうとう時間となり、静かの海さんからのご挨拶の後、イベントがスタートしました。


ローテーション大喜利

最初は5、6人を1ブロックに分けた上でのローテーション。私はBlock Ⅲとして参加しました。初めまして、あるいは生では初めましてのメンバーばかりだったので、どんな回答をされるのかワクワクでした。
ここからは各お題のツボ上げ+お題についての思考整理、自分回答のお題の時は自回答+振り返りとなります。

【Block Ⅰ】

メンバー:悲惨化炭素さん、丈希さん、肋骨さん、プーチンと白プーチンさん、烈風ぺんぎんさん、長谷川さん

お題:雨が降るほど外に出たくなっちゃう人のあるある
・低気圧の日を「確変」と呼んでいる(肋骨さん)
・行きつけの店に専用の傘立てがある(プーチンと白プーチンさん)
・問1 (こいつの万歩計のデータを見て)地域を求めよ(長谷川さん)
・てるてる坊主に首吊り自殺させる(丈希さん)
→ないあるあるを考えるお題ですね。雨の時外に出て何をするのか、あるいは出ようとしたすぎてどうなってしまうのか、など、話の前後を考えるのが比較的考えやすいでしょうか。個人的には、長谷川さんの回答は私にはない発想でしたし、確かに問題文に出てくる変な奴っぽいな、と思って面白かったです。

お題:藤井聡太はこんな7冠も手にしている
・CoCo壱辛さ(烈風ぺんぎんさん)
・冠位十二階の5〜11(丈希さん)
・漁獲量(プーチンと白プーチンさん)
・北斗七星全購入(長谷川さん)
→自由度高いお題なので、私はまあまあ苦手な部類ですね。「7」という数字に注目する、「7以上」と捉える、あるいは全く気にせず進むかでタイプが分かれた気がします。
こちらはプーチンと白プーチンさんの「漁獲量」で拍手が起きてました。このワードが引き出しに入ってるの強さを感じます。

【Block Ⅱ】

メンバー:埼玉県民さん、落合監督さん、發狂亭怪樂さん、ブルータス森さん、私たちさん、そにぃさん

お題:「名作」と呼ばれる映画を見終えたアホ山くんの感想
・色がキレイでした(ブルータス森さん)
・あったかい…(私たちさん)
・名作でした!(私たちさん)
・イスに長時間座ってるとあったまってきて、漏らしたか漏らしてないか分からない時間ありますよね(埼玉県民さん)
→アホ山くんお題、私はすごく苦手なんですが、アホ山なりのロジックがあって結果バカという考え方になってしまうからなんですよね。
その点、私たちさんはお題の表層を重ねることで笑いをもぎ取っていました。アホ山くんお題に対する一つの回答ですね。後、埼玉県民さんの最後の回答がメチャクチャ個人的にツボでした。何そのあるある。

お題:クールポコ。がネタの流れを完全に忘れてしまいました
間接的にヒントをあげてください

・良くないことをした(埼玉県民さん)
・日本の祭り(私たちさん)
・女にはわからないから(ブルータス森さん)
・大衆ウケ大衆ウケ!一回ラーメンズ忘れて!(落合監督さん)
・地元を明るく(私たちさん)
→「間接的に」を結構皆さん無視して、というより婉曲的な表現に寄っていましたが、それでも面白いですよね。私なんかは間接的にこだわりすぎてセリフ回答すら恐れてしまいそうです。
これは、私たちさんの「日本の祭り」、ブルータス森さんの「女にはわからないから」が好きでした。こういう具体的な固有名詞が出たとき、どこを抽象化するかは悩ましいところですが、お二人とも鮮やかでした。

【Block Ⅲ】

メンバー:隅に楽譜さん、警邏さん、おだンゴ、たきざきさん、野島久助さん

お題:あちこち水没している遊園地「シズミーランド」
・(タートルトーク)お前たち、今は液状化現象の話はやめてくれないか
・最寄駅から泳いで5分
・投げ入れたコインが陸に打ち上げられてて、まだ地殻変動が起きている
→最初の回答が割と良かったですが、他はまあそこそこでした。こういう2要素のときは、より具体的な要素(今回はディズニー・遊園地)のあるあるを、抽象的な要素(今回は水没)に当てはめるように考えています。
「水没」という表現のせいか、割と園内や園周辺の話にこだわってしまったのが反省点ですかね。もう少し外側だったり、あるいは時系列(なぜそうなったのか)にも触れられたら良かったです。

