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迷い続けるスキンケアに終止符を——本来の自分に立ち変えるためのD2Cブランド Oasis Laboratory 清水亜矢子の思い

こんにちは OASIS Laboratory note担当です。

2021年2月24日、私たちの開発する「Watery Bomb」が発売されます。

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インナードライ肌も、うるおい溢れる水光肌へ。
肌の貯水力を底上げする水分クリーム。

この製品は、多くの人の思いが重なって開発されてきました。その思いをお届けすることで、世界観も含めて丸ごと「OASIS Laboratory」を楽しんでいただけたらこれほど嬉しいことはありません。

今回、お届けするのは、プロダクトディレクターである清水の話です。

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清水亜矢子(しみずあやこ) OASIS Laboratory プロダクトディレクター
大学卒業後、アパレル業界を経て、株式会社feileBへ入社。ECの運営・店舗立ち上げ・プロジェクトマネジメント・クリエイティブディレクションと幅広く業務を担当している。幼少期よりアトピーを発症してから“肌荒れ“について人一倍悩みを持ってきた過去がある。4歳の子を持つお母さん。

元々は「何者でもない会社員」。やれることは、なんでもやる。

——まずは、OASIS Laboratoryに関わる前のお話から伺っていきたいと思います。

大学を卒業してからはアパレル業界に入り、営業職だったり、店舗マネジメントだったりを行っていました。その後、フリーランスの期間を1年ほど挟み、創業して間もないfeileBに知人の紹介で入社。在籍して7年程度になります。

——feileBではどんなお仕事を?

入社直後はEC運営の担当者として、仕入れ・販売・カスタマーサポートなど、お店に関わるあらゆる業務を担当してきました。かつて存在した飲食事業では店舗立ち上げから携わったこともあります。いわゆる、何でも屋さんですね。

——マルチに活躍されていたんですね。

というか……ひたすら目の前のことをがむしゃらにこなす日々を過ごしていた、という感じですね。入社当時は会社も、私も、何者でも無くて。これといって何もできることないし、人も足りないから何でもやらないといけない。そんな状態でした。

産休・育休明けは子育てに必死でしたし、1年半ぶりに復帰したらいつの間にか会社も大きくなってましたし……もはや自分自身どうありたいというのは考える余裕も無くて、とにかくやれることやらなきゃ、という思いが強かったです。

——そこから、どのようにOASIS Laboratoryに参画することに?

OASIS Laboratoryは、feileBで立ち上がったばかりのD2C事業部において、最初のプロジェクトにあたります。参画のきっかけは「女性がメインターゲットのコスメブランドを立ち上げるのに、女性がメンバーにいないのはおかしい」という話からでした。でも、最初は「とりあえず参加」というくらいの温度感でした。

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▲ブランドのメインモチーフである「トラ」は"戦う女性"を意味しており、女性たちをエンパワーできるようにという想いが込められている

——今ほどの深い関わり方ではなかった?

はい。そんな風に始まって、共同開発を行う株式会社SUPER STUDIOさんから「JAIELITE」の成分的訴求を最初に聞いたとき、個人的にすごく興味があったんです。私自身、過去にアトピーを発症したり、そもそも敏感肌でトラブルをすごく起こしやすかったりというのもあって、これが製品化されたら自分が欲しい、だから、絶対成功して欲しいなあっていう(笑)

——当初は少し他人事のような感覚だったんですね。そこから今のように深く関わるに至ったのはなんでしょう。

最初はそうだったんですが、成分開発を行うOSANG社や、ブランドプロデュースを担当するarcaの辻さん、多くの開発メンバーが色んなこだわりをもって議論を交わす中で、「神が細部に宿っていく」姿を見て、私も気持ちが高まっていって。

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▲リファインを繰り返して完成したロゴタイプ

コスメとしての機能・完成度は当然のこと、香りも、クリエイティブも、日々改良されていくんです。そうやってメンバーが強いこだわりをもって一つのものができあがっていく姿をみて、私自身も刺激を受けて、いつしか自分自身ものめり込んで「これを絶対成功させたい」と思えるようになってきたんです。

自分の肌質を分かってない人って、たくさんいる

——どのように開発は進んでいったんですか?

