2024.01.01 とある雑記

元旦から感傷的になったので書き記しておこうと思う。雑文だがご容赦いただきたい。

独立リーグ沼に入って5年。
思えば色んなことがあった。

2019、新卒一人暮らしの解放感からか右も左も分からない独立リーグに入った男は沼につかり、
シーズン終わるころには新卒で入った会社をやめて応援団に入った。
地元に帰ってフリーター生活の2020、パンデミックの中シーズン7勝。
2021、念願の地区優勝。友人たちとの死闘、古豪の高い壁を経験し、新たなるリーグへ。
正社員になった2022、荒波の中新リーグ船出。終盤になって解禁された声出し応援。一筋の光が見えた気がした。
2023、応援するチームがいない闇の中の流浪人生活。


応援団は根は真面目だが変な人がたくさんいた。

相手チームのマスコットに怪文書を送り
ラッキーセブンにチャンバラをはじめ
ウェルカムドリンクと評して地元の炭酸飲料をガバガバ飲み
噴霧器を持ってきて人にミストを吹きかけ
球場でスイカをたたき割り
球場で出前を取り
あるときは踊り、あるときは息を切らしながら動き、あるときはラッパを吹いて、またあるときは声を枯らした。
自分はヘラヘラ笑っていただけだったかもしれないが。


闇の中の流浪人生活も悪くはなかった。ドラマにしては出来すぎたとも思える、2023の武蔵を追うことができたから。
松本の死闘も現地で見させてもらった。松山での決戦も現地で見させてもらった。

松山で再会した某氏からとあることを告げられた。「覚悟はできている」と。
そんな中でのチャンピオンシップ決勝、「この試合が自分にとって独立リーグファンとしてのエンディングでいいのではないか」とまで感じた光景を見た。

武蔵の応援団の皆さんの前で話す機会があった。
定型文のように『また対岸で応援したい』という言葉が口から出た。
そのとき、あの変な人たちと応援している光景がフラッシュバックした。
そのとき思った。「この言葉はおそらく実現しない、この光景はおそらく今後見ることができない」と。涙が止まらなかった。


現地から離れて他を見てみようか、地元にできたチームを応援しようか、色々と腹を決めかねている。
どんな決断をするか自分でも分からないが、今は1つ、妄想のような希望を持ち続けたいと思っている。

昨日ラッパを吹いた。
今でも1‐2週間に一回はラッパを触っている。
今でもその日の吹き始めは2022の全選手応援歌→マルチ→チャンステーマを吹く。

いつか、守山、彦根、湖東、甲賀、どこでもいい。その一塁側で

真面目にバカできる人たちとヘラヘラ笑っていることを信じて


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