お題:8万800円で自動販売機に売られている謎の商品「コンジャイ」の中身について教えてください
・缶に入ったコンジャイ
・わかんな〜い コンジャイ
・缶ジャイ
・コンジャイを飲む権利
・1個101円のコンジャイが800個
→個人的に1番楽しかったお題です。というより、前問がややウケで終わってしまったことや、このお題の第1答目で野島久助さんが出した「人権」という回答がそこまで響いてなさそうだったので、じゃあもうコンジャイはそのままにしよう!と思って1答目を出しました。
その後はもうコンジャイという言葉に自販機や飲み物の要素をわずかばかり詰め込んで出しまくってました。「缶ジャイ」と「1個101円のコンジャイが800個」は今振り返ってもバカすぎる。

【Block Ⅳ】

メンバー:物数さん、オンドレさん、ドクローネさん、バームクさん、ヤンマー部隊隊長さん

お題:片方は言葉で、もう片方は暴力で戦う異種格闘技戦
・谷川俊太郎が一撃で沈んだ(ヤンマー部隊隊長さん)
・辞書持ってるやつがどっちにも対応できた(バームクさん)
・絞め落とされる寸前に論破して、VTR判定にもつれ込んだ(ドクローネさん)
・自らが倒れる姿を的確に比喩したことでドローになった(ヤンマー部隊隊長さん)
→特殊な世界観を示すものであり、言葉側で攻めるか暴力側で攻めるかで好みが分かれますね。私は言葉側の方が、セリフお題などの自由度も高そうだし、通常暴力側が勝ちそうなのに、というギャップが見られそうなのでそちらから攻めます。
このお題は全体的に跳ねていたんですが、ドクローネさんのVTR回答が特にツボでした。こういう鮮やかな回答ができるようになりたいです。

お題:逆に日本人だけがナイフやフォークを、外国人は全員箸を使っている世界
・⏸️←レストランのマークなのか一時停止のマークなのか(ドクローネさん)
・うなぎをフォークで巻き取る(ヤンマー部隊隊長さん)
・日本人は800年間寿司の扱いに困ってた(ドクローネさん)
・スガキヤはこの世界でも同じ(ヤンマー部隊隊長)
→こちら私の提供お題です。自分で言うのもなんですが、世界観お題かつ実質2問(前半部と後半部)の割に、意外と考えづらいお題かと思います。
こういった世界観お題では、いかに現実とのギャップを示せるか、というのも1つのポイントになると思うのですが、ヤンマー部隊隊長さんのスガキヤの回答はそこを完全に無視した面白さがあって凄かったです。

【Block Ⅴ】

メンバー:ひろちょびさん、副編集長さん、アントニオカッキーノさん、えすわいさん、スポーツバッグさん

お題:こんな料理番組は見たくない
・上沼、平野、上沼のおしゃべりケルベロス(ひろちょびさん)
・料理を冒涜してるとしか思えない爆乳(スポーツバッグさん)
・米村でんじろう先生がいる(ひろちょびさん)
・煮てる時間、手元を見て黙った(副編集長さん)
→いわゆる1要素お題ですね。私は結構苦手ですが、料理番組自体の解釈が「料理」+「番組」(テレビ)になるので、好きな方から解けますね。今回の参加者は番組から考えてる方が多かった印象です。
生大喜利では初めてご一緒したスポーツバッグさんの回答があまりにもスプシ大喜利のままでつい笑ってしまいました。

