防衛株のスーパースター 三菱重工最新データで明らかになる成長の秘密
三菱重工は、防衛産業におけるリーディングカンパニーとして、その業績と成長が注目を集めています。
今回は、最新のデータを基に、三菱重工の成長の秘密を徹底解剖。防衛株への投資を検討している方に向けて、今知っておくべき重要なポイントを分かりやすく解説します。
三菱重工の実力と将来性を探りながら、効果的な投資戦略を立てるヒントをお届けします。
防衛のスーパースター
きらく先生: みんな、今日は三菱重工について勉強しましょう。三菱重工って聞いたことあるかな?
生徒A: えっと…自動車メーカーですか?
きらく先生: それは三菱自動車ね。三菱重工は陸、海、空、そして宇宙までカバーする多角的な機械メーカーなんだ。まるでSF映画みたいだよね。
生徒B: 宇宙!?三菱重工が宇宙に行っちゃうんですか?
きらく先生: そう、行っちゃうんだよ!エネルギー、航空・宇宙、船舶・海洋、交通インフラ、環境機器、産業装置、防衛など、多様な事業領域を持っているんだ。まるで、なんでもできるスーパーヒーローみたいだね。
生徒C: すごいですね。でも、特に有名な分野は何ですか?
きらく先生: いい質問だね。特にターボ装置とフォークリフトの分野で世界的に有名なんだ。それに防衛省への供給実績ではトップの地位を誇るんだよ。防衛のスーパースターって感じだね。
生徒A: フォークリフトってあの倉庫で荷物を持ち上げるやつですよね?
きらく先生: その通り!だけど、ただのフォークリフトじゃなくて、世界的に有名なフォークリフトなんだ。まるで倉庫のヒーローさ。
生徒B: なんだか三菱重工がヒーローに見えてきました!
三菱重工はランチ代ぐらい
きらく先生: さて、みんな。今日は三菱重工の基本情報について見てみましょう。まず、株価は1377.5円だよ。
生徒A: 6月5日の株価が1377.5円ってことは…ランチ代くらいですね!
きらく先生: うん、ランチ代で一株買える感じだね。次に時価総額は約4兆6472億円。まるで宇宙規模の金額だよね。
生徒B: そんなに大きいんですね!まさに重工って感じ。
きらく先生: そうだね。それから、業種は機械。市場区分はプライム市場に属しているんだ。プライムって響きがカッコいいよね。
生徒C: プライム市場って、エリート市場みたいな感じですか?
きらく先生: その通り!エリート中のエリートって感じだよ。それに、PERは20.1倍、PBRは2.06倍だね。
生徒A: PERとPBRって何でしたっけ…?
きらく先生: 簡単に言うと、PERは株価収益率、PBRは株価純資産倍率だよ。要は株がどれだけ割安かを見る指標なんだ。
生徒B: なるほど、それで配当利回りは1.6%なんですね。銀行の利子よりは高いけど、そんなに高くはないんですね。
まるでジェットコースター 株価のチャート
きらく先生: みんな、次は三菱重工の株価チャートを見てみよう。こちらが過去1年間の株価パフォーマンスだよ。
生徒A: わぁ、1年間で115.51%も上がってるんですね!これはすごい。
生徒B: 確かに、去年の6月頃は800円くらいだったのが、今は1392円ですもんね。まるでジェットコースターみたい。
きらく先生: そうだね、まさに株価のジェットコースターだよ。でも、全体的には右肩上がりで素晴らしいパフォーマンスだね。
生徒C: これって、何が要因でこんなに上がったんですか?
きらく先生: それはいい質問だね。三菱重工の事業は多岐にわたっていて、特にエネルギーや防衛関連での需要が高まったことが大きいんだ。
生徒A: なるほど、時代のニーズに応えた結果なんですね。
業績好調 三菱重工
きらく先生: さて、みんな。今日は三菱重工の最新の決算発表について話そう。
生徒A: ついに来ましたね!決算発表。
きらく先生: そうなんだ。5月8日に発表されたんだけど、2024年3月期の連結業績では、売上高が4兆6,571億円になって、前年同期比で10.8%も増加したんだ。
生徒B: すごい!売上高がそんなに増えたんですね。
きらく先生: そうなんだ。そして、営業利益は2,825億円で、前年同期比で46.1%も増えたんだよ。これもかなりの増加だね。
生徒C: すべてのセグメントで売上が増加したんですか?
