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日本維新の会 比例ブロック別の擁立状況&候補者全員の解説+注目選挙区の解説&比例復活当選者予想 (10月5日更新)

割引あり

 野党第一党を狙う日本維新の会は次期衆議院選挙に向けて既に138名の擁立を決定した。今年中には150人を越す勢いであり、秋の臨時国会までには擁立数で立憲民主党を超えることを目指す。
 政党支持率等でも維新は極めて好調ではあるが、実際各選挙区の擁立状況や実情はどうなっているのだろうか。全てブロックごとに解説を入れていきたいと思う。

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支部長リスト、備考欄に選挙区や支部長に関する情報が138名分全員入っています。また、ブロックごとの解説やだれが当選しそうかなどの予想、プチ情報なども満載です!

※以下より会員限定記事となります。また、記事単体でもご購入いただけます。読み応え抜群!是非ご覧ください!

(独り言・・・前置きを書くのがめんどくさくなり記事書くごとに短くなってきている笑)

※注意)あくまでも私個人の予想(情勢話、過去の選挙結果、地方議員選挙の結果等をもとに作成しています。ご意見等はご遠慮頂きたく思います。よろしくお願いいたします。

北海道ブロック

 北海道は現時点で3名の擁立が決まっている。これまでは17年1名(北海道2区)、21年3名である。21年衆議院選挙ではわずか600票足らずで比例1議席を逃すという厳しい結果となった。しかし、23年統一地方選挙では札幌市議選では6名を擁立し5名が当選。中位以上の当選が目立ち一定の存在感を見せた。また、北海道議会議員選挙では札幌市東区選挙区で1名が共産党現職を破り当選。道議会で初めての議席獲得となった。

 前回の比例票の結果や北海道議会・札幌市議選の結果を分析するに、特に札幌市内での比例票増加が見込まれ、比例1議席は堅いのではないかと見られている。
 
復活当選の可能性があるのは、前回惜敗率最上位であった、2区の山崎が有力視されている。前回の結果から見てもそうであるし、北海道では2区の札幌東区・北区が維新は潜在的に強い。北海道1区の小林も注目だ。21年は振るわなかったものの、選挙前では地元紙などでは、復活当選は小林ではないか?と囁かれていたほどである。統一地方選挙の結果を見ても中央区の波田、南区の脇本がそれぞれ得票率10%、15%を獲得していることに注目。また同区の自民党元職は昨年参議院で当選。新人が投入される見込みであることも考慮材料に入る。

比例北海道ブロック 復活当選可能性順位表

東北ブロック

 続いて東北ブロック。現職は宮城4区の早坂敦氏。21年は比例東北ブロックで復活当選をはたした。前回、東北ブロックでの候補擁立は告示直前。宮城1区と4区に擁立。2区などにも擁立作業が進められたものの途中で断念となった。仙台市中心部を含む宮城1区の新人ではなく、前回早坂が復活当選したのには、宮城4区が民主党系統の政党が候補者を出さない、共産党専用の選挙区であったことが挙げられる。自民、共産、維新の選挙区は自動的に維新の得票率があがり比例復活当選に近づく。

 前回の参議院選挙の得票や、5名全員が当選した仙台市議選の結果、今後の擁立予想状況などから勘案するに比例1議席は確実、2議席も射程圏内に入ると見られている。

 現時点で擁立予定選挙区は2選挙区であるが、圧倒的に復活当選に近いのは秋田1区の松浦だろう。参議院全国比例区で獲得した、秋田市内の松浦票の出方や知名度等では断然松浦有利か。宮城4の早坂は、相手が立憲の安住国会対策委員長ということもあり厳しい戦いを強いられるか。また、仙台市が含まれる宮城1区や2区に誰が擁立されるのかにも注目していきたい。今年秋には、宮城県議選が行われる。日本維新の会はすでに石巻市選挙区で擁立をきめた他、定数が多い青葉区、さらには民主系や無党派層と親和性が高い泉区において元国民民主党の仙台市議を擁立するなどだ。東北初の県議会進出を決めるができるのかどうかが試金石だ。

比例東北ブロック復活可能性順位表

北関東ブロック

 北関東ブロックはすでに前回の倍となる12名の擁立が決まっている。茨城や埼玉は全選挙区での擁立を目指すとのことであり、さらに候補者が増える可能性が高い。21年は比例で2議席獲得している。次回は倍増以上の議席目指す。現時点の擁立数や支持率等を勘案するに北関東は3議席〜4議席はいけるのではないか。
 復活当選の可能性があると見ているのは総じて埼玉県内の支部長(の中でも特に2、4、14、15区の南部地域、また1区効果?)に絞られると考える。統一地方選挙の結果を見ても埼玉15の沢田は前回より得票を伸ばすだろう。埼玉2の高橋も可能性が高い。残る議席を公明区の加来、埼玉4の渡邉、地盤の強さを生かし栃木1区の柏倉が割って入ることも考えられるだろう。埼玉南部、栃木1区に要注目したい。

