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遊戯王デッキ紹介:九頭龍大神


こんばんは。
いかがお過ごしですか。
ササニシキです。


そろそろ”ハリファイバー”のこと、忘れられましたか。


今回は、最近作ったデッキがいい感じなのでそれの紹介をしたいと思い、筆を取りました。
何かの参考になれば幸いです。

デッキの主役

ある日。
ギミックパペットを擦り倒す変態友人から、1枚のカードを紹介された。

画像1
大神は名作

龍大神
光 レベル8 幻竜族・効果
①:相手がモンスターの特殊召喚に成功した場合に発動する。相手はエクストラデッキのカード1枚を選んで墓地へ送る。

https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/card_search.action?ope=2&cid=12309&request_locale=ja

こちらは、相手が特殊召喚を行ったら強制的にEXデッキのカードを墓地に送らないといけないカードというものです。
ふむふむ。

彼はもう1枚見せてきた。

その翼どっから生えたの

サイバー・ドラゴン・ノヴァ
光 ランク5 機械族
機械族レベル5モンスター×2
①:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、自分の墓地の「サイバー・ドラゴン」1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。②:1ターンに1度、手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、「サイバー・ドラゴン」1体を除外して発動できる。このカードの攻撃力はターン終了時まで2100アップする。この効果は相手ターンでも発動できる。③:このカードが相手の効果で墓地へ送られた場合に発動できる。EXデッキから機械族の融合モンスター1体を特殊召喚する。

https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/card_search.action?ope=2&cid=10870&request_locale=ja

ストラクチャーデッキの看板だったモンスター。
しかし今回は場には一切出ない。

悪用する効果は➂の効果。相手の効果で墓地に送られた場合に発動し、機械族の融合モンスターを特殊召喚していいというもの。 墓地に送られればいいので、どこからでもいいというのがポイント。因みに名称ターン1の制限はありません。
つまり、EXデッキから直接墓地に送られても反応します

つまり都合よく、相手が龍大神を場に出してこっちが特殊召喚をすれば…

1. 相手の龍大神の効果でサイバー・ドラゴン・ノヴァを墓地に送る。
2. サイバー・ドラゴン・ノヴァの効果で機械族融合モンスターを特殊召喚する。
3. こちらの場に特殊召喚されたので、相手の龍大神の効果が発動する。
   1に戻る。

これは…

面白コンボだ!!!!!組もう!!!

(あとから何人かの先人がいるのは調べました)

これを実現させる為には・・・

  • 何らかの方法で相手の場に龍大神を押し付ける

  • 押し付けた後にモンスターを特殊召喚する。

これを「1ターン」で完遂する事が必要となります。うーん…大変じゃね?

それを叶えようとしたデッキレシピがこちら。

デッキレシピ

お外に出る時は日焼け止めを塗りましょう。

【P.U.N.K.】をメインに【相剣】がちょっと混ぜたデッキになりました。
ここからは、《龍大神》へのアクセス方法、狙いたいコンボの発動方法を解説していきます。

龍大神へのアクセス方法

龍大神を相手の場に出す方法として、今回は《邪竜星-ガイザー》を採用し、デッキから特殊召喚をした後、《転晶のコーディネラル》《強制転移》によるコントロールを交換する方法を取りました。

邪竜星-ガイザー
シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/幻竜族/攻2600/守2100
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのこのカードは相手の効果の対象にならない。
(2):自分フィールドの「竜星」モンスター1体と
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(3):自分フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから幻竜族モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。

https://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%D4%BC%D9%CE%B5%C0%B1%A1%DD%A5%AC%A5%A4%A5%B6%A1%BC%A1%D5

②の効果を使い、《ガイザー》を破壊、➂の効果によりデッキから《龍大神》を特殊召喚が出来ます。

狙いたいコンボの発動方法

コンボを狙う為には、《転晶のコーディネラル》か《強制転移》を必要となりますが、いずれも相手の場にモンスターが必要となります。

転晶のコーディネラル
リンク・効果モンスター
リンク2/地属性/岩石族/攻1200
【リンクマーカー:右上/左下】
効果モンスター2体
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):リンク状態のこのカード及びこのカードのリンク先のモンスターは相手の効果では破壊されない。
(2):このカードのリンク先にモンスターが2体存在する場合に発動できる。
そのモンスター2体のコントロールを入れ替える。

https://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%D4%C5%BE%BE%BD%A4%CE%A5%B3%A1%BC%A5%C7%A5%A3%A5%CD%A5%E9%A5%EB%A1%D5

