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心の窓

僕は本心で話すことはあまりない。
仮面に仮面を重ねて過ぎて、本心を探すのに大変になった。

本心くんの部屋には窓がある。本心くんから見ると僕らの世界はきれいに見えるのに、僕らからは見えない。
だから僕は心の窓と呼ぼう。
もう消してしまったが、こんな意味のツイートをしたことがある。

僕が窓を開けられたら、心の底から思い切り手を振ってほしい。僕が窓を開けられなかったら、扉を開けてほしい。

手を振るのは本心くんが外に出て一人にならないように支援してほしいという意味に当たる。扉を開けるのは、別の方法で外へ出れるサポートをしてほしいということになる。つまり、助けてほしいと言いたかった。

だから、仮面の僕らが何枚も重なってもっと出れないようになる。それは負のループになる。

一番苦しいのは、「助けて」といえないことだ。助けてと言ったら一蹴される。僕らの場合は、そういう理由だから助けを求めずに静かに沈んでいく。

僕は、本心としばらくゆっくり対話しながら生活していく。だから、僕は好きなものがわからない。僕も周りの人も、本心くんが外に出てくれるまで待っていてほしい。

もちろん、周りにそんな心が苦しい人がいたら手を差し伸べて。


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