見出し画像

北沢の住宅 オーディオラック製作

昨年お引渡しをした北沢の住宅に、家具屋さんに製作していただいたオーディオラックが入りました。まずはお子さんが一番乗りで強度確認。

画像1

コストのことや質感を考え、すべてラワン合板の貼り合わせで製作していただきましたが、材の色味や木目の選定、材の勝ち負けのディテールや面取り具合まで詳細に打合せしてから製作していただいたため時間はかかりましたが、施主さまも私もイメージしていた通りのものをとても綺麗に製作していただけました。

画像2

工事中から居間の吹抜けのあるメインの場所をオーディオスペースとして計画していたので、そこに置くオーディオラックをどうするかはずっと施主さまも私も悩んでいたところでした。年代物の機材のもつ迫力を邪魔しないように、かつ実用的に配置できるラックはなかなか既製品では見つからず、あったとしてもコストの問題もあり、なかなか話が進みませんでした。

ラワンは他の合板に比べて木目が特徴的で、色も赤身~白身までさまざまなので貼り合わせで作るなら扱いが難しいと思っていましたが、個人的にはとても好みの風合いをもつ合板で今回のケースでも合うだろうなと思っていたので、なんとかこれを使ってできるだけ安価に作れないか知り合いの家具屋さんに相談したところ、快くお引き受けいただけました。

画像3

大型のヴィンテージスピーカーと真空管アンプ。設置した後で古いジャズやロックの音楽をゆっくりと聴かせていただきましたが、当時の機材で聴くと曲のもっている本来の録音時の臨場感や時代感が感じられ、あらためて音楽のもつ不変的な魅力に気づかされました。

ラック自体はシンプルでクセのないデザインではありますが、細部まで綺麗に作り込まれた家具なので、音楽や機材と同様に時代に流されずにいつまでも大切に使ってほしいものです。

家具製作 : Studio7Squares(スタジオセブンスクエアーズ)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?