強制転移
通常魔法
(1):お互いのプレイヤーは、それぞれ自身のフィールドのモンスター1体を選ぶ。
そのモンスター2体のコントロールを入れ替える。
このターン、そのモンスターは表示形式を変更できない。

https://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%D4%B6%AF%C0%A9%C5%BE%B0%DC%A1%D5

後述しますが、このデッキは後攻を想定しているので、基本的には相手の場にモンスターはいる状態で手番を返してもらえるとは思いますが、特に《コーディネラル》は位置が重要ですので、必ずしも欲しい位置に置いてはくれないです。

☆マークにあればコントロール交換が行えます。の図

そこで相手の場にトークンを用意する必要があります。

そこでお手軽に相手の場にトークンを置ける、そんな都合の良いカードが、

やべー虫いそう

《ブラック・ガーデン》(以下、黒庭)です。

フィールド魔法
(1):「ブラック・ガーデン」の効果以外でモンスターが表側表示で召喚・特殊召喚される度に発動する。 そのモンスターの攻撃力を半分にする。 その後、そのコントローラーは、 相手のフィールドに「ローズ・トークン」(植物族・闇・星2・攻/守800)1体を攻撃表示で特殊召喚する。 (2):フィールドの全ての植物族モンスターの攻撃力の合計と同じ攻撃力を持つ、 自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。 このカード及びフィールドの植物族モンスターを全て破壊する。 全て破壊した場合、対象のモンスターを特殊召喚する。

https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/card_search.action?ope=2&cid=7904&request_locale=ja

このカードがある状態で自分の場にモンスターを出せば、①の効果により相手の場にトークンが生まれます。トークンを生む位置はこちらが選べる裁定ですので、自然に《コーディネラル》のリンク先予定の位置にモンスターを配備する事が可能となります。

さらに《黒庭》を選んだもう一つの理由としては、②の効果による自分の場に特殊召喚出来る点です。植物族の攻撃力の合計となるので、最小でもプラントトークンである攻撃力800のモンスターが特殊召喚出来ます。この効果により《龍大神》のコンボ起動まで担う事が出来ます。

他にも《龍大神》のコンボを始動させる為に、P.U.N.K.による豊富な特殊召喚効果で起動させます。
起動したらあっという間に攻撃力4000が3体が並んで一気にゲームセット!

これを念頭にデッキを構築、プレイをしていきます。

コンボへの道筋

じゃあ、実際《ガイザー》と《コーディネラル》《黒庭》をどのように出すか。
それぞれのパーツをご紹介していきます。

・【相剣】
《ガイザー》を出すためのテーマとして割りきっています。
出す流れは以下の手順になります。

1.《龍相剣現》の効果で《相剣師-奉阿》を手札に加える。
2. 1で加えた《泰阿》を通常召喚。そのまま起動効果で墓地の《龍相剣現》を除外し相剣トークンを特殊召喚。
3.《龍相剣現》の効果により、《泰阿》のレベルを1下げる。
4.レベル4のトークン+レベル3の《泰阿》で《ガイザー》シンクロ召喚。《泰阿》の素材として墓地へ送られた効果でデッキの《天威龍-ナハタ》を墓地に送る。

初めてこういうの作った

ここで手札に《黒庭》がある場合、かつ相手フィールドに破壊したいカードがない場合は、必ず3の手順後に貼ります。

これは《ガイザー》のシンクロ召喚から《黒庭》を反応させることで、《ガイザー》の破壊効果先の対象を作る事が出来るのと、《龍大神》の特殊召喚までにプラントトークンを1体に抑えられる為、あらかじめ墓地に送った《ナハタ》を特殊召喚する事が出来ます。

因みに、幻竜族で攻撃力800のモンスターが《ナハタ》しかないです(2022年8月現在)。
しかし、たまたまレベル4で特殊召喚効果を持っているので、後述の【P.U.N.K.】のレベル3チューナー達と合わせられる為、めちゃくちゃちょうど良かったです。

・【P.U.N.K.】

レベル3のサイキック族チューナーと豊富な特殊召喚により、貴重な通常召喚を前述の【相剣】に割く役割があります。
基本的には《コーディネラル》を特殊召喚だけで作れるようにするのが仕事となります。

手札次第ではありますが【P.U.N.K.】と《ナハタ》を組み合わせる事で、
レベル3P.U.N.K.+《ナハタ》でガイザーを、他P.U.N.K.2体で《コーディネラル》まで、全て担う事が可能となります。便利だ~~~

