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個人的な赤黒緑アバク墓地ソースの解説【デュエマ】

0.初めに


 どうも。自称墓地ソース研究家のお茶ミルク(@ochamilk851)です。

 今回初めて記事を書くので、自分がX(旧Twitter)にて投稿している「赤黒緑のアバク墓地ソース」(以降墓地ソースまたはvol.○)について解説していきます。

 解説が至らない点の指摘や質問、文句は自分のX(旧Twitter)にて自由に言ってください。それでは、ゆっくり見てってください。

1.前提として

 まず前提として、現在オリジナル環境は雑多環境です。
「赤青マジック」
「黒緑アビス」
「フィオナアカシック」
その他のデッキも入賞しているなど様々なデッキが勝てる可能性を秘めています。今回解説する墓地ソースは、それらに打ち勝つ事のできるよう、様々な調整をしてきました。

 そしてその調整の過程もお見せしていきます。

*追記
 今回の殿堂発表で様々なデッキが呼吸を諦めてしまった為、対面はあまり参考にならなくなりました。対面は分かり次第別記事に書くつもりなので、よろしくお願いします。

2.今に落ち着くまで

 そもそも自分が墓地ソースの制作を始めたのは、昨年10月に開催された【DMGP2023-2nd】の終わり頃からです。自分は抽選に落ちた為友人のみが行きましたが、その友人から
【ハニー=マーガニー/「こっちは甘いぞー」】(以降マーガニー)を貰ったので、なら作るかー、という軽い気持ちで始まりました。

 これが原因で、長い事自分を悩ませた種になるとは思っていませんでした(笑)。

 ①プロトタイプ

 ここからデッキ+変化の解説です。まずは最初に作ったプロトタイプです。

 マーガニーが2コストで3枚墓地肥やしが可能と言う事で、
【鬼札アバクと鬼札王国】(以降アバク)と
【龍装鬼オブザ08号/終焉の開闢】(以降オブザ)の枚数が3枚と少なめです。理由としては、
【オ:ドユニワ/喰土邪覇】(以降ドユニワ)と
【「必然」の頂リュウセイ/「俺の勝利だオフコース!」】(以降リュウセイ)を受けとして採用していた事、
【流星のガイアッシュ・カイザー】(以降ガイアッシュ)と【カツラデランス/「アフロ行きま〜す!!」】(以降アフロ)を入れる事による恩恵の有無を確かめる為でした。

 結論から言うと、恩恵自体は受けれました。しかし、オブザとアバクを減らしてでも入れるべきかと聞かれると、声を大にしてYESと言える訳ではありませんでした。

 ②vol.1

 プロトタイプから得た考えで、年の初めに完成したのがvol.1です。

 はい、見て分かったかと思いますが、アバクとオブザを減らしたままです。(vol.2までは減らしたままです)
 予想外の出来事で、リュウセイがそもそも売ってなかったので、取り敢えず完成させると言う目的で、
【大樹王ギガンディダノス】(以降ダノス)、【暴走龍5000GT】(以降GT)、ドユニワが4投になり、ガイアッシュと【超神星DOOM・ドラゲリオン】(以降DOOM)が1枚減りました。
 やる事自体はプロトタイプと変わりませんが、大型の枚数と、右下の4枚を使った搦手等、長期戦を想定した立ち回りも存在している事がプロトタイプから変化した事です。
 その他アフロを採用していない理由は、【海龍神クリスド】(以降クリスド)を採用した為、早期に着地出来るならいらないのでは?と言う考えと、ドユニワで墓地に置ける為、重要度が低めだと感じた為です。(因みに自分は学生だから、小遣い事情が乏しい、と言う理由もあります。尚貧乏ではない模様)

 ③vol.2

 この頃がCS(しかも初)だったので、少しデッキをいじりました。

 vol.1で採用していた【シス=魔=シャル】(以降シス)を大型 フィニッシャーの【禁断竜王Vol-Val-8】(以降ボル8)に変更し、ダノスとGTの枠にDOOMと【♾️龍ゲンムエンペラー】(以降ゲンム)を各種1枚ずつ採用しました。結果そのものは惨敗でしたが、同時に得られた物が大きかったです。やはり除去トリガーが少ない事が響いており、GSで止まらない対面が多かったのが敗因でした。(その他引き運)