お題:あなたの行きつけのお寿司屋さんにいる、オタクっぽい大将について教えてください
・握りをしまつ(スポーツバックさん)
・サーモソ(アントニオカッキーノさん)
・サモーン(スポーツバッグさん)
・やりいかでゲソ!(副編集長さん)
・キョン!マグロを握るわよ!(えすわいさん)
・サーモンを落としてしまったのですが(アントニオカッキーノさん)
・よ、よ、よ、養殖ちゃうわ(副編集長)
→このメンバーにこのお題か〜という悲鳴が客席から上がってましたが、案の定やりたい放題されてる方が多かったです。オタクお題はどのオタクにするかも悩みますが、やはり無難というか強いのはネットミームを使った回答ですね。
アントニオカッキーノさんが謎にサーモンで縛っててずっと面白かったです。というか、このお題寿司ネタのバリエーション殆ど出なかったです。


大喜利トナメ シズウミ

大喜利カフェ ボケルバの「【わいわい】対決型トーナメント」のリスペクト企画。
ルールは簡単に以下の通りです。

予選:5-6人×5ブロック2問→各ブロック3名勝ち抜け
準決勝:5人×3ブロック2問→各ブロック2名勝ち抜け
決勝:6人×1ブロック1問
制限時間5分、マジックタイム無し、サドンデス2分
予選は加点審査、準決勝・決勝は印象審査

今回の会の流れ見たとき、皆さん手数よりから1答を重視してる感じだったので、普段ボケルバの意味不明な回答速度に慣れていた私は「手数で取ったろ!」とはしゃいでました。卑怯すぎる。

こちらも引き続き、ツボ上げor自回答+振り返りとなります。

【予選Aブロック】

メンバー:悲惨化炭素さん、ヤンマー部隊隊長さん、そにぃさん、發狂亭怪樂さん、ひろちょびさん

お題:「業(カルマ)」や「救世主(メシア)」はまだしも、流石にこれは無理だろと思った厨二病っぽいルビ
・迷宮 イオン(發狂亭怪樂さん)
・食事 カロリーメイト(ヤンマー部隊隊長さん)
・栄 ハピネスフロンティア(ひろちょびさん)
・浣腸 リフレッシュ(ヤンマー部隊隊長さん)
・鳥羽秀作 キャンドルジュン(ヤンマー部隊隊長さん)
→単語とルビの2個考えなければいけない、加点の割には時間を要するお題ですね。考えやすいところとしてはまず一個単語をチョイスする→それを無駄に装飾したカタカナを考える(逆でも可)といった感じですが、その単語をチョイスするのはセンス頼みなので結構難しいですね。
このお題はヤンマー部隊隊長さんが強かったです。浣腸(リフレッシュ)は手を叩いて笑ってしまいました。

お題:ウソばっかりの居酒屋「ウソ丸水産」について教えてください
・ホタテの浜焼き🍖(ヤンマー部隊隊長さん)
・烏龍茶にウーロン入ってない(ひろちょびさん)
・生ビールの底に、金魚鉢の空気入れがある(ヤンマー部隊隊長さん)
・お通しが人工芝(見るだけ)(ヤンマー部隊隊長さん)
・「VISA使えます」と言ってたのに使えなくて、人生が終わった奴がいる(ひろちょびさん)
→実質1要素ではあるものの、「嘘」という何でも言って良いワードから、どこまで居酒屋の世界をイジれるかの勝負ですね。居酒屋も建物の話、人の話、料理の話など色々な切り口からできるので、とても楽しそうなお題でした。
このお題では引き続きヤンマー部隊隊長さん、続いてひろちょびさんが強かったです。ひろちょびさんのVISAの話、会計は普段意識するところではないのにそこをチョイスするのが凄かったです。

