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経営における矛盾を両立するパラダイム 人材育成編

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「意識のマネジメント」に着目をして、変化に適応して矛盾を両立する経営やリーダーシップのあり方を論考するマガジンです。経営リーダー、管理職の方はもちろんのこと、管理職ではない方にと… もっと読む
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#経験学習

相手の「学習」を導くパートナーになるために

前回の記事では、人が成長するメカニズムについて、「自己成長力(経験から学ぶ力)」に注目をしながらお話しました。そして、部下の育成に関わる場合、部下の自己成長力をどのように伸ばすかが大切であるという点をお伝えいたしました。 ここまでのいわば「土台づくり」ができたら、いよいよ具体的な支援のスタートです。ここから先については、部下の適応課題に対処することを想定したいと思います。技術課題への対応も大切なことではありますが、この点については部下育成に関する書籍に関われていることも多く

相手の「性格」に合わせた育成とは?

前回の記事では、部下の「学習」を導くパートナーとなるために、部下が経験学習サイクルを回すための支援をしていくこと大切さと、その方法についてお話しました。 ここまでの記事では、人材育成について全ての人に通じうる本質に焦点を当ててきました。一方で、現実には一人ひとり「性格」が違うので、実際のコミュニケーションや指導内容は人によって変えていく必要があります。 今回の記事では、部下の性格に合わせて育成するための方法についてお話しします。 「性格」とは何か?「性格」という言葉は日