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Official髭男dismがどうしようもなく好きです。

Official髭男dismが好きだ。

何となく身体がダルくて職場に向かう足が重い朝

上司のイヤミで心が荒んだ退勤路

休日への期待に心が弾み、晴天を突き進む電車の中

好きな人とのデートの後、余韻が切なく少し寂しい夜の帰り道・・・

こんなシチュエーションの中、そっと寄り添って、時には背中を押してくれる。
私にとってOfficial髭男dismは、なくてはならない存在になりつつある。

だけど寂しいことに、私の周りには髭男を聴く人が少なくて。

だから髭男の魅力を知ってほしくて、今日は一方的に髭男について書いてみます(笑)

・私の髭男との出会いとバンド名の由来

数年前、CD店のJ-POPコーナーで「Official髭男dism」というアーティストを初めて知った。

視聴機付きの新人アーティストコーナーでそのバンド名を見た私の第一印象は、「変な名前のアーティストが出てきたな」だった(笑)

過去、名前の第一印象でここまで敬遠されてしまったアーティストはもしかしたらいないかもしれない。

私とは逆に、名前を見てふと気になって試聴機のヘッドフォンを手に取った人も多いのかもしれない。

その時の私は前者で、名前の由来を調べることもなければヘッドフォンを手に取ることもしなかった。

忘れもしない。それから数年後の秋のこと。

その日私は音楽好きの友人と、帯広をドライブしていた。
車のラジオから、その歌声は聴こえてきた。

ーまるで魔法のように簡単に広まってく噂話
偏見を前に ピュアも正義もあったもんじゃないー

その真っ直ぐで少しハスキーな歌声と、ノリの良いグルーヴに、思わず友達と話すのをやめた。

それはJ-WAVEの「〜JK RADIO〜 TOKYO UNITED」という番組で、ラストに生歌でスタジオライブを披露するという企画だったのだけど、何より驚いたのはそれが生演奏だということだった。

本当に、聴き入ってしまうほど魅力的な歌声と演奏だった。

そこで初めて、この曲が数年前にCDショップでスルーした、
インディーズバンドとして初めて月9の主題歌に起用されヒットした髭男の1stシングル、『ノーダウト』だということを知った。

Official髭男dism"というバンド名の由来、皆さんは何だと思いますか?

この名前には、「髭の似合う歳になっても、誰もがワクワクするような音楽をこのメンバーでずっと続けていきたい」という想いが込められている。

彼らの音楽に対する熱い想いは、楽曲の節々からも伝わってくる。

私が髭男の中でも特に好きな『ラストソング』

2019年発売のアルバム「Traveler」の最後から2曲目に収録されている、ノスタルジーを感じさせる名曲だ。

ーまだ遊びたりないよ もっと歌いたいのになー

ー青くて熱い耳鳴り もっと聴きたいのになー

Vo.の藤原くんが名残惜しそうに歌い上げる。

ライブやツアーが終わる時の寂しさにフォーカスを当てたというこの曲。
彼らの音楽に対する純粋な気持ちが伝わってきて、たまらなく好きだ。

ちなみにバンド名は、ベース担当の楢崎さんが当時バイトしていたパート先のおばちゃんに
「意味が分からないから変えたほうがいい」とダメ出しされたこともあるそうな(笑)

・Official髭男dismが影響を受けたアーティスト

同じ音楽好きとして気になってしまうのが、そのアーティストの音楽ルーツ。

ボーカルの藤原くんが初めて観たライブは、HIGH and MIGHTY COLOR!

その数年後、高校生の頃に当時中学生だったギターの小笹くんとChildren of Bodomの話題で意気投合して仲良くなったんだとか。

また、近年ではサマソニでChance the Rapperを観て衝撃を受けたり
Bruno Marsが好きだと公言したり・・・

一時期、ライブツアーのフライヤーがthe 1975のフライヤーデザインと酷似していたことも話題となった。

おいおい、そんなわけないだろ〜!と思いつつ画像を見ると、めちゃくちゃ似ていて笑ってしまった。

Official髭男dismのフライヤー

the 1975のフライヤー

彼らはSNSやインタビューでも、よく海外アーティストを話題に挙げている。

そのアーティスト名を書き出すとキリがないくらい、音楽に関しては雑食なんだろうなと思う。

ボーカルの藤原くんは私と同い年ということもあり尚更そのルーツに親近感を感じてしまう。

昨年開催予定だったSUPER SONICでは、出演アーティストにthe 1975と髭男が並んでいた。

昨年の開催が見送られたこと、本当に残念な気持ちだったろうなと思う。

今年こそ、the 1975と同じステージで髭男が観たい!