より深く、この製品の存在意義を理解したくて「誰の、どんな課題を解決するんだろう」って考えてたんです。そこで、色んな人に話を聞きました。「あなたの肌悩みはなんですか?」って。

そしたら意外な結果になったというか。周りの人に聞いたら、ほぼ誰もわかってなかったんです。「いやあ、特に……たまに荒れたりするけど、悩みかぁ……」っていう。一方、分かってる人は「すごく敏感肌」「すごく乾燥肌」という人。ちゃんと課題があって、どうにかする必要があって、その方法も、ある程度は理解しているようでした。

——別にわからない、特に悩んでない、が大半だったんですね。

そうなんです。でも、一つ疑問があって。「女性って、なんであんなに肌に色々使うんだろう」っていう。何か目的に向かって行動しているのではないかと。

それで、どのような心理が働くのかと考えた結果、2つの理由にいきついたんです。それは「そもそも、その行為自体が楽しいから」と「理想像はないけど、今よりはよくありたい」ということでした。

「インナードライ」という、現代の複雑な肌悩み

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——そこからどのように今のプロダクトに落とし込まれていくのでしょう

そうやって色んな人の話を聞く中で「私、インナードライで」って言う人がいたんです。開発メンバーの松本さんです。

彼女はスキンケアへの関心が非常に高くて、自分の肌質がどうであるかを理解していました。私はインナードライっていう肌質は知らなくて。

——インナードライとは?

実質的に肌の奥深くまでが乾燥肌なんですけど、肌表面はそれがこれ以上ひどくならないようにして皮脂を分泌するんです。結果、乾燥しているのに見た目は脂性肌になるんです。皮脂量のケアなど、一般的な脂性肌の改善アクションをやっても本質的改善に至りません。なかなか複雑な肌質です。

——なるほど。

インナードライへの理解を深めていくと、インナードライの人たちって一番迷走の余地があるなあと思ったんです。乾燥をケアしないといけないのに、自分は「脂性肌」だと思ってるわけですから。

インナードライ自体は日本人女性の7割程度がそうであるとも言われていますが、その割に日本国内ではインナードライの人が使いたいと思えるスキンケア製品って今のところそんなに無くて。

インナードライと自覚のある人は、自分で知識を付けて、その知識をもとにやっていく必要があるという課題があります。それって情報の関連付けに失敗するとその後しばらく迷走するんですよね。知識はあっても、どう動くかはその人次第になってしまう。

そういう迷走っていうのは、好ましくないなぁって思って。そこをどうにか解決できないかなという思いはありました。

学生時代の「肌トラブルと迷走経験」のフラッシュバック

——迷走というのがキーワードになった?

肌トラブルに関する迷走は、私自身も経験がありました。

学生時代にアトピーのようなひどい肌トラブルになって。何やっても治らないんです。スキンケアもめちゃくちゃ色々試したし、脱ステロイドとか、すごく高い漢方とか、食事改善とか、色々やりました。でも、全然「これがよかった」って言うのが無くって。まさに迷走でした。

それも、知識も自分なりに付けて、解決策も自分なりに模索して、っていう感じで…….正直、素人知識なのでおかしな感じはしてたんですけど「少なくとも今よりよくなるだろう」という思いで迷走は止まらず。結局何が原因かもよくわからず治まっていったのですが。

——インナードライの課題に近い物を感じていた。

はい。そういった過去の経験と一致したこともあり「自分の課題を理解していなくて、知識も自分で付けて、解決策もなんとか自分で用意しなきゃいけない」と迷走している人が「真の課題を捉えて解決できる」ような製品にしたいと思いました。

「肌荒れはするけど、そういうものでしょう」っていう感覚を変えたい

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——インナードライの人に、自分がインナードライだと知って、気づいてもらう必要がありますよね。

