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梅雨の時期に聴きたい6曲~たまには感傷的になってもいい

16日夜、音楽系clubhouseのの選曲を担当する機会がありました。コメントと曲名を以下に記します。


間もなく憂鬱な梅雨の季節がやってきます。

雨の日はだれしもブルーな気持ちになりがち。

でも雨をテーマにした歌は心にしみる名曲が多いと感じます。

部屋でボーっとしているとき、あるいは雨の日に車を運転しているとき、これらの曲を聴いていると少しテンションが上がってきます。

今夜は雨を歌った曲をセレクトしてお届けします。


まず最初は、稲垣潤一「ドラマティック・レイン」

「都会の夜」「車のライト」という無機質な描写

「長い髪ほどいて」「コートの襟を立てて歩けば」という視覚的に与えられる強い印象

秋元康の描くアダルト路線にしびれます。


2曲目、イルカ「雨の物語」

「僕はまだ君を愛しているんだろう」という他人事のような不安定感

「誰もが物語 その1ページには胸弾ませて入っていく」

皆が幸せな結末を迎えるわけではない、そんな悲恋を予想させて戦慄します。


3曲目は、小林麻美「雨音はショパンの調べ」

退廃的なけだるさをまとって歌われます。

ニューアカデミズムを感じさせる記号的な歌詞  

「やめてそのショパン 想い出ならいらないわ 」

70年代までの演歌・ムード歌謡に描かれた耐える女と対照的な女性像を提示したのがユーミンです。


4曲目、飯島真理「セシールの雨傘」

哀愁を感じさせる飯島真理のメロディーに、短編小説を思わせる松本隆の詞

「目が合ったのに知らん顔のセシール」

映像が見えてくるようです。


5曲目は、西脇唯「7月の雨なら」

テレビ朝日系「トゥナイト」エンディング・テーマとしてスマッシュヒットした曲ながら、今ではラジオでもあまりかからない隠れた名曲になっています。

梅雨の時期を歌っているのでしょうか。

太田裕美「九月の雨」はもう寒くなりかけている時期の雨ですが、7月の雨なまだ心にやさしいのかもしれません。

悲恋ながらも、少し前向きな気持ちになれる曲です。


ラストは、中西保志「最後の雨」

「明日の君を救える愛は僕じゃない」

切ない曲ですね。

熱唱に心打たれます。「言葉では君を繋げない」


雨を歌った曲、こう続けて聴いてくると心にしみてきます。

深夜までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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