最近はWebだけで個人認証できる時代じゃん?

SNS系のWeb屋だと思っていたガイアックスがいま相当イケてるという話をする。

まずはこのニュース。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29824470V20C18A4EE9000/
いままでのWeb経由の口座開設は本人確認書類のやりとりが避けられなかったんだけど、金融機関の口座開設をネットだけで完結させる仕組みが実は先月末にひっそりと解禁になったんだ。これはWebで“厳密な本人確認“ができるというということで、この仕組みを日本で唯一持っているのがガイアックスのグループ企業「トラストドッグ(https://trustdock.io/business/)」という会社。

おそらく技術的にはディープラーニングで太らせたAIで画像分析をする既存技術の延長なんだけど、この技術はいままで本人確認のときに確認書類のやりとりがボトルネックになっていたすべてのWebサービスに画期的なブレイクスルーとして迎えられると思う。
もちろんこの技術は広告の分野にも関係があって、たとえばこの技術を使うとサーバーに面倒な個人情報をためなくて済むから、いままで事務局業務で避けられなかった情報セキュリティコストの圧縮ができるし、いままで個人情報やWebで本人確認がネックになっていたプロモーションにも新しい可能性が生まれると見た。

もともと「トラストドッグ」はちょっと前にWebの話題を席巻した「CASH」という怪しいサービスの基幹技術を支えていた本人確認APIの名称だったんだけど、これは相当稼げると気がついたのか速攻で株式会社化されてガイアックスのグループ企業になった模様。
https://www.gaiax.co.jp/blog/press2017-12-07-3/

実際、市況でもこの状況は一部から注目されていて、イケてるどら焼き1コ発明した子会社が親会社よりもポテンシャルあるんじゃね?みたいな話になっている。

ガイアックスの子会社には他にもアディッシュ(http://www.adish.co.jp/)という会社があって、これは今流行りのシェアリングエコノミーの保険を支えていたりする。
https://www.adish.co.jp/news/20180508_corp

俺もクライアントにずっと提案してきたシェアリングエコノミーのビジネスは、アメリカで大成功しているみたい。やはりモノをシェアするときは保険がネックになっていたんだよね。「物のエアビーアンドビー」と話題、Fat Lamaのビジネスモデル
https://forbesjapan.com/articles/detail/20934

経営企画のことはよくわからないんだけど、こうした独占的な技術を持つ企業と排他的なアライアンスを結べれば、広告会社は大層なアドバンテージになるかもね。

CMのあと、さらに驚愕の展開が!!