まさに、自分の肌の課題を明確に捉えるということも含めて、OASIS Laboratoryでは取り組んでいきたいですね。

インナードライの人って「肌荒れはするけど、人間ってそういうもんじゃない?」みたいな感覚の人が多いんです。その感覚って変えたいなあと思って。本来の機能を取り戻せるって思えるようになったらすごくいいなって。可能性をまだ持っているんですよね。

インナードライは肌の現代病という位置づけにあって、根本的な改善としては食事とか、生活習慣から変えていく物です。でも、スキンケアが適当でいいわけではない。体質改善しながらも、乾燥している以上は外から水分を与えてあげる必要は当然あります。

——確かに。

そして「どうせ使うなら、今の自分に本当にぴったりあうもの」でありたいというのが本音だと思うんですよね。でも、ぴったりくるものが今のところ存在しない。だから迷走する……そんな課題は解決したくて。

OASIS Laboratoryはそれにぴったりあう唯一の物になれると信じています。だから、自分自身、すごく意味のあるものを作っているなと感じていますし、広まっていくことで多くの人の課題が解決されていってくれたらすごく嬉しいなと思います。

迷走に終止符を打ちながらも「楽しみ」としてのスキンケアを邪魔しない存在

——先ほど「スキンケアそのものが楽しみでもある」という考えもありましたが、コンセプトの「終止符」とは相反する考え方ではないですか?

この製品を開発していくにあたり、「スキンケアって、楽しい行為なんだな」と感じるようになりました。#今日のご自愛、というムーブメントがSNSで起こったりもしましたが、丁寧なスキンケアとは課題解決の側面ばかりではなく、生活を豊かにする行いでもあると。

そういう楽しい行為に終止符を打つ、というわけではないんです。あくまで迷走に終止符を打って欲しい。間違った道を延々回っていては、自分を豊かにしているという感覚は持てません。

OASIS Laboratoryも、使っている時に幸せな気持ちになってほしいからこそ、クリエイティブにおける世界観から、クリームの香りまでこだわりました。「可愛いパッケージ、癒やしを感じる幸せな香り、使用感も最高のクリームだから使うこと自体が幸せ」から入ってもらって、そこからいつのまにかOASIS Laboratoryが日々のスキンケアのレギュラー入りして、正しく保湿もできて、肌質の理解も深まっていって、迷走が終わっていくっていう世界観を目指しています。

——「あれこれ使わずにこれ一本にしろ」という意味では無い?

全く無くて、むしろ逆です。「スキンケアやコスメを楽しみたい」人のことを考えて作った製品でもあるんです。スキンケアの中で「この上に何かをのせていく」ということを邪魔しないように、かなりこだわって肌なじみのよいテクスチャに仕上げました。

肌の潤いはOASIS Laboratoryに任せてもらって、さらに美容液だったり日焼け止めだったり、化粧品だったりをのせていくことも楽しんでいただくことをストーリーとして考えています。「いいんだけど使いづらい」では、日常的に使ってもらえませんしね。

迷走に終止符を打って、ありたい自分に向かって欲しい

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——これから、製品を手に取ってくれる人に伝えたいことはありますか?

人生の話ですが……私のこれまでも「あれもこれもやる」な人生で、今だから言えますが正直迷走気味でした。ただ、社会人って、そういうことの連続で「そういうもの」だと思ってがむしゃらでした。でも、この製品開発を通して「あらゆる専門領域のプロフェッショナルと、真の物作りをする」という、ものづくりの本来の思いに立ち返ってからは、もっと物作りに向き合いたい、と思えるようになりました。元々持っていたデザインへの気持ちもまた再燃してきています。

OASIS Laboratoryを使って、自分の肌質を正しく理解し、本来の肌コンディションを取り戻すというのも、同じことかな、と思います。肌ってこういうもんなんだろう、と諦めて、迷走しつづけている人がそういう人が本来の自分に立ち返り、次は自分らしい次の一歩を歩み出せる、そんな存在であれたら嬉しいですね。

——ありがとうございました!

★OASIS Laboratory 公式ウェブサイトでは、製品の特徴的な成分や、オススメの使い方を知ることができます。ぜひ一度、ご覧ください!





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