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越後有妻:大地の芸術祭『光の館』宿泊記&大地の芸術祭あれこれ

◼️はじめに
宿泊者だけが体験できるジェームズ・タレル作品「光の館」(HOUSE OF LIGHT)
あなたもジェームズ・タレル(James Turrell)の作品を体験してみませんか。

タレルの作品は平面絵画作品と異なり、作品そのもの(建築物)の中に入り体験するインスタレーションです。
したがって、「光の館」は宿泊者のみがその作品の全容を鑑賞+滞在=理解することができると言えるでしょう。

この体験記では宿泊者だけが経験できる「光の館」の魅力をご紹介します。ぜひ、最後までご覧ください。

■越後妻有(EchigoTsumari) 大地の芸術祭とは?

「大地の芸術祭」は現在、日本各地で開催される芸術祭やアートイベントのパイオニア的な存在です。

2000年より新潟県十日町・津南町からなる越後妻有地域を舞台に、通年で200以上の作品が点在しアートと開催地域の魅力にも親しむことができます。今では世界中から54万人超が訪れる世界最大級のアートイベントになりました。

また、アートだけでなく経済効果や交流人口、アートによる地域創生のリーダ的な存在です。

そのスタートは、1994年に新潟県知事が提唱した『ニューにいがた里創プラン」に測りアートにより地域の魅力を引き出し、交流人口の拡大を図る10ヶ年計画「越後妻有アートネックレス整備構想がスタートしたことにあります。

総合ディレクターに北川フラムが就任し、2000年に参加アーティスト32の国と地域148組、作品展示集落28集落、サポートの「へこび隊」登録人数800人、来場者162,800人としてスタートしたのが始まりです。


◼️光の館はどこにあるか? 「大地の芸術祭」をスマートに見る方法

所在地 新潟県十日町市上野甲2891  

行き方 十日町駅から光の館まで車(約18分で)行く場合↓

「大地の芸術祭」は妻有地域の広大なエリアで、様々な企画・期間限定メニューなどが行われているので、事前に情報を調べて、見たいポイントを絞って、効率良く回る必要があります。

まず、「大地の芸術祭」HPリンク⇩から、開催エリア・見たいアート作品・泊まる所の検討をつけましょう。

実際に現地に行ったら、会場で無料配布される四つに折った2023年の越後妻有のパンフレットも、もらいましょう。
紙ベースで広げて見ることができるので、使い勝手が良く便利です。

パンフレット

全体の情報は下の「大地の芸術祭」HPからご覧ください。⇩

光の館 外観

光の館 見学 11:30〜15:00  
    宿泊 チェツクイン16:00  
      チェツクアウト10:00

チェツクイン時に利用条件の説明があり、宿泊者の不注意による雨水などによる破損した場合の賠償する同意書へのサインが必要になります。(普通に大切に宿泊する限り破損することはないと思います)


光の館の説明
これを読むとこの作品の概要が理解できる

■ジェームズ・タレル(James Turrell)について

1943年5月6日(年齢80歳)アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。
主に光と空間をテーマにした作品を制作しています。

1965年Pomona Callegeで知覚心理学で学士号取得、また、数学・地質学・天文学も学んでいます。The University Of CaliforniaIrvin(UCI)大学院で芸術の研究を行い1973年Claremont Granduate University 大学院で芸術修士号を取得、1973年同校からマスターの称号を与えられました。

1960年代後半から作品の発表を続け世界中の美術館で個展を多数行っています。日本では1998年水戸芸術館、1998年埼玉県立近代美術館・世田谷美術館他で巡回展が行われました。香川県直島にある地中美術館に作品「アフラム、ペール・ブルー」、「オープン・フィルド」、「オープン・スカイ」の作品があります。

地中美術館のHPは下⇩

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