きらく先生: その通り!特に航空・防衛・宇宙分野が顕著に成長してるんだ。主要事業では製鉄機械、物流機器、防衛・宇宙が大きく成長したんだよ。
生徒A: どうしてこんなに営業利益が増えたんですか?
きらく先生: それにはいくつかの要因があるんだ。工事収益の改善、サービスの拡大、価格調整効果、そして為替影響が大きく寄与したんだよ。
生徒B: なるほど、いろいろな要素が絡み合っているんですね。
きらく先生: そうだね。次の2025年3月期の見通しは、売上高が4兆9,000億円、前年同期比で5.2%増、営業利益は3,500億円で、前年同期比で23.9%増と予測されているんだ。
生徒C: 見通しも明るいですね!
きらく先生: そうだね。そして配当は年間22円を予定しているけど、株式分割を考慮すると実質的には220円になるんだ。これは前年の200円からの増配だね。
生徒A: 株主にとっては嬉しいニュースですね!
きらく先生: そうだね。見通しの前提となる為替レートは1ドル=145円、1ユーロ=155円と見込んでいるよ。為替も重要な要素だね。
生徒B: 為替レートが影響するんですね。勉強になります。
世界市場シェア1位 2024年3月期の各セグメントの動向
①エナジーセグメントのGTCC事業
きらく先生: さて、みんな。今日は三菱重工のエナジーセグメント、特にGTCC事業について話してみよう。
生徒A: GTCCって何ですか?
きらく先生: GTCCはガスタービンコンバインドサイクルの略で、ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた発電方式なんだ。ガスタービンからの排熱を使って蒸気タービンを駆動するから、発電効率が高くなるんだよ。
生徒B: なるほど、一石二鳥ですね!それで、どれくらい効果があるんですか?
きらく先生: 燃料の利用効率が高まって、より多くの電力を生成できるんだ。それに、環境負荷の低減とエネルギーコストの削減にも貢献してるんだよ。
生徒C: それはすごいですね。GTCC事業の受注状況はどうですか?
きらく先生: なんと、GTCC事業の受注高は歴代最高を記録して、新設事業では大型ガスタービンを17基も受注したんだよ!
生徒A: すごい!それだけ受注があると、忙しくなりそうですね。
きらく先生: そうだね。新設およびサービス事業の両方で、北米や日本を含むアジア地域で事業が拡大しているんだ。特にGTCCについては、2年連続で世界市場シェア1位を獲得してるんだよ。
生徒B: 世界市場シェア1位!?まるでGTCCの王様ですね!
きらく先生: その通り!売上高も2020年度以降、新設およびサービス事業の規模が順調に拡大していて、継続的な新設受注とアフターサービスで高稼働率を維持しているんだ。
生徒C: そんなに順調だと、人手も必要になりますよね?
きらく先生: そうなんだ。増産に対応するために人員増加も進めているんだよ。まさに、未来のエネルギーを支える大きな役割を果たしているね。
②エナジーセグメントの原子力事業
きらく先生: 次はエナジーセグメントの原子力事業について話してみよう。
生徒A: 原子力事業って、なんだか未来的ですね!
きらく先生: そうだね。三菱重工の原子力事業の売上高は、国内の軽水炉の運転再開や重大事故対処施設の設置、燃料サイクル施設の完成に向けた取り組みで増加しているんだ。
生徒B: 具体的にはどんなことをしているんですか?
きらく先生: 例えば、加圧水型原子炉の運転再開は順調に進んでいて、2023年度には関西電力高浜発電所の1号機と2号機の運転再開を支援したんだよ。
生徒C: 加圧水型原子炉って何ですか?
きらく先生: 加圧水型原子炉は、水を加圧して沸騰させずに高温を保ち、蒸気発生器で蒸気を作りタービンを回す方式なんだ。安定した運転が可能で、冷却材が沸騰しないから運転管理が容易なんだよ。
生徒A: なるほど、それで運転が安定するんですね。他にもあるんですか?
きらく先生: うん、沸騰水型原子炉もあるんだ。これは炉内の水を直接沸騰させて、その蒸気でタービンを回す方式なんだよ。構造がシンプルで効率的な発電が可能だけど、炉内で直接蒸気を発生させるため、放射性物質の管理が重要なんだ。
生徒B: なるほど、それぞれに特徴があるんですね。売上はどうですか?