比例北関東ブロック復活可能性順位表


東京ブロック


 東京はすでに30選挙区中21選挙区で候補者が決定した。10月中にも追加公認が出る見込みであり、ほぼ全選挙区での擁立が決定する模様だ。23区内の選挙区擁立が目立ち、前回とはことなり多摩地域の擁立も積極的に行なっている。東京1区には政調会長の音喜多参議院議員が特攻するほか、29区は対公明戦争の特攻隊として、参議院選挙東京選挙区の次点だった海老沢氏を擁立する。

 比例区では前回2議席獲得したが、今回は3議席、もしかすると4議席前後まで議席獲得幅を伸ばすのではないかと言われている。比例東京の定数自体が17から19へと2増加したことも影響しそうだ。

比例東京ブロック復活可能性順位表

小選挙区当選が今時点でもっとも可能性がある(20%くらい)といえば小野、今後の風向き次第では音喜多も0ではないだろう。高惜敗率には、東京5、6の稲葉河村(世田谷チーム)、現職の東京12、柳ヶ瀬総務会長の地盤でもある東京4区(共産必勝区でもあり維新の惜敗は上がりそう9が挙げられる。その次は公明区の海老沢(足立公明は太刀打ちできるのか問題があり、現時点では私の復活予想ランクはBだ。今後Aに変更の可能性もある)、2区の今村、15の金澤もあり得るだろうが、15区の江東区の柿澤は異次元の強さであること、21年は保守分裂であったことなどを考慮すると△か。ないとは思うが、マークしておきたいのは東京10の永野と16の中津川だ。

南関東ブロック

南関東ブロックも前回を大幅に超える16名の擁立が決まっている。千葉・神奈川ともに全選挙区で候補者を擁立する方針であり、公認候補はさらに増える見込みだ。
前回は比例3議席を獲得。金村、藤巻、浅川の3氏が当選した。次回は候補者数や支持率なども勘案するに4議席〜5議席は射程範囲に入るだろう。菅総理のお膝元である神奈川2区などで候補者が立てられるのか等は疑問であるが。

比例南関東ブロック復活可能性順位表

南関東も候補者乱立の影響もあり、情勢がよみづらくなっている。まず復活可能性があるのは神奈川10の金村。情勢次第では自民党候補と競るだろう。次に可能性があるB帯では乱戦模様だ。神奈川からは12、18、20、千葉からは13、5あたりが可能性か。神奈川1の浅川も1区現象により今後B帯以上に上がる可能性が高い。

北陸信越ブロック

北信越ブロックもすでに前回を超える7名の擁立が決まっている。特に新潟1〜3区までカバー。長野も14年選挙ぶりに1区に擁立がきまった。
比例ブロックでは21年に1議席を獲得。次回も1議席確保は確実と見られ、2議席も射程圏か。2012年には3議席を獲得しており、野党が強い新潟、長野でどう支持を固め、保守王国の北陸3県でどのように戦うのかが今後のポイントになる。ただ、北信越は東海と同じく統一地方選挙で苦戦したことが気がかり。

比例北信越ブロック復活可能性順位表

復活優勢なのは、石川1区の小林。続いて長野2、富山1、僅かな差で長野1が続くという情勢だろう。新潟勢はきついか。

東海ブロック

東海ブロックも前回を大きく超える16名の擁立が決まっており、さらに増える公算だ。特に愛知県では全16選挙区のうち10選挙区をカバー。また、元立憲の関健一郎氏も維新に入党して挑戦するなど知名度の高い候補者も。三重も立憲岡田幹事長の地盤には地元市議の伊藤、2区には全国比例区で出馬経験のある森口が衆議院に鞍替え出馬する。

前回維新は2議席を確保し、岬・杉本が比例復活を果たした。今回は候補者増などの恩恵から3議席を固め、4議席に向けて奔走中というところであろうか。東海は減税日本や国民民主党の動向に注目だ。

比例東海ブロック復活可能性順位表

比例復活有力は、愛知比例現職の2名に加え、立憲から移籍した関健一郎か。続いて愛知1区の山本、三重2の森口も可能性あり。愛知16のとねは公明選挙区であるために惜敗率が高くなる可能性もあるが、次期総選挙では公明選挙区は野党候補が乱立すると同時に保守票の取り合いになりうる。そのために、思ったより惜敗率が高くでない可能性があると見ている。(東京29などの他地域も同様。野党側の候補者がどのように出てくるのか等構図にもよるだろう)

