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おだぶんの「日々雑観」40 綿虫

こんにちは。おだぶんです。

間も無く12月、カレンダーも残すところあと一枚。
そんな晩秋の夕暮れ時の空気の中に、ふわふわと漂う白い虫を見かけた事はありませんか⁇
これは綿虫と言って、本格的に寒くなる間際の小春日和の暖かい日に現れる虫です。
この虫を見かけてから二、三日もしないうちに、冬の冷たい空気がやって来ます。
北海道ではこの虫が出現すると、間も無く雪になると言うので、「雪虫」とも呼ばれています。なんともロマンチックですね。
アブラムシの仲間で体長2ミリ程度、胡麻粒にも満たない小さな体に、白っぽい粉のようなものを纏ってふわふわ飛ぶのですが、この白っぽいものは蝋だそうです。
 つい先日、暖かいというより暑いほどの陽気の夕暮れ時に、綿虫と遭遇しました。仕事中でしたのでただ眺めていましたが、赤く染まる夕焼け空に、頼りなく彷徨うように飛ぶ姿は、何となく寂しげであり、賑わいだ一年がそろそろ終わるんだよなとしみじみ思わせてくれ、やがて来る長い冬がもうそこまで来ているのを、ヒシヒシと感じました。
案の定翌日から、前日とは打って変わって乾いた冷たい風に見舞われたのは言うまでもなく、吐く息の白さに冬の訪れを実感しました。
この綿虫、手に取ると手のひらの体温で弱るほど脆弱。観察したい方は是非、服の袖口とかに止まらせてあげてください。

冬を連れて来る白い妖精、綿虫・・・

ありがとうございました😊😊😊

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