きらく先生: 沸騰水型原子炉の運転再開と重大事故対処施設設置工事でも、三菱重工の工事範囲が広がって売上が伸びているんだ。また、高速炉・高温ガス炉実証炉開発の主要企業にも選定されていて、今後の開発・設計の進展により、さらに売上が増加する見込みだよ。
生徒C: 未来のエネルギーを担っている感じがしますね!
きらく先生: その通り!三菱重工は技術と信頼で未来のエネルギーを支えているんだよ。
③防衛・宇宙セグメント
きらく先生: さて、次は防衛・宇宙セグメントについて話してみようか。
生徒A: 防衛と宇宙って、なんだかワクワクしますね!
きらく先生: そうだね。日本政府の防衛力強化方針を受けて、2023年度には遠隔防衛能力関連の大型案件を含む複数の案件を獲得したんだよ。
生徒B: 遠隔防衛能力って、ドローンとかですか?
きらく先生: そう、ドローンも含まれるけど、それだけじゃなくて、遠隔操作できる兵器システムや防衛装置も含まれるんだ。それで、売上高は前年と比較して大きく増加したんだよ。
生徒C: 具体的にはどの分野が伸びたんですか?
きらく先生: 特に航空機と発射体、艦船と特殊装置の売上が増加したんだ。まさに、空も海も宇宙もカバーしているんだね。
生徒A: まるでSF映画の世界みたいですね!
きらく先生: そうだね。三菱重工の技術力が日本の防衛力を支えているんだよ。
④プラント・インフラセグメント
きらく先生: 次はプラント・インフラセグメントについて話してみよう。
生徒A: プラント・インフラって、どんなことをしているんですか?
きらく先生: 例えば、製鉄機械部門では、売上の増加と円安の影響で利益が増加したんだ。製鉄機械っていうのは、鉄を作るための大きな機械のことだよ。
生徒B: へぇ、円安ってそんなに影響があるんですね。
きらく先生: そうなんだ。輸出が増えると円安の影響で利益が増えることがあるんだよ。それに、エンジニアリング部門もあるんだ。
生徒C: エンジニアリング部門では何をしているんですか?
きらく先生: 工事の順調な進行とプロジェクト収益性の向上により、売上と利益がともに増加しているんだよ。つまり、工事が計画通りに進んで、プロジェクト自体の収益性も上がっているってことだね。
生徒A: 順調に進むって大事なことなんですね!
きらく先生: その通り!プロジェクトが順調に進むと、コストも抑えられて利益が増えるんだ。これがプラント・インフラセグメントの強みだね。
生徒B: いろんな部門があって、それぞれがうまくいってるんですね。
きらく先生: そうだね。三菱重工は多くの部門でバランス良く成長しているんだよ。
⑤物流・冷熱・ドライブシステムセグメント
きらく先生: みんな、今日は最後に物流・冷熱・ドライブシステムセグメントについて話してみよう。
生徒A: 物流・冷熱・ドライブシステムって何ですか?
きらく先生: 物流は物を運ぶこと、冷熱は温度管理、ドライブシステムは動力伝達システムのことだよ。このセグメントでは、価格調整と円安の効果で売上高と利益が増加したんだ。
生徒B: 価格調整って、どういうことですか?
きらく先生: 価格調整は、製品やサービスの価格を市場の状況に合わせて調整することだよ。これがうまくいくと、利益が増えるんだ。
生徒C: 円安の効果も大きいんですね!
きらく先生: そうだね。円安になると、海外に製品を売るときに利益が増えるんだ。でも、ターボチャージャ部門は少し厳しかったんだ。
生徒A: ターボチャージャ部門で何があったんですか?
きらく先生: ターボチャージャ部門は利益が減少したんだ。競争が激しかったり、コストが上がったりしたのが原因だね。
生徒B: なるほど、全部が順調ってわけじゃないんですね。
きらく先生: そうなんだ。でも、全体としては物流・冷熱・ドライブシステムセグメントは売上と利益が増加しているんだよ。
見通し良好 25年3月期の各セグメントの見通し
①エネルギーセグメント
きらく先生: 次は三菱重工のエネルギーセグメントの2025年3月期の見通しについて話してみよう。
生徒A: 見通しってことは、未来の予測ですね!
きらく先生: その通りだね。2025年3月期のエネルギーセグメントでは、受注は前年より減少する見込みだけど、全体的には安定する見込みなんだ。
生徒B: 受注が減るのに安定しているんですか?
