言語トレ

今日は研修だった。研修場所が大阪の僻地にあるため、10時出勤にもかかわらず、7時過ぎには家を出なければならない。日帰り旅行でもするのか。

研修は平均月1回のペースで同期が集められ行われる。研修があるたびに、高校の教室のような空間に詰め込まれ、約8時間意味があるのかないのか分からない実習を行う。

研修があるたびに毎回グッタリと疲れてしまう。その理由は2つ明確に分かっている。一つはそもそも自分がクラスのような群れなければいけない空間が得意ではないということ。2つ目は、他の同期と自分の能力の差が露骨に見えてしまうということである。

今回も例に漏れずグッタリ。1つ目の群れることが得意ではないということは、4月の怒涛の研修期間で学んだ一つの心得がある。「無理に話そうとしなくていい」。はじめはコミュニティを作ることは大事だと信じ込みすぎて、無理にでもグループに入り込もうとしていた。しかし、それで毎回グッタリするくらいなら特別話そうとしなくても、気の合う男とだけ話しておけばイイのだ。女性陣になんと思われていようと、みんな寝たら今日のことなんて忘れている。その精神で今日も無理はせずに、ほどほどにやり過ごしていた。この点は、以前と比べるとだいぶコントロールが上手になったなと思う。

一方で、2つ目の他人と自分の能力の差を見てしまって落ち込むことは未だ解決策が見つかっていない。
特に感じるのは、先輩との座談会で質疑応答のコーナーの時に、手を挙げる同期たちの質問が非常にまとまって整理されており、なおかつ鋭い点に切り込んだ質問ばかりなのだ。その後、自分も惰性で質問をするが、まとまりのない漠然とした内容で応える方も困らしてしまうような時間にしてしまう。
鋭い視点に関しては、自分がどれだけその内容に興味があればあるほど見つかりやすいものだと思うので、人によって差が生まれるのは当然だと思う。しかし、言語化という面では、どんな内容であれ上手い人は上手いし、下手な人は下手なのだ。

言語化に人一倍コンプレックスを感じている私は、そんなことを思いながら、この日記でトレーニングを始めたのであった。

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