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始めは0と1の2つ

こんにちは。

先週の回想録。

安定の朝のドタバタ具合。
月曜日の朝は週末の休日です体内時計が一旦リセットされがちな家族なので子どもは登校時にぐずぐず。まぁ、そんなもん!
夫との連携により家族全員ファインプレー!よくやった!

おかげで遅番出勤までは1人のんびり朝ごはん食べながら村上春樹。

ところで。
私の夫はシステムエンジニア(SE)なの。
結婚当初、全然話が通じなくて、物事は0か1だけの人だった。グレーな話は華麗にスルー。
意地悪とか冷たい、とか思ったけれど用件を伝わるように伝えてなかったのは私だった。

完璧な申し送りが無いと、頼み事は実施されない。妻のミスに気づかない夫、フォローやサポートを得ることが難しく、家庭内でタスクをチームで回すのが会社より厳しかった新婚時代。

ゲームとアニメが好き。仕事が好き。自分の時間のすべてはそれらに当てる時間。

他の事(面倒な事、無駄な事)は徹底してやらない。そんな夫。

子どもが好き、家族も大事。

マイペース夫の育児と家事への関わり方はこんな感じ

レベル0時代→気が向いたらやる(THE ワンオペ時代、頼り方、頼み方がわからない妻)
レベル1時代→頼まれてやりたかったらやる(不機嫌が嫌で頼みづらい、話し合いがわからない妻)
レベル2時代→事前に頼まれた事はやる(お手伝い、気持ちよい頼み方、根回しが下手くそな妻)

レベル3時代→頼まれていなくても過去にやったことをやりたくなったら自主的にやる、でもやりたくなくなると放置(でも確認せずに勝手にやるから喧嘩勃発、小さな事に感謝せずな細かいことを指摘しまくるブラック妻)
レベル4時代→家族に確認をしてから行動をする、でも事前調整、軌道修正、自己フォローがわからない(行き当りばったりに行動して夫は疲弊して家族に当たり散らす、すぐに家出する、持病で倒れる妻)
レベル5時代→確認、判断、決断、調整をぐるぐるやりだす(この辺りから課題の分離が始まる、話し合う土台が無いから月に1回デートを月課にする)
レベル6時代→頼んだことを断ったり、代替案を出したり、休息コントロールを習得!(お手伝い卒業!快挙!育児は仕事の役に立つの読書会に参加するなど、セミナーに夫婦で行き価値観の違いを共有する、相手の大事を伝え合うことが始まる、義務感強制感満載の月イチデートも夫からお誘いが出だす)
レベル7時代→育児家事に夫から家族にアイデアや企画が提案される(家族と言うチームで話し合う機会が少しずつ出現。定例では無いのと、頓挫しやすいから継続や振り返りが課題)→イマココ

もちろん今もレベルは行ったり来たりしているけれど、振れ幅も伸び代も見えるので私の心はずっと落ち着いてきている。

前置きが長い!!!!
そんな経緯があって今朝のこと!

『11月出張があるんだ、東京に』と夫が言う。
子どもが生まれてから出張はほとんど行っていない夫。

そして『成功報酬がない事はしない』『見通しが立たないチャレンジはしない』だった。
(突っ込みどころ満載だけれど、私もこの傾向は強かった)

が、レベル5辺りから、月課の夫婦デート(映画を見る、カフェに行く)に

私が興味を持った講座やセミナーに強制参加する

という半ば拉致レベルで、
家族外、会社外交流の場に夫を放り込んだ

始めは『なんでこんなところに俺が』な夫も

妻のよくわからない感情的な話よりも

理論や体系化されたロジカルな話は分かり易かったらしく

『無駄な事は一切しない!』から

『無駄な事ってなんだ?』になり

『無駄かどうかはやってみないとわからない』になり

『俺も自分からアレコレやってみたり、参加したい』と言い出し

『俺、行きたい勉強会があるから東京出張と合わせて泊まってくるかも』

と言われて私は小躍りした

わ〜〜!!!!

3年で人って変わるねぇ!!!!

飲み会も外食も滅多にしないで、連日研修で泊まってこればいいよレベルの出張も律儀に帰ってきてウチのご飯を食べる夫

私の方が泊まってきてください、って思う

ごはん、サボりたいじゃん!

結局今回は勉強会は人数が集まらないから東京ではなく地元開催の方に参加するとスケジュールチェンジして出張は日帰りで行くそう

そんな変更も予定も、当日じゃなくて前もって教えてもらえてとっっても楽だった(よくわからない状態ってモヤモヤする)

夫自身、私や家族以外の人と関わることで、会社という同業種のあるある思考や対処以外に目を向け始めたんだと思う。0か、1か、から0も1も組み合わせて、多様なバリエーションを予測したり、対応することが少しずつ苦じゃなくなったらしい。最近の夫は前にも増して伸びやかで楽しそうだ。

何より共通事項の場に夫婦で参加することで、感じ方や捉え方の差異が明確にわかった。

前提も経験も全く異なる。

なのに

結婚するぐらい好き合ってるんだから当然相手は自分のことを理解してるだろう!と

お互い、あぐらをかいてたな、うん

モヤっとイラっとしたら

伝わるように伝えていたっけ?とほんの少し立ち止まってみる

お互いパーフェクトヒューマンじゃないから

そもそもパーフェクトじゃなくて良いからさ

お互いを気遣って忖度して不要なコミュニケーションで疲弊するより

相手を決めつけず、互いに関心を持って自分のことを伝えていこう