きらく先生: そうなんだ。GTCC、航空エンジン、そして原子力部門は収益と利益が増加すると予想されているんだよ。
生徒C: それはいいニュースですね。でも、全ての部門が順調ではないんですか?
きらく先生: その通り。一方で、スチームパワー部門は新設の減少により、収益と利益が減少する見込みなんだ。
生徒A: スチームパワー部門は新しいプロジェクトが減っているんですね。
きらく先生: そうなんだ。新設の減少が大きな要因だね。でも、他の部門がしっかりと成長しているから、全体的には安定しているんだ。
生徒B: なるほど、それでバランスを取っているんですね。
きらく先生: その通りだね。三菱重工は多様な事業を持っているから、一つの部門が厳しくても他の部門でカバーできるんだよ。
②プラント・インフラセグメント
きらく先生: 次は三菱重工のプラント・インフラセグメントの2025年度3月期の見通しについて話してみよう。
生徒A: プラント・インフラセグメントの未来予測ですね!ワクワクします。
きらく先生: そうだね。まず、製鉄機械部門では、過去3年間で受注が増加してきたんだ。そして、これまでの受注工事を確実に実行する予定だよ。
生徒B: 受注が増えるってことは、たくさんのプロジェクトが進行中なんですね。
きらく先生: その通りだね。そして、新たにGXセグメントを創設したんだ。これはエネルギー転換関連部門を統合したものなんだよ。
生徒C: GXセグメント?新しい響きですね。それってどんな意味があるんですか?
きらく先生: GXはグリーントランスフォーメーションの略で、エネルギー転換に関連する部門をまとめたものなんだ。環境に配慮した新しい取り組みを進めるためのセグメントだよ。
生徒A: なるほど、未来のエネルギーに向けた取り組みですね。でも、それってうまくいってるんですか?
きらく先生: 事業開発にかかる費用が先行しているため、利益に影響を与える見込みなんだ。新しい取り組みを始めるときは、最初に多くの投資が必要だからね。
生徒B: 新しいことを始めるときは、先行投資が必要なんですね。
きらく先生: そうだね。でも、長期的にはこの投資が大きな成果をもたらすことを期待しているんだ。
③物流・冷熱・ドライブシステムセグメント
きらく先生: 次は三菱重工の物流・冷熱・ドライブシステムセグメントの2025年3月期の見通しについて話してみよう。
生徒A: 物流・冷熱・ドライブシステムセグメントの見通しですね!どんな感じですか?
きらく先生: このセグメントでは、価格適正化を含む増収効果により利益率が改善する見込みなんだ。
生徒B: 価格適正化ってどういうことですか?
きらく先生: 価格適正化は、製品やサービスの価格を市場の需要やコストに合わせて適正な水準に調整することだよ。これにより、売上が増加して利益率が改善するんだ。
生徒C: なるほど、適正な価格にすることで利益が増えるんですね。
きらく先生: その通り。適正な価格設定によって、コストをカバーしながら競争力を維持することができるんだ。それにより、物流・冷熱・ドライブシステムセグメントでは利益率が改善する見通しなんだよ。
生徒A: 具体的にどの部分が良くなるんですか?
きらく先生: 物流や冷熱機器、ドライブシステムの各分野で、適正な価格設定と売上の増加が見込まれているんだ。これが全体の利益率改善に繋がっているんだよ。
生徒B: 物流や冷熱、ドライブシステムの各分野でバランス良く成長しているんですね。
きらく先生: そうだね。三菱重工は各分野でのバランスを保ちながら成長を続けているんだ。
④航空・防衛・宇宙セグメント
きらく先生: 次は三菱重工の航空・防衛・宇宙セグメントの2025年3月期の見通しについて話してみよう。
生徒A: 航空・防衛・宇宙セグメントの未来予測ですね!ワクワクします。
きらく先生: そうだね。まず、防衛・宇宙の受注は前年度から減少する見込みだけど、それでも高い水準を維持するんだ。
生徒B: 受注が減るのに、高い水準を維持できるんですね!
きらく先生: そうなんだ。そして、売上は航空機と飛昇体を中心に増加する見込みだよ。航空機と飛昇体が大きな成長を牽引しているんだ。
生徒C: 航空機と飛昇体って、どんなものですか?