Aブロックでは1位ヤンマー部隊隊長さん、2位ひろちょびさん、3位發狂亭怪樂さんが準決勝進出となりました。

【予選Bブロック】

メンバー:バームクさん、アントニオカッキーノさん、ドクローネさん、物数さん、えすわいさん

お題:猫「にゃ〜ん」何を訴えているんですか?
・にゃ〜ん→ニャーン?→ワン!(アントニオカッキーノさん)
・三毛やらせてもらってます(ドクローネさん)
・POWER(アントニオカッキーノさん)
・きゅうり側もビックリしてる(バームクさん)
・「猫避け」て(ドクローネさん)
・100万目指して笑いを取れ(ドクローネさん)
・ベ、ベロチュー?(バームクさん)
・「ワイ虎ちゃうでがんまんねん」カス関西弁(バームクさん)
・ここに障子をつけてください(物数さん)
→今日みたいな脳みそ空っぽの日にやりたいお題ですね。案の定というべきか、序盤で浅瀬の回答を食い合ってて面白かったです。「猫の主張」ということで、猫側の話にするか完全に擬人化させるかで解釈が分かれるかと思いますが、今回はどちらかというと猫として話してる側のが伸びた印象があります。ただ、バームクさんの「ベ、ベロチュー!?」は飛び抜けて面白かったです。猫の前で何してんの。

お題:もしもドラえもんを道具としか見てない世界だとこんな事が起きる
・ドラ税がかかる(アントニオカッキーノさん)
・僕は可燃じゃな〜い(えすわいさん)
・(ひみつ道具を出す音楽で)ドラえもん〜(物数さん)
・この乗り物は3人用なんだ!じゃあドラえもんはトランクに(えすわいさん)
・ネットショップのカテゴリが「娯楽」(バームクさん)
・いつまでもジャイアンに虐められっぱなしじゃだめだ、僕がドラえもんを使ってどうにかしなければ(ドクローネさん)
・未来に帰るなんてそんな能動的な事しないでよ!(ドクローネさん)
→このお題も全体的に跳ねてましたね。「道具扱い」ということで、ドラえもんをいかに酷く扱うか、ドラえもんの世界観をいかに嫌な現実感に溢れさせるかで差が出たような印象です。
特にドクローネさんの「能動的」が大好きでした。確かに人間あるいは生物じゃないとしないよな、というところを抽象的に表現できるのは流石でした。

Bブロックでは1位ドクローネさん、2位アントニオカッキーノさん、3位えすわいさんが準決勝進出となりました。

【予選Cブロック】

メンバー:オンドレさん、野島久助さん、スポーツバッグさん、隅に楽譜さん、副編集長さん、たきざきさん

お題:片付けても片付けても物が増えていく部屋でありそうなこと
・スランプの作家がさらに追い込まれる(副編集長さん)
・元カノの写真出てきて、片付けたことになっててんだ(たきざきさん)
・なんやこの部屋ぁ!(隅に楽譜さん)
・塊魂を思いついた(オンドレさん)
・預かったコートを倍にして返した(副編集長さん)
・俺を片付けて宿題を終わらすぞ(スポーツバッグさん)
・この部屋がそうだったらやばい!(スポーツバッグさん)
→特殊なシチュエーションお題ですね。「片付けする」「増える」という2つの動作を何の言葉で結びつけるかでセンスが問われます。結びつける言葉は名詞でも動詞でも良い気はしますが、私は3動作は流石に多いと感じちゃうのでつい名詞を選んでしまいますね。
たきざきさんの元カノの回答が個人的には1番好きでした。変な切なさを感じさせますね。

お題:彼がクラスのみんなから「永遠の安らぎ」と呼ばれている理由
・ウサギを2匹飼っている(隅に楽譜さん)
・彼の近くに水筒を置きたくなる(副編集長さん)
・小型犬と同じ舌の出方をしている(スポーツバッグさん)
・百葉箱よりも低いところから話しかけてる(副編集長さん)
・ウンコマンから巻き返した(スポーツバッグさん)
・おっぱいが出る(オンドレさん)
→生命の輝きさんがこのお題を出した時点でもうオチているのでは?と思ったのですが、「永遠の安らぎ」という非情的な要素を、「クラス≒学校」という環境のどこで具体化させるかを問われる、非常にやりごたえのあるお題ですね。
上記のように思っていたので、スポーツバッグさんのウンコマンの回答はメチャクチャ面白かったし、私の思考にないところでした。

