おだぶんの「日々雑感」9 生きて来た時間

こんにちは。おだぶんです。

今日は少し重たい話をします。

私は53年生きて来ました。数字だけ見ると、長い時間人生を紡いで来たな・・・でも過ぎてしまうとホントにあっという間だったなと思います。

遥か昔子供の頃は、53歳のオジサンといえばもうおじいちゃんに近い老人で、当然ですが自分がその歳になる事など想像すら出来ませんでした。自分の背後に続く道はまだスタート地点が見えており、目の前に続いている道は霞むほど遠いものでしたから。

しかしその歳になってしまうと驚くほどあっけないもので、振り返れば背後に続く道の方が遠く霞んでしまっています。

人生は短いとよく言われますが、それは生きて来たからこそわかる言葉だなと思いました。

私が生きて来た53年はみっともない恥の連続、蹴っつまづいてばかりでムダや遠回りの多い、実りの少ないものでした。よく言うつまらない人生を生きて来たということ(笑)。そんな自分を四十代くらいまでは、無為徒食な造糞器でしかないとシニカルな目で見ていましたが、五十代を過ぎた今は、まあこれも一つの人生、他人と比較しても仕方ない、巻戻してやり直せるワケでなし、このままつまらない人生を生きるのもまた一興、ムダを承知で鷹揚に構えて生きるのもいいかなと思えるようになりました。

そう思えるようになったのは、53年という時間の賜物だと言えますね。人生はただ生きている、それだけで成長し様々なものが見えて来るんですね。

これは生きていなければわからない事です。

若い頃はずいぶんと悩みました。俺なんざ生きていても価値はないなと本気で思った事は一度ではありません。不器用で口下手、臆病で人見知り、自分が許せないほど嫌いでしたよ。それは今でも変わらないと思いますが、歳を重ねて振り返れば、そんな自分でもいいじゃないか、バカな自分もこの世には必要なキャスト、そうやって認める事が出来るようになったのは、みっともなくても53年生きて来たから出せた答えだと思いますね。

もう人生も第四コーナーに差し掛かりました。いつの日かはわかりませんが、ゴールする日もそう遠くはないでしょう。でも人生にムダや選択ミスは一つも無い、全て自分の魂に必要なもの、人生を生き抜いてゴールさえすればコンプリート出来る・・・

そう思って残り僅かな道を、今まで通りのんびりと歩いて行こうと思います。

ありがとうございました!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?