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一章 私の料理への情熱の始まり


こんにちは、オクシの山口弘です。今日は、私がどのようにして料理に興味を持つようになったのか、そのきっかけについてお話ししようと思います。

私の料理への情熱は、子供の頃にさかのぼります。母の手伝いをしているときに褒められたことが、全ての始まりだったんです。料理を手伝ううちに、私の作る料理の種類も増えていき、家族や友達に振る舞うようになりました。家で食べたいものがあれば、自分で作るようになり、母の基本的な味付けに自分なりのアレンジを加えるようになりました。料理は、私にとってどんどん楽しくなっていったんです。

やがて、「やりたい勉強だけをしたい」という強い思いが芽生え、高校には行かずに調理師学校へ進学したいと両親に提案しました。しかし、16歳で将来を決めるのは早すぎると反対されました。高校への進学を勧められ、進路指導の先生からも同様のアドバイスを受けました。私自身、高校に行くことは嫌ではありませんでしたが、興味が湧かなかったんです。そんなとき、父の提案で美容師を目指すことにしました。

両親は銀行員で、飲食業界の厳しさをよく知っていました。開業して数年以内に約半数の店が閉店するという現実を踏まえ、私をそんな厳しい世界に送り出したくなかったようです。私が料理を仕事にすることの大変さを理解した上で、それなり理美容師はどうか、こちらの方がもう少し手堅い印象だよと言われ、高校に行くよりは面白そうだなと思い美容学校へ進学する事になりました。

そして、私の新たな生活が始まりました。流石に中卒はリスキーすぎるという事で、折衷案として通信制の高校に通いつつ、月曜日から金曜日は美容学校に通い、土日のどちらか一日は高校に行くという生活です。料理への情熱はその後も続きましたが、最終的には私の人生の道を大きく変えることになります。次回は、美容師からシェフへの転身についてお話しします。


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このシリーズは、お店や料理人としての自分についてもって知って欲しい、ぜひより多くの人に自分の料理を食べて欲しいと思い書いています。

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