オーボエの演奏における口内圧力について
オーボエは演奏する際、リードのわずかな隙間に対して沢山の息を吹き込むということをします。すると口内に圧力が生じながらリードが振動し始め、その振動によって音が鳴ります。圧力というものは音の安定や後述する響きという要素を作るために必要不可欠な要素ですが、ただ圧力が高ければ高いほど良いという訳ではなく、良い響きの音が鳴る圧力であるということが大事になります。今回口内に起こっている圧力に関してなるべく詳しく書いて、お読みいただけた方の演奏の一助にしていただければと思います。
今回の記事を書くにあたって、市販の教則本等を数冊購入して口内圧力についての記述を確認しました。しかしながら教則本という性格上色々な部分を説明する必要があり、口内圧力に詳しく掘り下げていなかったり、また一部私の意見と解釈違いがあると感じるような部分もありました。今回の記事は私が確認した教則本には書いていない、口内圧力について私なりに掘り下げた記事となっています。当然ながらオーボエの演奏はそれ以外にも大切なことがたくさんありますので、参考程度に読んでいただければ幸いです。
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