近畿ブロック

近畿は奈良2、3、和歌山2、滋賀1、2、京都2の6選挙区以外は擁立候補・擁立方針が決定している。京都2以外も最終的には候補者を擁立するだろう。

21年は過去最多の300万票超え、比例も10議席を獲得した。今回はそれ以上の勢いがつくのではないかと指摘され、比例11議席、12議席への上積みの可能性も高い。また、大阪を中心に小選挙区での当選者も目立つだろうから、近畿内ほぼすべての候補者が当選する可能性がある。

比例近畿ブロック復活可能性順位表

※大阪1〜19区、兵庫2、3、6、7、8は小選挙区当選が高いと見ているために下記表から除外しています。

近畿は優勢度A+(小選挙区当選の可能性もあり)が最多の6名にも及ぶ。今後の展開にもよるが、和歌山1、兵庫11、京都1、京都6、京都3の順番で小選挙区の可能性が高いのではないかと思っている。
A帯の数名も情勢によっては1ランクアップの可能性もあるだろう。上位層6名が小選挙区で抜け、A帯の数名が有利な戦いを展開した場合、比例復活者が足りなくなる事態ももしかしたらありそうだ。近畿はそれだけ勢いがある。

中国ブロック

中国ブロックは、前回の二人を超えるすでに五人の擁立が決定している。中国各県は保守王国であるために、擁立には限界があるだろうが、維新新人が歴代最多得票で当選した鳥取市を含む鳥取1区などでの擁立にも期待がかかる。

 21年は1議席を獲得した。次回も1は堅いだろうが比例中国の定数自体が11から10に1減となる影響もあり2議席目以降の可能性は高くはないだろう。

比例四国ブロック復活可能性順位表

中国ブロックは比例現職の空本が鉄板。2議席目を争うとしたら、公明選挙区のせぎ、岡山1区の服部が続くだろう。岡山1は14年に比例復活もしており、可能性としては0ではないが、岡山市北区などの中心部の他にも近郊の基礎自治体も選挙区割り変更にともない編入されておりきついのではないかと見る。

四国ブロック

 四国ブロックでは、徳島1区の現職、2区と香川1区に新人の合計3名の擁立が決定している。今後候補者が追加されるかは不明であるが、維新の潜在的支持が高い愛媛などでも擁立が進む可能性があるだろう。

 前回は1議席を獲得し、兵庫から落下傘で擁立された徳島1区の吉田氏が復活当選をはたした。現時点の情勢では次回も比例区で1議席の可能性が高い上、特に徳島での維新投票先の数字が高いとのことで比例2議席目も射程圏に入りうる可能性もあるだろう。

比例四国ブロック復活可能性順位表

比例現職であること、維新の支持が高い徳島市を中心とした選挙区であることなどから1区の吉田が再び復活候補になるだろう。対抗馬だった仁木が自民党入りする見込みであり、その影響も注目だ。2議席目は香川の町川、もしかしたら徳島2の祝となる可能性もあるか。

九州ブロック

九州も前回の倍擁立となる12名の公認がすでに内定している。九州もまだ擁立が進む見込み。前回は、比例代表で2議席を獲得し福岡1の山本、福岡4の阿部が復活当選を果たした。

今回は支持率拡大等の影響もあり、2012年と並ぶ3議席に届く可能性が高いと見られる。また、九州維新メンバーも特徴的だ。春の統一戦で県議3名、市議7名が当選した福岡市を中心とする1〜6区にはすでに擁立完了。長崎1、佐賀1は元自民党系県議、沖縄では2区に県議会議員で現職議長の赤嶺を公認。北の福岡と南の沖縄で挟みこむ作戦のようだ。また、除名処分撤回が処分された沖縄1区の下地幹郎が維新公認ででられるのかが焦点。比例3議席を確固たるものにし、4議席目にリーチをかけるには下地パワーが必要だろう。

比例九州ブロック復活可能性順位表

福岡は南関東ブロックや東京と同様に誰が復活当選可能性があるのか読みにくいのが実情だ(小声)現職の阿部、山本は可能性があり、沖縄県議会議長の赤嶺も復活優位に立つ可能性があるだろう。下地幹郎が復党・維新公認ならば下地も可能性として上がってくるか。続いて、元自民県議の松尾、宮崎1の外山など。沖縄2区やその他熊本1区などで誰が擁立されるのかにより復活争いに変化が生じる可能性がある。

最後に&予告

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