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遊戯王復帰→日本選手権エリア代表戦の挑戦録 ~環境デッキを触って得られたこと~①

お久しぶりです、りょうじです。

前回のnote投稿(2020年8月)以降、covid-19の影響(職場の外出規制+自粛?)で遊戯王から離れ気味でしたが、ランキングデュエルのプレイマット欲しさに半ば無理やり復帰(?)し、そのままの流れで日本選手権2022店舗予選→エリア代表戦と遊戯王に時間を割くことが多かったため、学んだことや思考回路を文字に起こしてみました。

ほとんど日記ですが、読んでいただいている皆様の何か1つでも役に立つことがあれば幸いです。

①2022年1月環境 ランキングデュエル 

引用元:https://yu-gi-oh.jp/news_detail.php?page=details&&id=1179

まず、大会に復帰した目的が「ランキングデュエルの上位マットを貰うこと」のため、明確な目標値を設定する必要があります。プレイマットを獲得するために、過去のボーダーとして人気が高い「立花聖ティアドロップ」のプレイマットが景品だった時期を参照したところ、概ね3000pt程度あれば確実に入手できそうなため1000pt/月の獲得を目標にしました。
勝率50%で計算した場合、マッチスイス(4戦)で平均230pt/回、シングルトナメで平均55pt/回獲得可能です。
近隣の大会事情からマッチスイスは3回/月程度の参加が精一杯なので690pt/月をベースに平日のシングルトナメで補うことで勝負せねばならず、最初のデッキ選択からある程度の勝率を見込めるデッキを選択することが必須でした。
・直前の環境で高い勝率を誇った「幻影勇者」に規制が入ったこと
・「烙印融合」と「氷剣竜ミラジェイド」の登場で「デスピア」が今後のメタゲームの軸になり考察が進むこと
・「勇者」ギミックに規制が入ったが、「アラメシアの儀」と「聖殿の水遣い」合わせて4枚使用でき、プランに組み込んだ際の再現性は高いこと
以上3点を踏まえ、「勇者デスピア」を選択し、3か月間を過ごす方針にしました。
その過程でいくつか問題が生じたためその話に移ります。

②汎用的妨害札の使い方問題

過去のnoteも参照頂けば分かるように私はいわゆる1枚初動+手札誘発で戦うデッキ(例:十二獣、閃刀姫、鉄獣等)を使用した経験がほとんどありません。(そもそも環境デッキと言われるデッキを使って3ヶ月走り続けた経験も乏しいです。)
これらのデッキの利点として初動が1枚で済むことから、2枚初動と比較した際にギミック外の妨害を多く用意でき、「枚数を増やせる分それらにアクセスできる確率も上げることができる。」という点が挙げられます。
他の例を挙げると、自分が後攻で初ターンに手札誘発を5枚使用した後(うらら、ヴェーラー×2,泡影×2等)でも後攻のドロー1枚からゲームを始めることができますが、2枚初動のデッキではそれができません。
そのため、マッチ戦を通じてのプランが建て易く、また再現性も高いことから所謂環境デッキと言われるデッキは上記パターンが多いです。

しかしながら、欠点も存在します。それは「初動が1枚と明確であり、確実な妨害を当てられてしまう。(例:烙印融合スタートへの灰流うらら等)」ことです。複数枚初動のデッキであれば、相手の妨害の当てどころを誘導することもできますが、1枚初動のデッキでは裏目になる1枚初動を増やす等、構築で改善するしか手がありません。
その他に重要な回答は、「妨害を当てられる前提で自分も相手に確実な妨害を当てる」ことに尽きます。烙印融合へのうららを嘆かずとも、こちらが相手のアクションに適切な妨害を当てることができればゲームを取れる可能性は充分あります。

文章にすると単純ですが、この問題点には3ヶ月悩まされ続けます。(もちろん今も)
各々のデュエリストの使用デッキや性格等にも左右されますが、自分なりに解決策のヒントを見出せたので例を挙げて話を進めます。

例)
相手の先攻1ターン目
自分の手札 無限泡影1枚、残り4枚は自由に想定可
相手がアルベルを通常召喚から入り効果を発動
(残不明手札4枚)

この時無限泡影を使うタイミングを考えてみます。


1月私
「うーん…なんかミラジェイド出てきたら強いからルベリオン一択で!」(戒め)



この時の無限泡影を使うタイミングとして大きく2つの可能性があります。
(1) アルベルに無限泡影を当てる
(2) アルベルでサーチした烙印融合から出てくるルベリオンに泡影を当てる。

両者の利点と欠点を簡単に書き出します。

アルベル
利点
烙印融合のサーチを止めることができれば、ミラジェイド成立を防げる。
烙印融合を使用されても初ターンで赫の烙印を構えられることはない。

欠点
烙印融合を隠し持たれていた場合はミラジェイドの成立を防げない。

ルベリオン
利点
基本的にミラジェイドの成立は防げる。
(喜劇を落とされると防げないが、その場合は次ターンの烙印融合もない)

欠点
喜劇を落とされた場合にミラジェイドの成立は防げない。
悲劇を落とされた場合は次ターンの烙印融合が確定する。

どちらが正しいかの話をしたい訳ではないのでこれくらいで止めます。(この辺りの思考を大会に出場しながら感覚で整理するのに約1-2ヶ月要してます。)

1番言いたいことは『印象のあるカードに惑わされずリスクとリターンを考慮して妨害は使用する』ということです。

例えばミラジェイドの成立=デュエルの負けに直結する手札(当時のミラーで勇者は引けているが、デスピアのギミックにアクセスできておらず、残りの妨害札では次のターンを生き残れる想定がない。勇者トークンをミラジェイドで飛ばされるだけで負ける。)場合は、ルベリオンに泡影を当ててでもミラジェイドの成立そのものを防ぐ必要があります。

逆にこちらが烙印融合を素引きできていて、ミラジェイドの睨み合いで対等の立場に立てるゲームに持ち込めそうならミラジェイドの成立そのものを防がずとも良いかもしれません。
アルベルに当てて赫の烙印や烙印追放といったミラジェイド+αの『+α』へのアクセスを防ぐという考え方です。

使用デッキや握っている手札等、細かい仮定を上げていけばキリがないですが、そこを1つずつ詰めれば勝率が伸びることを実感しました。

③まとめ


当たり前のようで実行が難しい上記の部分ですが、ここの3ヶ月を通じて具体的な詰め方や思考回路、妨害の当て方を学べたのは凄く良い経験ができたなと感じています。

大会参加の機会も限られましたが、無事にプレマもゲットできて大満足の3ヶ月でした。

※6/13追記
当初はエリア代表戦までの思考回路を書き連ねる予定でしたが、想定より執筆に時間を要しているので一旦締めて続きは次回にします。
(4月制限発表〜店舗戦くらいを想定。)

ここまで読んで頂きありがとうございました。

質問や感想、書いて欲しいこと等あれば遠慮なくコメント頂けると嬉しいです。

りょうじ


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