・Official髭男dismの魅力と、私が一番大好きな5曲

異端なスター(2017)

https://m.youtube.com/watch?v=xtGyTux10bs

ミニアルバム「レポート」に収録されている楽曲。

始まりの予感がするイントロのノイズと、Aメロでもう既に好きなんだけど、藤原くんが歌に込めた気持ちがぐいぐい伝わってくるんだよ・・。

ーねえ聞いて 空気が読めなきゃダメで
頭が良くなきゃダメで
そうやって選ばれたスター 敵わないな
僕らは後ろをついてまわって 悔し涙を隠して笑って
これが「人生」だなんて 醜いリアルだ

薄っぺらい綺麗事の歌詞が大嫌いな私の心にOfficial髭男dismの歌詞がスッと馴染んでしまうのは、言い方は変だけど、
藤原くんの書く歌詞が、私と同じ凡人目線だからだなって思うんですよね。

ーいい子になんてならないで『調子にのって出しゃばった火をつけ回る異端なスター』
そんな汚名着せられてもいいから
どうか叫んで 歌って
何か変えたいなら どうか 歌ってー

「何か変えたいなら自分らしく生きろ」と熱く歌い上げるナンバー。

序盤、語りかけるように、後半になるにつれて力強くなる歌声に背中を押されるような気持ちになる。
あなたの歌で毎朝突き動かされている私がいます、、!

Laughter(2020)

https://m.youtube.com/watch?v=kff_DXor7jc

街中で流れているのを聴いたことがある人も多いだろう。

髭男の最大の魅力である藤原くんの伸びのあるファルセットボイスが、最大限に引き出されている名曲中の名曲。
サビに向かって1オクターブずつ上がっていく歌声が、なんともエモーショナル。

Tell Me Baby(2018)

https://m.youtube.com/watch?v=3IDvi4buNdk

シティポップっぽさを感じる1曲。

なんとなく山下達郎が作る曲っぽいぞ...というのが一番最初に聴いた時の私の感想(笑)

曲の途中、ずっと同じコード進行なのにサビになって一気に開ける瞬間が超絶気持ちいい!!

関ジャムでも、蔦谷好位置さんが紹介していたらしく髭男の中でも人気曲。

バッドフォーミー(2019)

https://m.youtube.com/watch?v=3XQNf213amU

ー笑っちまうほど 夢見がちなのさ
君に会ってから 余計にひどくなったなー

髭男の魅力の半分近くは歌詞にあると思っているんだけど、曲の始まり出し一声目のこの歌詞を聴いた途端に、この曲が好きになりましたね(笑)

髭男の中でも特に、歌をカバーするのが難しい曲だと思う。とにかく、音程の上がり下がりが激しい。

アップテンポなのに、歌詞の内容はめちゃくちゃ切ないのな。たまらん。

Pretender(2019)

https://m.youtube.com/watch?v=TQ8WlA2GXbk

ミーハーですんません。でも名曲です。

ー君の運命のヒトは僕じゃない
辛いけど否めない でも離れ難いのさー

胸にギュンギュン響くのは、髭男だから、藤原くんが歌っているからという理由が、もちろんある。

でも、すごいんだこの曲は。

一度聴いたら覚えてしまうくらい、流れるように爽快なメロディーなのに、歌詞の内容は現実だとしたらかなりしんどい恋愛模様!!!

何ちゅう切実な歌詞!!!!これは絶対、経験してないと書けないって!!!

「グッバイ!」なんて言ってるけど、全然グッバイできてない。

振り回されて、「僕にとって君は何!?」と自問自答しちゃうくせに、最終的には「君は綺麗だ」って!!

そんな髭男が好きです。私と同じです!!(爆

どの曲もそうなんだけど、リズム感が良くて自然と口ずさんでしまう。

「ラブストーリー」と「予想通り」とか、髭男は韻を踏む達人でもあり、聴いていてめちゃくちゃ気持ちいいんですよね。

取り乱してしまいましたが、とにかく、Official髭男dismというバンドが大好きです。

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