Cブロックは1位副編集長さん、2位スポーツバッグさん、3位野島久助さんが準決勝進出となりました。

【予選Dブロック】

メンバー:肋骨さん、長谷川さん、プーチンと白プーチンさん、埼玉県民さん、ブルータス森さん、私たちさん

お題:インターネット文化が混入しすぎた歴史の教科書の内容
・本能寺あるんだけど焼いてかない?(私たちさん)
・戦後物売るってレベルじゃねえぞ(肋骨さん)
・これで授業は終わり、なんでワイくんが!?(私たちさん)
・違うわ!こうやって並べ!北朝南南朝南朝(プーチンと白プーチンさん)
・ゴッダイゴの…テンーノ(埼玉県民さん)
・免罪符のカードを落としてしまったのですが(肋骨さん)
またインターネットお題かよ。歴史の教科書というのも狭いようで意外と広く、かつ両方とも「どこまでなら通じるか」を探さなければウケが取れないので、見た目以上に難しいお題です。
個人的に、プーチンと白プーチンさんがしばらく腕組んで上を見上げてた後、おもむろに書いて出した回答が男女のもじりだったのがメチャクチャ面白かったです。

お題:じゃんけんで社長まで昇りつめた人
・君たちはあいこを上手く使える存在に(埼玉県民さん)
・じゃんけんで終わる(私たちさん)
・パーに勝てるグーを出せる(プーチンと白プーチンさん)
・顰めっ面がパーが出てきた(長谷川さん)
・歴代の社長の決まり手が社長室に並んでいる(私たちさん)
・グーで勝ったのでグリコを買収した(長谷川さん)
・ムシキングみたいな名刺を持ってる(埼玉県民さん)
・最終面接のときに、奥からポケットに手を入れながら出てくる(私たちさん)
・親指が笑えないくらい膨らんでいる(ブルータス森さん)
→こういう表現が適切か分かりませんが、スプシっぽいお題だなぁと思いました。じゃんけんしている姿そのものを描くか、あるいは社長になるまでの経緯、社長になった後の行動を描くかで解釈が分かれた印象です。
このお題は私たちさんの社長室の回答がすごく好きでした。イメージをすぐに共有できる回答は強いですね。

Dブロックは1位私たちさん、2位埼玉県民さん、3位ブルータス森さんが準決勝進出となりました。ブルータス森さん長谷川さんとの延長戦の末勝ち中を決めていらっしゃってかっこよかったです。

【予選Eブロック】

メンバー:太田ソラネさん、警邏さん、丈希さん、おだンゴ、烈風ぺんぎんさん、落合監督さん

お題:お嬢様がお茶会でドン引きされてしまった失敗の内容
・カフェインを取りすぎて、眠れなくなってしまった
・さっき行ったラウンドワンの方が楽しかった
・苗字が読めないまま皆を招いてしまった
→いつもだったらお嬢様やお茶会の状況をイメージしたり、その前後のシチュエーションを考えながら回答を作ります。
ただ今回は本当に自由にやるがテーマだったので、お茶→カフェイン→眠れないみたいな一直線で回答を作ってました。ただ、お題的には多少アホなくらいでちょうど良かったかもしれません。

お題:弁護士が弁護ではなくビンゴをやりまくっているとしたらこうなる
・控訴と言って2枚目をもらう
・法廷画では、この面白さが伝わらない
・いちいち静粛にさせてから回す、嫌われ者の裁判長がいる
→こちらも最初はお題の要素を適当に拾っていたのですが、ウケが悪くなったのできちんと取り組みました。こういうお題は普段の日常から遠い裁判所から考えるようにしているので、そこからビンゴ、あるいはもう少し抽象化してギャンブルの要素を入れ込むようにしています。
個人的には法廷画な回答がお題と良い距離感で回答出来た気がします。

Eブロックでは、私はありがたいことに1位をいただくことができました!完全にボケルバの手数(流石に少し抑えましたが)で乗り切りましたね。
2位烈風ぺんぎんさん、3位警邏さんも準決勝進出となりました。

