絆と蠍座

絆、という言葉を、
青春のなかで目指すべきもの
ひとつの幸せの形、のように捉えていた時期がありました。

ある時、友人にぽつりと「絆は人を縛るよね」と言われたことが気がかりになり、
絆とはなんぞ?と調べたことがありました。

手枷をも意味すると。
いま調べても出てこないのですが、囚人の手枷だと説明しているものに出会い、
その衝撃で絆という字を見ると、少しドキッとしてしまうようになりました。

絆とはある種、同じなにかを背負う者同士をつなぐものであり、逃れられず、動きを封じるもの…

それがあるとそこから出て行くことができなくなってしまうもの。
拠り所があるとも見れるけれども、
その関係性から自由になることができないとも見れる。

この、好んで沈んでいるのか、実は溺れているのか、という感覚は「蠍座」のイメージととても近いように感じます。



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