きらく先生: 航空機は飛行機のことだよ。そして飛昇体はロケットなどの発射体のことなんだ。この分野での売上が特に増加する見込みなんだよ。
生徒A: なるほど、それで売上が増えるんですね。他には?
きらく先生: 民間機の受注と売上は前年度と同水準で見込まれているんだ。つまり、大きな変動はないけど、安定しているということだね。
生徒B: 安定しているってことは、信頼されている証拠ですね。
きらく先生: その通りだね。三菱重工は多様な分野でバランス良く成長を続けているんだ。
思わぬ落とし穴 三菱重工の事業リスク
きらく先生: 次は三菱重工の事業リスクについて話してみよう。
生徒A: 事業リスクって、どんなものがあるんですか?
きらく先生: 例えば、三菱重工の輸出・海外事業の取引は主にドルやユーロなどの外貨建てで行われているんだ。これがまず一つのリスクだね。
生徒B: 外貨建てで取引することがリスクになるんですか?
きらく先生: そうなんだ。資材の海外調達拡大による外貨建て債務の増加や為替予約などでリスクヘッジをしているけど、円高が進行すると競争力が低下して、業績に悪影響を与える可能性があるんだ。
生徒C: 円高って、輸出が大変になるんですね。
きらく先生: その通り。そして、資金調達面でもリスクがあるんだ。三菱重工は低利・安定資金の確保に努めているけど、予期せぬ金利上昇は経営にマイナス作用を及ぼす可能性があるんだよ。
生徒A: 金利が上がると、どうしてマイナスになるんですか?
きらく先生: 金利が上がると、借り入れコストが増えるから、資金調達が難しくなったりコストが増加したりするんだ。それが経営に悪影響を与えるんだよ。
生徒B: 他にもリスクはありますか?
きらく先生: うん、三菱重工は国内外で多くの製品分野で業務提携や合弁事業を行っているんだ。でも、事業環境が悪化すると、提携解消など経営戦略の見直しを迫られることもあるんだ。
生徒C: 提携解消って、大きな影響がありますよね。
きらく先生: そうだね。提携解消は事業の安定性や成長性に大きな影響を及ぼすから、これも大きなリスクの一つなんだ。みんな、これで三菱重工の事業リスクについても理解できたかな?
EPS
EPSとは、「Earnings Per Share」の略で、1株当たり純利益ともいわれます。
EPSからわかることは、企業の「収益力」と「成長性」の2つです。
数値が高いほど企業の収益力は高いと見ることができます。
また、同じ企業の当期EPSと前期以前のEPSを比較することで、企業が順調に成長しているか判断することもできます。
きらく先生: 次は三菱重工のEPSとその成長率を見てみよう。
生徒A: すごい、2023年第2四半期の成長率が347.2%もありますね!
きらく先生: そうだね。2023年第2四半期では特に高い成長率を記録しているんだ。そして、2024年第3四半期や第4四半期もかなり高い成長率を維持しているね。
生徒B: これは順調に成長している証拠ですね。
きらく先生: その通り。EPSの数値が高く、成長率も安定していることから、三菱重工が収益力と成長性をしっかりと維持していることがわかるね。
生徒C: これを見ていると、三菱重工の未来が明るく感じます!
きらく先生: そうだね。企業の成長性を評価するためには、こうした数値をしっかりと見ていくことが大切なんだ。
売上高の推移
きらく先生: さて、みんな。今日は三菱重工の売上高について話してみよう。
生徒A: 売上高の変化を見るんですね!どんな感じですか?
きらく先生: 三菱重工の売上高とその成長率を四半期ごとに見てみよう。
生徒B: 2023年第2四半期の売上高がかなり高いですね!23.6%も増えてる!
きらく先生: そうだね。2023年第2四半期では特に高い成長率を記録しているんだ。そして、2023年第3四半期や第4四半期でも成長を続けているね。
生徒C: 2024年に入っても成長が続いているんですね。
きらく先生: その通り。2024年第1四半期では12.9%、第2四半期では8.1%、第3四半期では12.1%、そして第4四半期では10.4%と、安定した成長を見せているんだ。
生徒A: これって、三菱重工が順調に成長している証拠ですね!
きらく先生: そうだね。売上高が四半期ごとに増加し、成長率も安定していることから、三菱重工がしっかりと成長していることがわかるよ。
これで完璧、詳細に財務データを解説
投資判断
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