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パカパカの靴底と洗濯物とコーヒー

こんにちは。

ここ最近、夫の通勤靴の底が外れかけてパカパカしている。
気になるけれど勝手に直してあげない。

今朝はのんびりしていたら長男の登校の付き添いに身支度が間に合わなかった。
そしたら夫が送っていった。

夫が付き添うと長男は甘えて夫と別れられず、グズグズしていた数ヶ月前から打って変わり、サッと登校していった。

夫は分担家事の洗濯物干しをどうするのかな?
私はやっぱり勝手に干してあげない。

結婚して10年目、これまでなんでも勝手に全部完了させて来た私。

そうして頼まなくてもなんでもやってくれる人と、頼まないで放置する人の関係図を作ってしまった。

3年かけて話し合う土台作りを始めて、自分のことは自分でやる。人のことは人に任せる。頼まれてからやる。を気をつけている。

そんな当たり前のことが私たち家族は苦手だ。自分のことを棚に上げて人のことに手を出し口を出し、相手を苛立たせて、自分も怒る。なんて意味のない負のスパイラル。
さよならばいばい。そんなものは1番にポイ!だ!

そんな経緯もあっての今朝。

夫は長男の付き添い登校から戻ってきて時計を見て、私を見た。

『洗濯物干したい人ー!?』とこの指とまれ的に聞いてくる。

洗濯物干さずに済むなら干したくないけどな。
気が乗らない問いかけは静かにスルー。
首を傾げてると言いかたを変えてきた。

『今日は洗濯物干すの代わってください。』

夫が自分の家事タスクを出来ないと手放して、私に頼むのは今までなかなか彼には難しいこと。私はそこまで聞いてようやく引き受ける。

『いいよ。じゃあ代わりに美味しいコーヒー一緒に飲もう!』

2人でまだ摂っていなかった朝食を摂る。

コーヒーを飲んで雑談をする。
数年前には全く出来なくなっていた夫婦の会話。

食事を済ませて玄関で、いってらっしゃい。と声をかける。

『洗濯物を干すのをやめたのに、コーヒーが飲める朝って良いと思わない?』と私が聞いた。

『最高だね!』と彼が言った。

さぁ今日も出来ることをやろう。やりたいことをやろう。

出来ないことは人に頼もう。断られたら、時間を置いたり、回数を重ねて、頼み直そう。

焦らず粘り強く。そして軽やかに。

願いは一度じゃ叶わない。
私の気持ちも状況も話さなくちゃ始まらない。
一度話したくらいで伝えられるテクなんて切り売りされてない。

何度も何度も。
伝え合う。確認し合う。間違いや失敗を一緒に笑い飛ばして、亀の速度の成長ぶりを讃え合う。

人に頼むのが苦手だった。
人見知りで場所見知りで。
そんな私たち夫婦には沢山の出会いがあって。

それただの実践不足だから

って笑われて。
少しずつ訓練を重ねているところ。

空回りしてたら『はい!深呼吸!』って声をかけて教えてね。