 このvol.2を機に、墓地ソースの完成度を更に高めようと動き始めました。

 ④vol.3

 CSから2週間弱、とあるカードの発見により、革命が起きました。それが、この【ア:グンテ】(以降グンテ)でした。

 vol.2の「除去トリガーの少なさ」を補ってくれた他、実は少なかった緑単色という役目を担ってくれました。そして生まれたのが、vol.3です。

アフロ、リュウセイはルーターと受けに加え、打点としても優秀なた為入れ直しました。

 そしてこのタイミングで、ようやくアバクとオブザの枚数を4枚にしました(遅すぎ)。一応、グンテ単体の強さを確かめる為、【龍頭星雲人】(以降雲人)を抜いています。vol.2とは結構変わっており、【ブラキオ龍樹】(以降ブラキオ)が2枚、アフロ、リュウセイが再び入った事、ドユニワが2枚減った事等挙げられます。
 グンテ自体はとても強力ですが、やはりグンテだけでは受けきれない(それ自体は理解してはいた)と言う事で、ここで現段階の結論を導き出す事ができました。

3.5出会い

 結論を出す少し前に、出会ったカードの紹介をば。それがこちら。

それがこの2枚、【アーテル・ゴルギーニ】(以降アーテル)と【グ:ルナグーシ】(以降ルナグーシ)です。上記は1枚で8枚墓地肥やし、アバクを絡めると10枚肥やす事が出来ます。凄い!
 一方ルナグーシは、アバクやオブザとはコスト帯が被るものの、墓地を5枚肥やし、自ターン中の置きドロソと仕事は3コストとは思えない量を可能とします。こちらも凄い!

3.そして現在

 プロトタイプからvol.3まで得た知識をまとめて、これが現段階の結論だと言う事で、ようやく本日の主役です。

 はい。むっっっっちゃ変わりました。ダノスやブラキオ、アフロといった汎用性高めのカードが無くなったかわりに、【終末縫合王ザ=キラー・キーナリー】(以降キーナリー)やルナグーシが採用されています。今まで欠点だった「墓地リセット」を解消してくれたルナグーシを筆頭に、素で耐性を持つキーナリーと
【頂上混成ガリュディアス・モモミーズ'22】(以降ガリュモモ)に加え、今まで忘れていた【樹食の超人】(以降グルメ)を採用したミッドレンジよりの立ち回りになりました。

 共通点、相違点

 ここまでのプロトタイプ〜vol.3とvol.4の共通点として、
•最速4ターンでDOOMが繋がる事
•コスト帯に散らばりがある為、明確なコストメタが存在しない事

が挙げられます。次に相違点として、
•奇しくも5cになった事
•ダノスやブラキオを必要とする事がない事

が挙げられます。これらの理由は、「採用カードの解説」を見ていれば自然と分かるはずです。(てか分かるように頑張ります)

4.採用カードの解説

 それでは、本日の主役のvol.4の採用カードの解説をします。長かったぜ。
まず1枚目は、ルナグーシです。

 今までマーガニーの枠だったのがルナグーシへ変わりました。
理由として、まず1枚で5枚墓地を肥やせる事、自ターン中のみ置きドロソの役割を持つ事。
 ここまでは上記と同じなんですが、これとは別で闇単色という仕事も担っています。
 雲人は盾、オブザは手札にいて欲しい都合上、どうしてもマナに闇単色を置く機会という物がありません。多色は他の色で使う可能性を考えて闇として捻りたく無い、それも解消してくれるのがルナグーシでした。
 それ以外にもボル8のEXターン獲得の為に役に立ったり、キーナリーの蘇生先の1枚にもなります。いや仕事しすぎ。