更にフィールド魔法《P.U.N.K.JAMエクストリーム・セッション》を使う事で、展開しながらドローでコンボに欲しいカードを探しに行けるので、最後まで諦めない心 is 大事。

・【/バスター】

《サイキック・リフレクター》によるレベル5~9のシンクロモンスターを出せるギミック。
一応、効果モンスター2体になるので、ここでも《コーディネラル》を作り出せます。
《サイキック・リフレクター》もサイキック族なので、【P.U.N.K.】のチューナー同様、《緊急テレポート》が使えます。

速攻魔法
①:手札・デッキからレベル3以下のサイキック族モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、このターンのエンドフェイズに除外される。

https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/card_search.action?ope=2&cid=7747

また、このギミックでは《バスター・ビースト》を素引きしてしまっても、最悪【P.U.N.K.】達のレベル3チューナー特殊召喚+《バスター・ビースト》でも《ガイザー》を作り出す事が出来るのもこのギミックを採用した理由となります。

実際の戦い方

後攻を選択します。実際遊戯王は先攻取られたがるので、大丈夫でしょう。
私と会ったら後攻を選択しないで下さい。

【相剣】の《泰阿》に通常召喚を割きたいので、出来る限り通常召喚を消費せずに展開をしていきます。
また、初手に《ナハタ》がいる場合は反射で出します。後は手札次第で出来る限り展開をして《エクストリーム・セッション》のドローなどで探しながら最終盤面、リーサルまでを目指します。

以下、ちょっと紹介したい小技カード。

《一撃必殺!居合いドロー》

英語名《Slash Draw》
”必殺!”要素どこ?

通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:手札を1枚捨てて発動できる。
相手フィールドのカードの数だけ自分のデッキの上からカードを墓地へ送り、
その後自分はデッキから1枚ドローし、お互いに確認する。
それが「一撃必殺!居合いドロー」だった場合、
それを墓地へ送り、フィールドのカードを全て破壊する。
その後、この効果で破壊され墓地へ送られたカードの数×2000ダメージを相手に与える。
違った場合、自分はこの効果でデッキから墓地へ送ったカードの数だけ、
自分の墓地のカードを選んでデッキに戻す。

https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/card_search.action?ope=2&cid=13814

このカードは後攻を選択する上でかなり良い仕事をしてくれるカードです。
ごちゃごちゃ書いてありますが、要はこれの効果で《居合いドロー》を引いたら大体勝つって書いてあると思って下さい。

このデッキでの活躍はそこではなく、《居合いドロー》を引かなかった時の処理。
自分の墓地のカードを選んでデッキに戻す事が出来るのですが、これを発動する際の手札コストのカードも戻せるんですね。
つまり、各ギミックで引きたくないカード《泰阿》と《バスター・モード》を初手で引いてしまっていたとしても、これによりデッキに戻せるんです。これほんとに偉い。

《三戦の才》

えぇ、掲げるだけ?!

通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:このターンの自分メインフェイズに相手がモンスターの効果を発動している場合、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分はデッキから2枚ドローする。
●相手フィールドのモンスター1体を選び、エンドフェイズまでコントロールを得る。
●相手の手札を確認し、その中からカード1枚を選んでデッキに戻す。

https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/card_search.action?ope=2&cid=15296&request_locale=ja

昨今の遊戯王は基本的にモンスターの効果での妨害がはびこる時代。止めてきたところをこのカードでちょっとこじらせるような使い方。
それとこのデッキは、コンボを完遂した後手札が大体2,3枚と心許ない感じになります。
その手札をこのカードで回復させることが出来るというわけ。
以上の2つの役割がある為採用しています。

終わりに


くっっっっっそ長くなってしまった。


これを読んでいるということは、きっちり読んでくれた素敵な読者様ですね。
丁寧に書きすぎたかもしれないので冗長に感じてしまわれた方はごめんなさい。冗長だと思った人はここまで読んでいないと思いますが。

デッキ名は、《サイバー・エンド・ドラゴン》が3体で頭が9個になるので、"九頭龍"という名前にし、後ろに《龍大神》の名をつけたら中二病っぽくていいじゃん!って感じです。

ここまで解説さすな!!!!!


感想、改善案、ミス、おすすめの献立とかありましたら私のTwitter(@ochagakari)に連絡いただけると助かります。


追記:記事のデッキが動画になりました。
実際の動きとかも見れると思いますのでよろしければ・・・
https://youtu.be/vtuFGNpwAJ0

また気が向いたら書きます。

では。

お前に何がわかる


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