俺と友人のいつもの喧嘩がお互いの会社を巻き込んだ壮大なバトルに発展していてクソ笑える件(完)

ようやく事態は収束したらしい。
というのは、問題の女社長がやっと少し冷静になったのか友人の説明を聞いてくれた、という報告を以って収束と見なしたものである。弊社ではすでに俺が軽くイジられる「またかよ笑」的な笑い話と化しており、俺としては友人の身の上を心配しながら万が一クビになった場合のアレコレを考え方々に根回しをはじめていたところだった。
この件ではずいぶん友人と喧嘩をした。
まあいつもの話なんだけど、今回のはさすがにリングが大きすぎて2人そろって晴れ晴れしい臨場感があった。数々の名言や思索もあった。

ところで、最近のババア禍で自分の会社員としての振る舞いを反省しはじめていた俺だった。
ところが、喉元過ぎれば即座に反省を忘れるのが俺のいいところでもあり、友人から収束らしき報告を受けひとしきり喜ぶと、さっそくこの出来事をツイートしたくてムズムズしてきた。

見ていたひともいると思う。
「基地外のババアから会社の代表番号に電凸された椿事がようやく収束したことをご報告申し上げます🎉」とかなんとか。
このツイートをするやいなや、また友人と喧嘩になる。即座にツイートを消した。
喧嘩ではじまり喧嘩に終わる。
礼にはじまり礼に終わる武道とは大違いだ。

とって付けたようなオチも思い浮かばないので、俺が友人にキレられた臨場感ある罵倒の数々を紹介して一連の椿事を〆たい。

結局、一貫性の問題だったのかもしれない。

(完)