 次に解説するのは、アバクです。

かっこいいですね

 ご存知1枚で6枚墓地を肥やせるカード。色も優秀な為マナ置きにも使います。鬼タイム下だと墓地を肥やせなくなりますが、それならそれで打点や面処理に使えるので、役割がなくなることはありません。
 +で覚えて欲しい事として、場にルナグーシがいる状態で墓地からバトルゾーンに出した時、ルナグーシの強制ドローを忘れてはいけない事です。忘れたら注意食らうと思うのと、普通にリソース稼げなくなるんで、覚えておきましょう。

 3枚目は、グンテです。

 魔覇革命収録のトリガープラス持ちのアビス。1枚で最大3面止めれる墓地ソに入るトリガー獣で最強格と言っても過言ではありません。
 注意してほしいのは、GTがいると出せない事ですね。まぁそんな状況なら中々負ける事は無いと思うので、頭に入れとこくらいで大丈夫です。
 ルナグーシ同様、ボル8のEXターン獲得の為に役に立ちます。

 4枚目は、今回初紹介の【一王二命三眼槍】(以降バラド)です。

 グンテや雲人とは別の受け札です。役割としては、アポロや除去の追い付かないデッキに対して使うカードです。そこ以外だと使う機会はあまり無いです。相手次第では初手マナ置きも有り得ますので、その辺は知識次第です。
 まぁそう言っても、手札にあれば困らないので、残せるなら残しましょう。

 折り返しの5枚目、解説するのはドユニワとグルメです。

 役割が似ている為、同時に解説します。ドユニワは受けとしても使えますが、両者マナを墓地に置けるという共通の役割があります。言ってしまえばそれしか無いのですが。
 グルメは面処理にも使えて、手札も墓地に置けるので、まーじで利便性が他よりあります。何でこいつの存在忘れてたのか知りたい。

 6枚目に解説するのは、ガイアッシュです。 

 大型が入るデッキには基本入るカードですが、このデッキにも採用しています。踏み倒しや殴りが多いデッキに対するカウンター、貴重なドロソの他に、DOOMや GTのコスト軽減に役に立ちます。こいつ1体で墓地4枚も不要になりますからね。お得ですよお得。
 余談ですが、このデッキ実はアドバンスで使えます(というか前までのデッキもアドバンスで使える)。その際はドギラゴンXを入れるのをお忘れなく。

 さて、ラッキーセブンの7枚目になったのは、オブザです。

 こいつも大体の墓地ソには入ってますよね。上で面処理しても良し、序盤の墓地肥やしに活用しても良しと、こちらもまた仕事量が多い過労死枠です。
 アバク同様、ルナグーシが場にいるとドローが付くのでお得です。あとガイアッシュ同様ドギラゴンXにチェンジ出来るので、お忘れなく。

 では、8枚目になるのは、ボル8です。

 ここから、フィニッシャーになるカードの紹介です。その最初がボル8です。アンタッチャブルの大型という時点で強いにも関わらず、このデッキにおいては追加ターンを取りやすい為、フィニッシャーとしては十分な活躍をします。
 その他に無くなった手札を潤す事も出来るので、最悪殺しきれなかった時にバラドを引き込めば耐え切る事も可能とします。

 9枚目のカードは、龍頭星雲人です。

 フィニッシャー兼受け札の優秀なカード。詰めに行くためのハンデスが付いているため、場に出れば思った以上に仕事をしてくれます。コマンドってのも優秀。
 単体除去なので、ヨミノ晴明に吸われますが、それ込みでも打点になる、DOOMを砕いて新たなDOOMを出す等細かい部分で役に立つので、期待をしてあげてください。

 大台の10枚目を飾るのは、キーナリーです

 ダノスとブラキオが抜けた理由その1です。DOOMで蘇生して強いのは勿論の事、キーナリーから更なる展開を狙う事が出来ます。更にブラキオと同じ(厳密に言えばちょっと違う)クリーチャートリガーケア、ディスペクター特有のEXライフを活かした場持ちの良さが、ダノスとブラキオにない強みです。
 コスト帯が大きい相手程価値が上がるので、墓地にこれ落ちてたら取り敢えずこれ投げとけば大丈夫です。細かいところは「対面解説」の方を見てください。