【準決勝Aブロック】

メンバー:ヤンマー部隊隊長さん、ひろちょびさん、發狂亭怪樂さん、ドクローネさん、アントニオカッキーノさん

お題:海は広いな大きいな 月は昇るし○○○
・沈むしなんなんだアイツ(ドクローネさん)
・海はしょっぱいし海サイコー(ヤンマー部隊隊長さん)
・小さいわ(アントニオカッキーノさん)
・(もう1回!)月は昇るし〜♪(ひろちょびさん)
・良い字だなぁ(ヤンマー部隊隊長さん)
・MOOON(フリップ2枚で○を挟む)(アントニオカッキーノさん)
→準決勝は1問目穴埋めお題、2問目画像お題ということで、まずはオーソドックスな穴埋めですね。海や月の要素を拾うのか、あるいは無視するのか、元の歌詞の韻を踏むか否かなどいろいろ方法はありますが、アントニオカッキーノさんの最後の回答には手を叩いて笑ってしまいました。というか、いつの間にフリップ2つ使っていたんでしょうか。フィジカル回答にやりたい放題されるともうその人の劇場になって強すぎますね。

お題:画像で一言(左手を芝の地面につけ、右手を上げて奥の海や空の方を指さす赤ちゃん)
・水難事故いくでっ(ドクローネさん)
・2つ隣の県から来ました(ひろちょびさん)
・パパさよなら(ヤンマー部隊隊長さん)
・僕これから人柄だけで生き抜いていくよ(ヤンマー部隊隊長さん)
・サイゼの向かいにサイゼ(アントニオカッキーノさん)
→画像の中では比較的答えやすい、人間1人がいて周りの風景も割と色々ある奴でした。
赤ちゃんということで、変に大人ぶらせた回答が面白いのかと思っていましたが、案の定でした。
ヤンマー部隊隊長さんの人柄だけの回答が特にツボでした。その歳でその道選ぶなってのと、人柄だけで生き抜くって何?という二重の面白さがありました。

こちらのブロックでは1位ヤンマー部隊隊長さん、2位アントニオカッキーノさんが決勝戦進出となりました。

【準決勝Bブロック】

メンバー:えすわいさん、副編集長さん、スポーツバッグさん、野島久助さん、私たちさん

お題:初めてオーケストラを見た人「○○○」
・いきなり何ですか(私たちさん)
・誰から帰るとかあるんですか(副編集長さん)
・春っぽいのすご(スポーツバッグさん)
・曲名を当てるコーナー?(えすわいさん)
・戦いがはじまる…(私たちさん)
・何か悪いことしたから立ちなんすか(副編集長さん)
→初めて系のお題は、要素を完全に拾い切ると「知ってるじゃん」になってしまうので、そこからいかにズラすか、で力量が問われる気がします。オーケストラというのも意外とちゃんと見た事がないものではないでしょうか。
そんな中で飛び抜けて強かったのが副編集長さんでした。こうしたお題に沿う回答、私の理想系です。

お題:画像で一言(水玉のハットを被った犬が、小さな鳥籠を見つめている)
・今日はいじめについて話します(えすわいさん)
・おい見ろよ!鳥籠もあるぞ!(スポーツバッグさん)
・飛べるのが仇になりましたね(副編集長さん)
・まだ力みがある感じですね(副編集長さん)
・犬vs鳥(私たちさん)
→犬と鳥のどちらをピックアップするのか、というところですが、画像でまずは目立つ部分である犬を注目して、何かしらのセリフ回答をするのが一番伝わりやすいような気がします。
こちらも副編集長さんがずっと強かったです。また、スポーツバッグさんの「鳥籠もあるぞ」は写真を見たまま答えてる感じで好きでした。画像お題って視覚情報が既にあるので、見たままの回答は全員にそのままの状態で伝わってきて面白を共有できますね。

こちらのブロックは1位副編集長さん、2位スポーツバッグさんが決勝戦進出となりました。スポーツバッグさんは1題あたりの得点数で上回っての進出となります。

【準決勝Cブロック】

メンバー:埼玉県民さん、ブルータス森さん、おだンゴ、烈風ぺんぎんさん、警邏さん
お題:子ども「大きくなったらパン屋になりたいんだ」
あなた「○○○」
子ども「えっ(困惑)」
・一発殴っても良いか
・俺はおみせやさんになりたいんだ
・じゃあパン1斤お願いします
・駅に住みたいってことで良いか
→子どもの最後の(困惑)が絶妙で、パン屋の要素を拾うか、はたまた拾わずに適当なこと言うか、どちらの方向に舵を切るか悩みました。中間択として「子どもの夢」→「子ども」→「子どもが言いそうなこと」として、「おみせやさん」というワードが出てきました。個人的には結構好きな回答です。その後は愚直にパン屋の要素を拾ってました。
こちら回答は思い出せませんが、警邏さんがずっと跳ねてた印象です。

