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本当に患者数は減っているのか

裏くつ王・鬱屈王が染み付いてきて、自分の鬱屈具合がどんどん進んできました。占いにでもすがってみようかな?と思うくらいです。
最近の脳内BGMは THEE MICHELLE GUN ELEPHANT の「世界の終わり」です。ちょっと緩やかに、だいぶ柔らかに、かなり確実に違っているのではないでしょうか。何かそういう奇妙な感じがあります。 

緊急事態宣言の効果がでているのか?

2021年1月23日、緊急事態宣言のあとは、皆さんのおかげからなのか東京都の新規感染者数は減っているように見えます。

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なんかこう、これからもじわじわ減っていく気がしますよね。すごいじゃん東京。飲み会をやめれば少し時間がかかれど減ってくるのでしょうか。数字としてはだいたい1月5日とおんなじくらいに下がってきました。そして、今日ついに986人に下がってきました。やった1000人切ったよ!土日だから検査の件数が減っているのかもしれませんが、それでも減っているように思います。

確かに、田舎ではありますが、当地域も受診の相談が減りました。保健所からプッツリと濃厚接触者の受診相談が来なくなりました。でもおかしくね?1月5日って保健所から嵐のように受診相談がありましたが、その時より全然少ないし。これからどんどん爆下がりし、ナンピン買い待ったなしなのでしょうか。
しかし、現場としては妙な違和感があります。ここが鬱屈王のNoteであるせいか、炎上商法として不安を煽っているわけではないんですが。

保健所が機能停止に陥っている可能性がある

最近は「濃厚接触者であり、保健所からの紹介でPCR検査を受けるように」という相談よりも、「自宅待機の確定患者の酸素飽和度が下がっているため受け入れ希望」という相談ばかりです。
フェーズが移って、唾液のPCRで軽症者は診断されつくし、軽症者は自宅待機で、その中から重症者になる患者さんが入院、入院する病床を増やし制圧しつつあるのでしょうか。
しかし、やっぱりおかしいと考えるのが「濃厚接触者にあたらない」という患者さんがすでに肺炎になって搬送されCOVID-19と診断された事例が増えてきたことです。増加する一方のとんでもない数の自宅待機患者さんにの対応に、保健所がはいっぱいいっぱいである可能性があります。ましてや、接触者検診、クラスターを追うことが本当にできているのでしょうか。

おそらく、接触者を追う力は保健所にはもう無いのではないかと思います。濃厚接触者を追うことができず、その方々が発病しているような状況なのかもしれません。
全体の数字だけをみると、本質を見失っている可能性があります。だって重症の患者さんは増える一方じゃないですか。バレなきゃあイカサマじゃ無いんだぜ状態では無いことを本当に祈ります。

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本当は何人いるのかわからない

僕の考えていることがもしも本当だとしたら、接触者は追いきれず、無症状の方よりも症状がある方の一部しか追えていないことになります。無症状の患者さんは全体の少なくとも3分の1というタイムリーな報告があります。外に出る時は口と鼻をガードし、できるなら目を保護して、まるでナウシカが腐海を歩くときのように過ごさなければならないの日がくるのかもしれません。それはCOVID-19が5類感染症になったときのことでしょうか。パンを焼きながら待ち焦がれている場合ではありません。
Oran DP, Topol EJ. The proportion of sars-cov-2 infections that are asymptomatic : a systematic review. Ann Intern Med. Published online January 22, 2021.


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