 11枚目に解説するのは、5000GTです。

 墓地ソお馴染み赤い奴。盤面ロックに加え、打点としても活躍してくれます。ダノスブラキオがいた時はこいつを種にフシギバースをしていましたが、今回は純粋なトリガー獣のケアとして採用しています。

 12枚目に解説するのは、このデッキの核のDOOMです。

 今の墓地ソにおいて採用されない事の方が少ないDOOM君。ボル8やキーナリーの蘇生や面処理としての活躍もあり、こいつなしで勝つ事は厳しいです。こいつもある奴の採用によって使い方が変わった一枚でもあります。

 最後に解説するのは、このデッキの異端児よガリュモモです。

 ダノスブラキオを必要としなくなった理由その2。呪文ロックという強力な能力もそうですが、無条件でクリーチャーの踏み倒しが可能な為、ガリュモモ→キーナリーを投げるとかいう上振れコンボがあります。これのせいで墓地にキーナリーを無闇に置く必要がなくなりました。
 ただし色事故を起こしやすいので、それが嫌な人はドルファディロムに変えることをお勧めします。

個人的にはこのイラストが好き

5.対面解説

 それではようやく対面解説です。といってもそんな難しい事はありません。それぞれの有利不利は以下の通り、

 有利〜微有利
  赤青マジック
  黒緑アビス
  COMPLEX
  赤緑アポロヌス
  黒単アビス

 微有利〜互角
  フィオナアカシック

 互角〜微不利
  青黒魔導具

 冗談の様に思えますが、全部事実なんで安心してください。
それでは、それぞれ解説していきます。

 赤青マジック 

 まずマジックですが、基本的には受け切れる事が多いです。ただし、ラッキーナンバーやマグナムを出されると、普通に除去が間に合わなかったり、何も出来ずに死ぬので、そこが唯一のお祈りポイントです。もしその祈りが叶ったなら、ガイアッシュからDOOMで、ボル8やガリュモモを投げれば相手は何も出来ず死ぬ事でしょう。

 黒緑アビス

 次に黒緑アビスですが、ハンデスはそこまでダメージを受ける訳じゃありませんが、ア:エヌ:マクアによる墓地リセットには気をつけてください。場にルナグーシいても、しばかれますからね。それ以外は特に注意する事はありません。DOOMからGTやボル8で場を好きなだけ荒らしてください。

 フィオナアカシック

 この対面は正直あまり分かっていませんが、呪文やフィオナを経由して攻めるので、どちらか一方を崩せば勝ちに導けます。そしたら煮るなり焼くなり二宮和也好きな様にしてください。

 COMPLEX

 はっきり言います。ガチ有利です。でも赤黒はきついんじゃないかって?いいや、そんな事はない。単体除去で退かせないなら全体除去で退かせばいいじゃない。青黒も変わりません。ガリュモモキーナリーではいチャンチャン。万一COMPLEXからシャッフで4宣言されても、バラドで耐えれるので安心しましょう。

 青黒魔導具

 問題はこいつです。青黒もそうですが、青魔導具も明確な勝ち方がありません。ガリュモモキーナリーで終わらないんですよね。グンテは刺さりそうですが、マナを大量に与えてしまう為、死期が一層近づきます。ここに関してはちゃんとした練度と知識を求められます。

 黒単アビス

 ここもCOMPLEX同様、かなり有利です。DOOMがジャブラッドの耐性を貫通するので、ブルーム=プルーフを焼きながら自分の有利盤面を作って詰めてってください。

 赤緑アポロヌス

 相当札と盾が事故らない限りは受け切れるし殴り切れるので、強く意識するのはバラドを抱えておくことだけですね。

6.終わりに

 長々と語りましたが、結論は1つです。

「楽しめる様にやれ!」これに限ります。

 練度こそ求められますが、逆に言うと練度だけなので、ちょっとの努力で戦えると思います。ぜひ皆さん、お手元のカードと相談して、墓地ソースを組んでみてください!私が喜ぶんで!

最後まで読んでくださった方々、ありがとうございます!


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