お題:画像で一言(サーフボードに乗って海の上にいる女性が、祈りのポーズをしている)
・いっけな〜い、遅刻遅刻
・そうだよなぁ、同意書多かったもんなぁ
・2周目は聞いてなかったな
→最初は祈りの要素だけ拾ってたんですが、あまりウケが取れなかったので、この人の前後の状況を考えて回答するようにしてました。
祈ってるということは何となくピンチ(ピンチには見えないけど)なんじゃないか、ということで、「遅刻」とか「同意書」みたいなワードを引っ張り出してきました。

こちらのブロックは、1位警邏さん、私は2位で決勝戦進出となりました!体感では厳しいかな〜と思っていたので、決勝に進出できて嬉しかったです。

【決勝戦】

お題:月の裏側ではウサギがお餅をついているように、こんな動物がこんなことをしている
・餅ウサギが、ウサギ餅をついている
・コロッケが、変顔の練習をしている
・ゴルフを始めた石原良純が、ずっとキレている
→このお題、序盤から芸能人をイジる流れになってしまってやられたな〜と思いました。本当に芸能人を全然知らないので、まずそれを思い出すのに必死になってしまい、「月」という要素を全然使い切ることができませんでした。
途中で6分の1から6人組の要素を使おうと思いましたがやはり結果は振るわず。手も足も出ず、それぞれの良さを出し切った皆さんに置いてかれた感触でした。

今回の優勝は副編集長さん!!
最初からお題に丁寧に沿った回答をされていて、本当に凄かったです。


イベント終了〜打ち上げ

ずっと気になってたんですけどこの「打ち上げ」ってロケットの打ち上げとかとかかってるんですかね?違いますか?そういうことになりませんか?
まあそんなことは置いておいて、10数人で「肉の宴コース」という何とも心惹かれる食事をしました。初手からローストビーフが出てきて本当にとんでもなかったです。
前半は埼玉県民さん、警邏さん、野島久助さんと今日の振り返りや、大喜利配信の話なんかをしてました。警邏さんは意外と歴がそこまで変わらず、でも半端なく面白くて凄かったです。
ドクローネさんともようやくお話しさせていただきました。以前ご一緒させていただいた際は緊張で話しかけられずにいたので、直接面白かったですとお伝えできて良かったです。「いつでも声かけてほしい」「ネット大喜利の予選落ちたことないので、本戦までは連れていく」と仰っていたドクローネさん、カッコよすぎでした。ドキドキ文芸部やります。
後半は別テーブルの大喜利史の方にお邪魔してました。大会の振り返りのお話も聞けて非常に勉強になりました。歴が長い方のお話はそれだけで勉強になるので、ぜひ教科書を作ってください。
あと、誕生日ケーキのサプライズを隣の席が2席連続でやってて、その度に静かの海さんが反応してて面白かったです。誕生日おめでとうございました。

おわりに

今回は「できる限りふざける」というテーマで挑みましたが、リラックスした状態で大喜利が出来て結果良かったです!
今まで自由度高いお題にはどう向き合えば良いのか分からずに苦しんでいたのですが、今回の会で一つの道が見えた気がします。
それも、会の雰囲気が本当に良くて、ゆったりした空気が最初から最後まで続いたからです。ひとえに主催者の静かな海さんの場作り、そしてご一緒させていただいた皆さんの優しさによるものです。またいつか名古屋に伺うと思いますので、その際はよろしくお願いいたします!

それでは、今回はこの辺りでお終いとします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

P.S.明日6/18(日)は朝イチで東京に帰り、昼から別の大喜利会です。乞うご期待。